
女優・米倉涼子(50)に、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部(通称・マトリ)が麻薬取締法違反容疑で本格的な捜査を進めていることが分かった。
「週刊文春」によると、8月20日に東京都内の自宅マンションが家宅捜索を受けたという。その後、米倉は公の場から完全に姿を消し、9月以降に予定されていた複数のイベントを連続で辞退。10月6日に行われた「クラリーノ美脚大賞2025」授賞式も欠席した。
“失敗しない女”として圧倒的な人気を誇ってきた米倉に、一体何が起きているのか。
マトリが「愛の巣」に踏み込む 本格捜査の背景
「週刊文春」の取材によれば、マトリが米倉を内偵し始めたのは今年6月上旬。複数の情報を精査し、約2か月にわたる行動確認を経て、8月20日に都内の自宅マンションを家宅捜索したという。
このマンションは、米倉が交際中のアルゼンチン人ダンサー・X氏と半同棲生活を送っている“愛の巣”として知られている。捜索時に押収された物品の一部から「違法成分が検出される可能性が高い」との情報もある。
家宅捜索の2日後、米倉はヨーロッパへ渡航。ロンドンなどで約2週間を過ごしたのち、9月6日に帰国した。その際、空港で文春取材班の直撃を受けたが、本人は終始無言を貫いたと報じられている。
捜査関係者の一人は「有名芸能人が捜査対象になる場合、相応の証拠線が立っている」と指摘。芸能界におけるマトリの動きが公になるのは極めて異例だという。
帰国後も公の場に姿見せず イベント辞退が続く異常事態
帰国後、米倉は9月17日に予定されていた「BARNEYS NEW YORK 銀座本店リニューアル記念フォトコール」への出演を直前に辞退した。
さらに9月下旬の別イベントもキャンセルされ、業界内外で「体調不良では」「精神的に不安定なのでは」との声が上がり始めた。
所属事務所は当初、スケジュール変更を「体調の都合によるもの」と説明していたが、具体的な診断内容や症状については一切公表していない。
ファンの間では「ここまで長く姿を見せないのは異常」「何か隠しているのでは」と不安と疑念が交錯している。
関係者は次のように語る。
「9月初旬には“そろそろ仕事に復帰する”という話も出ていたんです。しかし、文春の直撃取材以降、すべての予定が白紙に。本人と連絡を取れない関係者も多く、事務所内も緊張感に包まれています」
「クラリーノ美脚大賞」も欠席 3連続辞退の衝撃
そして10月6日、都内で開かれた「第21回クラリーノ美脚大賞2025」授賞式にも、米倉の姿はなかった。
主催者は「体調不良のため欠席」とコメント。これで9月からの主要イベント3連続辞退が確定した。
過去には同賞で審査員を務めた経験もある米倉が、この記念回を欠席したことは、ファッション業界にも衝撃を与えている。
現場関係者によると「ギリギリまで出演可否を調整していたが、当日朝に正式に辞退が決まった」とのこと。
SNS上では「まさか米倉さんが」「報道が本当ならショック」「“ドクターX”のイメージが崩れる」といった投稿が相次ぎ、「#米倉涼子」「#マトリ」「#文春砲」など関連ワードがトレンド入りする事態となった。
所属事務所は沈黙 質問状にも回答なし
「週刊文春」は、家宅捜索の事実や押収物の違法性について所属事務所に質問状を送付したが、期限までに回答は得られなかったという。
10月11日現在、米倉本人・事務所の双方からコメントは一切出ていない。
沈黙の背景には、法的な整理やスポンサー対応といった実務的要因も考えられるが、長引く無反応が逆に疑念を強めているのも事実だ。
芸能関係者は「スポンサー各社が契約見直しに入っている」「一部の広告は差し替え準備が始まっている」と明かす。
マネジメント側の対応が後手に回る中で、業界内でも「米倉ブランドの信頼性」に陰りが見え始めている。
“失敗しない女”に忍び寄る影 沈黙が意味するもの
ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』で“失敗しない女”の象徴として絶大な支持を集めてきた米倉涼子。強く独立した女性像の代表として、多くの女性ファンに勇気を与えてきた。
しかし、今回の報道はそのキャリアを根底から揺るがしかねない。
マトリの捜査は今後、押収物の成分鑑定や本人聴取の段階に進む可能性がある。現時点では容疑者認定や逮捕といった公式発表はなく、法的には“無関係の人物”だが、報道の影響はすでに社会的制裁にも等しい。
長年築いてきた信頼を守るためにも、いずれは本人の口から真実を語る日が来るだろう。沈黙は慎重さの表れなのか、それとも覚悟の証なのか――。
芸能界に走った“米倉ショック”の波紋は、今なお広がり続けている。