
指原莉乃がプロデュースする人気アイドルグループ「=LOVE(イコールラブ)」が開催している8周年ツアー「=LOVE 8th ANNIVERSARY PREMIUM TOUR」沖縄公演の10月3日回で、思わぬトラブルが発生した。
羽田空港を出発予定だったANA471便(11:25発/14:10那覇着)が機材トラブルの影響を受け、到着が遅延。これにより一部のファンが会場入りできないまま開演を迎える事態となった。
運営の“神対応”に称賛の声
=LOVE運営は同日夜、公式サイトで声明を発表。
該当便に搭乗していたファンを対象に、今後開催される代々木アニメーション学院主催の=LOVE単独コンサート(2026年12月開催分まで)へ振替招待することを明らかにした。
対象者は10月6日18:00〜10月13日23:59まで、専用フォームから申請できるという。
ファンからは「運営神すぎ」「イコラブは本当に安心して推せるグループです」といった称賛の声が相次いだ。
だが一方で…ファンの一言から論争に発展
しかしSNSでは、運営への感謝の声に混じって、あるファンの投稿が波紋を広げた。
「そもそも16時開演のライブ見に14時着の飛行機取るとか全く理解できないし、それで開演間に合わなくても同情も何も無い」
那覇空港から会場の沖縄コンベンションセンターまではおよそ車で1時間。
天候の影響を受けやすい空路でありながら開演2時間前の便を選び、そこからスムーズに移動できたとしても開演約1時間前の会場到着というギリギリのスケジュールを組んだことに対して「自己責任では」「遠征慣れしていないのでは」といった批判的な声が出たのだ。
SNS上で分かれた世論
X(旧Twitter)では、今回の=LOVE運営の対応について以下のような声が上がった。。
「優しいという結論でいい。やり過ぎではないと思います。」
「運営さん優しいねとは思うけど、イベント会場にギリギリ着なんて私も全く理解できない。航空機が遅れるなんて日常茶飯事なんだから、可能な限り朝イチで乗るとか。」
「今後至る所で今回の線引きが適応されるの必至なので、今後も継続して同じ対応ができる見込みがないなら早く訂正かける方がよいかなと」
「ここまでしなくても良いと思うけどな」
「大阪しか申し込む予定無いのに枠削られるの嫌なんだけど…」(招待枠のために一般応募枠数が減ることへの懸念)
ファンの間でも、共感・擁護・嫉妬が入り混じる複雑な空気が漂っている。
“嫉妬”が生んだ炎上 優しさの裏に潜む感情
今回の件で責められるべき人はいない。
14時着の便を取ったファンも、余裕をもって現地入りしたファンも、そして柔軟に救済を決めた運営も、誰も悪くはない。
それでもネットで感情がぶつかり合うのは、「報われ方の不公平」への無意識な嫉妬だろう。
中には過去の遠征にて天候トラブルで泣く泣くライブ参加を断念した体験談もあり、あの時の自分は自己責任で涙を飲んだのにこの人たちは救われてずるい、と思うのも当然だろう。自分が努力して手にした権利より、“偶然の不運を救われた人”の方が優遇されて見えるのだ。
SNSは、その感情のざわつきをリアルタイムに増幅してしまう装置でもある。
だが、トラブルに見舞われてもファンを想う運営の姿勢があったからこそ、=LOVEというグループの信頼は今回の一件でむしろ高まった。
不運をきっかけに見えたのは、「優しさが時に人を試す」という人間模様だったのかもしれない。