「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」今森茉耶（19歳）降板と契約解除未成年飲酒、不倫・二股報道が招いた転落劇

テレビ朝日のスーパー戦隊シリーズ「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」で史上初の女性ブラック戦士を演じていた女優・今森茉耶（19歳）が8日、未成年飲酒を理由に番組を降板し、所属事務所から契約解除された。
9月には共演者との不倫やプロサッカー選手との二股交際疑惑も報じられており、さらにシリーズ自体も来年初頭で放送終了することが判明。戦隊ブランドはかつてない混乱の渦中にある。

戦隊ヒロインが直面した“未成年飲酒”の代償

テレビ朝日系「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」の公式サイトは8日、「出演者の今森茉耶さんに20歳未満での飲酒行為があったため、今後の出演を見送る」と発表した。
制作元の東映も「コンプライアンス上、看過できない」と声明を出し、テレビ朝日は「事態の重大さを鑑み、降板の申し入れに同意した」と説明。番組と事務所の双方が、早期の鎮静化を図るための“緊急対応”を取った形だ。

今森が所属していた芸能事務所・Sejuも同日、公式サイトで契約解除を発表。
「未成年での飲酒行為が確認されました。当該行為は重大な契約違反にあたるため、協議の結果、本日付でマネジメント契約を解除しました」とした上で、「日頃より応援してくださる皆様に深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

制作・放送・所属の三者がそろって「違反行為」と断じる異例の展開。子ども向け番組の主役級が関わる事件として、影響は計り知れない。

“ミスマガジン2023グランプリ”のシンデレラロード

今森は2006年3月26日生まれ、宮崎県出身の19歳。TikTokをきっかけに注目を集め、2023年に「ミスマガジン2023」グランプリを受賞。翌年には週刊プレイボーイでグラビアデビューを飾り、「次世代ヒロイン」として期待を背負っていた。

そして2025年2月から放送が始まった「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」で、一河角乃／ゴジュウユニコーン役に抜擢。
シリーズ史上初となる“女性ブラック戦士”として大きな話題を呼んだ。
戦隊シリーズにおいて「ブラック」はチームを支える実力者の象徴とされる役柄であり、若手女優がこのポジションに就くのは異例中の異例だった。

視聴者の間でも「演技が自然」「存在感がある」と好評を集めていたが、その上昇気流は長く続かなかった。

不倫・二股報道が落とした影

今年9月、一部週刊誌が「今森茉耶、共演者との不倫とサッカー選手との二股交際」と題して報道。
記事によると、相手の一人は同作品のスーツアクター・浅井宏輔氏（41歳）で、既婚者だった。
「番組開始直後から親密な関係に発展した」との証言も掲載され、妻側が事務所に相談したとも報じられた。

一方で、もう一人の交際相手とされたのはプロサッカー選手の道脇豊（19歳）。
SNS上で互いに似たタイミングの“匂わせ投稿”をしていたことが発端となり、ファンの間で二股交際疑惑が広がった。

所属事務所は当時、「事実関係を確認中」とコメントするにとどめたが、番組関係者によると「制作側はすでに動揺しており、今森本人に注意が入っていた」という。
結果として、飲酒発覚による降板・契約解除は、こうした一連の不祥事が“伏線”となっていた可能性が高い。

番組終了という“連鎖的終幕”

事態は今森の降板だけでは終わらなかった。関係者によると、「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」自体も来年2月をもって放送終了となる予定が決まったという。
本来、シリーズは3月末までの1年スパンで放送されるのが通例だが、関係者の話では「スケジュールとスポンサー対応の関係で繰り上げ終了が決定した」とされる。

現場関係者のひとりは「撮り直しや編集の手間が膨大になり、制作体制が限界に達していた」と証言。
ヒーロー番組としては異例の短縮終了であり、今回の不祥事が番組全体の進行に深刻な影響を及ぼした形だ。
SNSでも「ヒーロー番組として子どもたちに説明できない」「大人の責任が問われる」といった批判が相次いでいる。

インスタグラムでの謝罪――沈黙を破った言葉

降板発表と同じ8日、今森は自身のインスタグラムを更新。真っ白な画像とともに、長文の謝罪文を投稿した。
「このたびは、私の軽率な行動により、多くの方々にご迷惑とご心配をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます」と始まり、
「未成年でありながら飲酒をしてしまったことは、社会人として、また一人の人間として非常に恥ずべき行為であり、どのような理由であっても許されるものではありません」と続けた。

さらに、「自分の行動の重大さを痛感し、深く反省しております。これまで支えてくださったファンの皆様、関係者の皆様、そして出演作品や共演者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを、改めてお詫び申し上げます」と謝罪。
「未熟であった自分自身を見つめ直し、信頼を裏切ってしまったことを重く受け止め、二度とこのようなことを起こさぬよう、誠実に生き方を見つめ直してまいります」と結んだ。
SNSでは、批判だけでなく「反省して戻ってきてほしい」といったエールも寄せられている。