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14歳少女バラバラ遺体、d4vd名義テスラから発見 “動く車・破壊ドラレコ・カードキー”消えない6つの謎

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d4vd
DALLーEで作成

ロサンゼルスの高級住宅街で、一台のテスラから放たれた異臭が衝撃の真実を浮かび上がらせた。車のフロントトランクに詰められていたのは、切断された14歳少女の遺体。その車は米人気シンガー d4vd の名義で登録されていた。

本人はツアーで州外にいたが、車は“誰か”によって動かされ、ドラレコは破壊され、カードキーは側溝で見つかったとされる。さらに同じ車両置き場では翌日、別の遺体が発見され逮捕者が出る異常事態。

少女とアーティストをめぐる不可解な点が連鎖し、事件は今も深い闇の中に沈んだままだ。

 

 

高級住宅街を覆った異臭と衝撃の発見

ロサンゼルス・ハリウッドヒルズ。高級住宅が連なる静かな通りで、夏の終わりを思わせる乾いた風が吹く中、レッカー移動された一台のテスラに異様な視線が集まった。車両置き場に移されたその車から、作業員が「強烈な悪臭とハエの群れ」に気づき通報したことがすべての始まりだった。

フロントトランクを開けた警察が目にしたのは、袋に詰められた切断遺体。身元の特定には時間を要したが、それは14歳の少女、セレステ・リヴァス・エルナンデスだった。発見の翌日は彼女の15歳の誕生日。誰にも知られずに迎えるはずだった節目は、残酷な形で終わりを告げた。

 

遺体が見つかったのは“人気シンガーの名義車両”という衝撃

遺体が発見されたテスラは、人気急上昇中のシンガー d4vd(デイヴィッド・アンソニー・バーク)の名義で登録されていた。SNS発のヒット曲で注目され、ファッションブランドのモデルにも起用されていた彼の名前が事件に絡んだことで、報道は一気に加熱した。

だが事件発覚時、d4vd本人は全米ツアーで州外に滞在していた。遺体発見翌日のライブの映像も残っており、本人が現場にいなかったことは事実として確認されている。

一方、母親の「娘にはデイヴィッドというボーイフレンドがいた」という証言や、SNSに流れる2人の親密な写真らしき投稿が、世間の疑念をさらに煽った。

 

テスラが示した“説明不能な動き”と、阻まれたデジタル証拠

捜査が進むにつれ、このテスラにはいくつもの不可解な点があることが明らかになっていった。

テスラは本来、位置情報・ドアやトランクの開閉時間・走行履歴などを詳細に記録し、外部カメラと内部カメラで常時監視できる車両だ。しかし、事件車両ではその機能の多くが“オフ”になっており、データの多くが確認できなかった。

警察が把握したのは、車が最後に動いたのは7月28日で、その際にトランクが開けられていたという事実だけだった。しかし、その運転者が誰であったかはわからないまま。さらにSNSでは「側溝でテスラのカードキーが見つかった」という情報が拡散し、疑問がさらに膨らんだ。

テスラユーザーの間では、普段カードキーを使う者は少ないとされ、誰かが意図的にアプリを使わずカードキーのみで車を操作した可能性が指摘されている。

 

d4vd不在の間に“車は動いていた”という謎 周囲の人間関係が浮上

近隣住民の証言によれば、d4vdがツアーで不在の間にも、このテスラは微妙に位置を変えていたという。さらに報道によれば、マネージャーの家の周辺でも複数回目撃されていた。

d4vdのハリウッドヒルズの家は、パーティハウスとして知られ、多くの人が自由に出入りしていたという情報もある。本人不在の中、友人やスタッフがスペアキーを使って車を操作していた可能性も浮上し、事件の輪郭はますます不透明になった。

こうした状況は「誰が車を運転していたのか」「遺体はいつ、誰がトランクに入れたのか」という核心部分をさらに見えにくくしている。

靴を洗う謎の映像 隠蔽工作を疑わせる“影”の存在

事件が広がる中で、SNSで拡散された一つの映像が大きな波紋を呼んだ。床に防水シートを敷き、2足のスニーカーを洗っている人物が映った動画である。その人物の特定はできていないが、洗剤をつけて念入りに洗う様子が「事件後の隠蔽ではないか」という推測を引き起こした。

映像の真偽は確認されていないものの、視聴者に強い不安を与えたことは間違いない。少女の遺体発見後にこうした不可解な動きが重なったことで、世論はより疑念に傾くこととなった。

 

同じ車両置き場で翌日も遺体

事件はさらに混迷を深める。遺体発見の翌日、同じ車両置き場で別の遺体が発見され、サンドラという女性が逮捕された。こちらは車のトランク内で遺体が焼損されていたとされ、車両置き場が一時騒然となった。

この奇妙すぎる連続性から、「管理体制の問題」「組織的犯罪の可能性」などさまざまな憶測が飛び交ったが、現時点でセレステの事件との関連性は確認されていない。それでも、同じ場所で二日連続の遺体発見

という事実が、事件全体に不気味な影を落とした。

 

資産家は逮捕されにくい、という不信

海外では、d4vdに対する見方が大きく分かれている。

事件後、彼は表舞台から姿を消し、SNS更新も停止。ファッションブランドは彼を起用したキャンペーンを次々と停止したことで、「逃げている」との声も出た。一方で、彼はセレブ弁護士ブレア・バークと契約し、法的助言を受けていることが判明。「口を閉じていなさい」という助言が最初に与えられたと推測されている。

その一方で、「資産家や有名人は逮捕されにくい」との批判も根強い。しかし、反対に「友人や周囲にいた人物が関わっている可能性のほうが高い」という擁護もあり、議論は真っ二つに割れたままだ。

 

未解決のまま深まる闇 残された六つの謎

事件から時間が経った現在も、核心部分は明らかになっていない。
誰が車を動かしたのか。なぜドラレコは破壊されていたのか。カードキーはなぜ側溝に落ちていたのか。靴洗浄動画の人物は誰なのか。セレステはどこで命を落としたのか。そして、遺体を切断し、トランクへ入れたのは誰なのか。

死因さえ特定できていないため、捜査は死亡事件のまま立ち止まり、世界中に深い闇を残している。

14歳の少女の命が奪われた事実だけが、冷たい現実として重く沈んだままだ。

 

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ライター:

広告代理店在職中に、経営者や移住者など多様なバックグラウンドを持つ人々を取材。「人の魅力が地域の魅力につながる」ことを実感する。現在、人の“生き様“を言葉で綴るインタビューライターとして活動中。

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