
活動再開の詳細と本人コメント
広末さんは2026年4月から活動を再開する。コメントでは「この度、4月より活動を再開させていただくことになりました。人生における大切な時間とチャンスをいただきました」と感謝を述べ、自身の病気の特性を自覚した上で慎重に進める姿勢を示した。
直筆署名を添えたメッセージでは「弱さや特性をしっかりと認識しながら、私にできるお仕事を一つ一つ丁寧に積み重ねていきたい」と記し、医師の指導を受けながら心身のケアを優先する考えを強調した。また、ファンや関係者への感謝と、過去の騒動で迷惑をかけたことへの改めての謝罪を表明している。
復帰後の具体的な仕事内容はまだ明らかにされていないが、ファンクラブ「NEW FIELD」を活用した交流や小規模な音楽活動、朗読劇などから段階的に始まる可能性が高いとみられる。2024年に個人事務所「R.H」を設立して以降、音楽活動を中心に徐々に活動を広げていた経緯もあり、まずはファンとのつながりを大切にしたペースでの再スタートが予想される。
2025年の傷害事件と療養期間
事件は2025年4月7日、静岡県掛川市の新東名高速道路で発生した。広末さんが運転する乗用車が大型トレーラーに追突する事故を起こし、搬送先の病院で看護師の女性に対して暴行を加えたとして傷害容疑で現行犯逮捕された。看護師側とは示談が成立し、勾留から9日後に釈放された。
その後、都内の病院に入院し、双極性感情障害および甲状腺機能亢進症と診断されたことを5月に公表。事務所は「当面の間、すべての芸能活動を休止し、心身の回復に専念する」と発表した。12月には過失運転致傷の罪で略式起訴され、罰金70万円の処分を受けた。
一方、傷害容疑については不起訴処分となった。事件後、広末さんは自宅療養を続け、12月時点で事務所は「活動再開は未定」「拙速な判断を避ける」と説明していた。約1年の療養を経ての今回の発表となった。
過去の不倫騒動と事務所独立
広末さんのこれまでの経歴は華やかだった。1995年にデビューし、歌手として「MajiでKoiする5秒前」などのヒット曲を飛ばし、女優としても数々のドラマや映画で活躍した。
しかし、私生活では複数のトラブルが報じられてきた。特に2023年6月、料理人の鳥羽周作氏とのダブル不倫が週刊誌で報じられた。広末さんは当初否定したものの、後に事実を認め謝罪。当時の夫であるキャンドルアーティストのキャンドル・ジュン氏と離婚し、子供の親権を得た。不倫騒動により所属事務所から無期限謹慎処分を受け、CM降板や映画撮影延期などの影響が出た。
2024年2月、長年所属していた事務所を退社し、個人事務所「R.H」を設立して独立。ファンクラブ「NEW FIELD」を開設し、2024年12月には約25年ぶりのソロライブを開催するなど、音楽活動を中心に徐々に復帰の道を歩み始めていた。事件直前には映画撮影にも参加していた。
ネット上の厳しい声と世間の反応
活動再開の発表に対し、ネット上では応援の声がある一方で厳しい意見も目立つ。特に2025年の事故・傷害事件の記憶が新しいため、「たった1年の療養で復帰は早すぎる」「被害者への配慮が足りない」といった指摘が相次いでいる。
X(旧Twitter)などでは「事故で看護師さんにけがをさせたのに、謝罪だけで済むのか」「双極性感情障害を理由にしているように見える」「不倫騒動のイメージも重なって信頼しにくい」などの声が上がっている。一部では「前科がつく処分を受けたのに地上波復帰は難しいのではないか」との懸念も示されている。不倫騒動の余波も根強く、「家庭を壊した側がなぜ復帰できるのか」「子供たちのことを考えてもっと時間を置くべき」といった批判が繰り返し出ている。発表日が4月1日だったため「エイプリルフールか」とのジョーク混じりの反応も見られたが、全体として世間の温度感はまだ厳しめだ。
一方で「体調を第一にゆっくり頑張ってほしい」「病気への理解を深めたい」といった擁護の声もあり、賛否が分かれている状況だ。
今後の展望と課題
広末さんの復帰は、病気の特性を自覚した慎重なペースが鍵となる。過去の事例のように、ファンクラブや音楽活動から始め、徐々に女優業に戻る道筋が考えられるが、事件と不倫のイメージが残る中、スポンサーや地上波復帰のハードルは高いとみられる。
本人コメントでは「一つ一つ丁寧に積み重ねていきたい」との言葉通り、小規模な仕事から信頼を回復していく姿勢がうかがえる。事務所も心身の状態を最優先にするとしている。
芸能界では精神疾患を公表して復帰した事例が増えているが、世間の許容度は個別の事件性や本人のこれまでの行動によって大きく異なる。広末さんの場合、被害者への誠実な対応と継続的な治療が今後の活動継続に不可欠だ。ファンクラブを通じた交流が復帰の第一歩となり、将来的に音楽や舞台、映画などで再び活躍できるかが注目される。体調を崩さないよう、無理のない再スタートを望む声も多い。



