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乃木坂46・川﨑桜”さくたん構文”煽りコールに賛否 「共感性羞恥で無理」「可愛すぎ」

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乃木坂46の全国ツアー東京公演で誕生した「#さくたん構文」がSNSでバズり中。乃木坂46の夏の定番曲である『裸足でSummer』で披露された5期生・川﨑桜の「あざと可愛い」煽りにファンの意見は「共感性羞恥で無理」「可愛すぎ」と賛否両論。現地の反応やSNSでの拡散、アイドル業界の新潮流まで徹底解説。

 

「#さくたん構文」誕生 乃木坂46真夏の全国ツアーで話題に

人気アイドルグループ・乃木坂46がこの夏に開催した「乃木坂46真夏の全国ツアー2025」が9月7日に幕を閉じた。そのステージで誕生した新たな現象が、いまSNSを中心に話題を呼んでいる。5期生・川﨑桜によるライブ中の「煽り」コールが、通称「#さくたん構文」として拡散され、ファンの間で賛否を巻き起こしているのだ。

 

可愛すぎる煽りに会場は熱狂、しかし一部ファンは困惑も

川﨑が「#さくたん構文」を披露したのは、乃木坂46の夏の定番曲『裸足でSummer』のパフォーマンス中の一幕。川﨑は曲の最中にファンに向かって、
「今日の君のお仕事は一つだけ!私たちの可愛さに、メロつくこと!メロついてくれないと、泣〜いちゃうぞ♡」
と、可愛さ満点の甘々ボイスを届けた。
(※「メロつく」とは、「メロメロになるほど相手に魅力を感じ、ドキドキする」状態を表す若者言葉)

この煽りコールは東京公演の4日間を通して行われ、煽りコール内の「君のお仕事」の内容は、1日目は「メロつくこと」、2日目は「恋をすること」、3日目は「両想いになること」、4日目は「ずーっと一緒にいること」と変化し、現地の乃木坂46ファンを魅了し会場を大いに盛り上げた。しかし、あざと可愛さを前面に押し出したこの呼び掛けに「恥ずかしい」「冷める」と感じるファンも少なくなかった。

 

ファンの反応は真っ二つ 肯定派「可愛すぎ」、否定派「共感性羞恥」

この個性的な煽りに、ファンの間で評価が二分している。肯定派からは「現地で聞いたけど周りにいる人たちもみんなここの煽り可愛すぎてニヤニヤしてた」 「こんなに可愛いに全振り出来る子ってそんなに居ない気がする。めちゃくちゃ良い」といった声が寄せられる。

一方で否定派からは「これ聞いてられなかったし空気感も気まずすぎた笑笑」 「可愛いんだけどギリ共感性羞恥が勝つ」 と冷ややかな反応も。また、「ハダサマ(※楽曲『裸足でSummer』を指す)の煽りは普通にして欲しかった…ごめん」と、楽曲イメージとの乖離を感じていると見受けられる意見もある。

 

アイドルライブを盛り上げる「煽り」文化の変遷

アイドルライブにおける「煽り」とは、観客の一体感を高めるための掛け声を指す。曲の前奏・間奏の数十秒の間に熱いメッセージを込め、曲や踊りに再度合流するこの行為には技術が必要で、ペンライトを振るファンの熱気をさらに引き上げ、パフォーマンスを完成させる重要な役割を担ってきた。

かつては「もっと盛り上がって行けますかー!?」など、シンプルなワードで会場の熱気を加速させるものが主流だったが、近年は可愛さやメンバーの個性を前面に出したフレーズも増えており、「煽り」コールはアイドルライブの醍醐味にもなっている。

 

「退勤させな〜いゾ♡」仕事にも使える!? 川﨑桜の「#さくたん構文」拡散中

今回の「#さくたん構文」は、その極端な進化系といえる。SNS上では以下のように「#さくたん構文」のフォーマットが拡散されている。

①今日の●●の仕事は1つだけ!♡
②〇〇に△△△すること!♡
③△△△してくれないとぉ、▽▽▽しちゃ〜〜〜うゾっ♡

「#さくたん構文」をSNSで検索すると、ライブを超えてさまざまな場面に応用されており、
「今日のきみの仕事は1つだけ♡資料を3つ明日までに仕上げること♡できなかったらぁ、退勤させな〜〜〜いゾっ♡」
「今日の私の仕事は一つだけ♡今すぐ立ち上がってお風呂に入ること♡今入らないとぉ、あと2時間はベッドから動かない〜〜〜ぞっ♡」
といったユーモラスな投稿がじわじわと広がっている。煽り文句の中の「君の仕事」というワードが、仕事・バイト・レポート・推し活などに幅広く応用できるため、汎用性のある構文となっているのが拡散の理由の一つだ。中には、乃木坂46のライブが終わってしまって悲しいが、この構文を脳内再生することでアイドル川﨑桜に応援されている気持ちになり癒されるというファンもいるようだ。

 

清楚系から「可愛いの多様性」へ 乃木坂46が迎える転換期

2011年に「AKB48の公式ライバル」としてデビューした乃木坂46は、清楚で上品なイメージを武器に支持を拡大。グループは結成14周年を迎え、いまや日本のアイドル界の頂点に立つ存在となった。しかし近年のアイドル業界のトレンドは変化しており、「最上級に可愛い」「自己肯定感MAX」といったスタイルを打ち出すアイドルらが注目を集めている。例を挙げると、KAWAII LAB.所属の「FRUITS ZIPPER(フルーツジッパー)」、「CANDY TUNE(キャンディーチューン)」、「CUTIE STREET(キューティーストリート)」、指原莉乃プロデュースの「=LOVE(イコールラブ)」、スターダストプロモーション所属の「超ときめき♡宣伝部」などが若者を中心に人気を博している。そうした流れを踏まえると、川﨑桜のように「あざと可愛い」魅力を前面に出すメンバーの存在は、乃木坂46のグループとしての多様性を象徴するものといえる。清楚系イメージだけでは先行きが不透明な時代に、ファン層を広げるための新しいアプローチとも捉えられるだろう。

「#さくたん構文」は単なる一時的なバズワードにとどまるのか、それとも新たなライブ文化を築く契機となるのか。乃木坂46が次の進化を遂げる上で、その動向から目が離せない。

 

川﨑桜(かわさき・さくら)

2003年4月17日生まれの21歳、神奈川県出身、血液型不明、身長155cm。2022年に乃木坂46の5期生として加入。持ち前の柔らかな雰囲気と小動物のような愛らしさで、同期の中でも特に「あざと可愛い」キャラクターとして注目を集めている。特技はフィギュアスケートで、幼少期から培った表現力を生かしたしなやかなパフォーマンスに定評がある。乃木坂46・5期生楽曲『17分間』ではセンターを務め、存在感を示す。

 

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ムーンサルト もも

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広告代理店勤務を経て、Webメディア運営会社での編集・記事制作を経験。現在はフリーランスのWebライターとして活動。ネットミーム愛好家。

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