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SKY-HI(日高光啓)、未成年女性アイドルを深夜に自宅へ NEWSポストセブン報道で波紋

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SKY-HI
SKY-HI 公式インスタグラムより

夜更けの港区。高層ビルの灯りを背に、細い路地へと消えていく一人の少女がいた。向かった先は、音楽業界で「敏腕プロデューサー」と称される男の自宅。

「BE:FIRST」や「HANA」を世に送り出したBMSG代表、SKY-HIこと日高光啓氏(39)が、未成年の女性アイドル(17)を深夜に自宅へ招いていたとNEWSポストセブンが報じた。本人は取材に「軽率で誤解を招く行動だった」と認め、反省の意を示している。

 

 

深夜の港区、少女が向かった先

その日は空気が冷え込み、街の喧騒も次第に遠のく時間帯だったという。駅から10分以上歩き、少女は迷うことなく高級マンションのエントランスへ入っていった。
NEWSポストセブンによれば、少女Aさんは当時17歳。芸能活動を行う現役高校生だった。

周囲の知人は、こう証言する。
「『日高さんに呼んでもらった』とうれしそうに話していた。尊敬している様子で、どこか恋心のような感情も感じられた」

Aさんが日高氏と接点を持ったのは2023年夏ごろ。SNSのダイレクトメッセージがきっかけだったという。

 

LINEに残る「来宅を促す言葉」

編集部が入手したLINEのやり取りには、23時を過ぎてから自宅への来訪を促すメッセージが複数残されていた。
「この時間に歩いてくるの気をつけてね」
「誘拐されちゃう」

気遣う言葉の一方で、深夜の来宅そのものを止める様子は見られない。Aさんはその都度、夜の街を一人で歩き、日高氏の自宅を訪れていたとされる。

泊まることはなく、いずれも夜のうちに帰宅していたというが、終電後の移動やタクシーでの帰宅も確認されている。

 

「条例違反の可能性」専門家の指摘

問題はどこにあるのか。
元テレビ朝日法務部の西脇亨輔弁護士は、NEWSポストセブンの取材にこう説明する。

「保護者の同意や正当な理由なく、18歳未満の青少年を23時以降に連れ出したり留めたりする行為は、東京都の青少年健全育成条例に抵触する可能性があります」

同条例では、子どもを深夜に外出させない努力義務が保護者にも課されている。

 

母は「心配していた」、父は「了承していた」

Aさんの母親は取材に対し、「最初は知らなかった」「深夜の外出が増えて本当に心配していた」と語った。一方で父親は、「送迎したこともある」「事前に話は聞いていた」と説明し、後日、Aさん本人のコメントを代理で提出している。

Aさんはコメントの中で、面会の目的は音楽活動や将来の相談であり、両親も把握していたとした。

保護者間でも認識に差があったことが浮かび上がる。

 

日高氏「未成年と夜中に会うべきではなかった」

日高氏は文書で取材に応じ、「自宅兼スタジオで会ったことは事実」と認めたうえで、次のように述べている。

「未成年の方とお会いするには非常識な時間帯であり、配慮を大きく欠いていた。立場をわきまえないコミュニケーションだったと反省しています」

自身が代表を務めるBMSGへの所属については、「ポテンシャルは感じていたが、最終的に迎え入れない判断をした」と説明した。

 

問われる「業界の責任」

日高氏は、多くの未成年アーティストを預かる立場にある。
夢を追う若者と、それを導く大人。その距離感をどう保つのか。

今回の報道は、個人の問題にとどまらず、芸能界全体に透明性とルール作りを突きつけている。

 

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ライター:

広告代理店在職中に、経営者や移住者など多様なバックグラウンドを持つ人々を取材。「人の魅力が地域の魅力につながる」ことを実感する。現在、人の“生き様“を言葉で綴るインタビューライターとして活動中。

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