ログイン
ログイン
会員登録
会員登録
お問合せ
お問合せ
MENU

法人のサステナビリティ情報を紹介するWEBメディア coki

石破茂首相が突然の辞任表明 総裁選の行方と「次のファーストレディー候補」

コラム&ニュース コラム ニュース
リンクをコピー

石破茂首相(68)の突然の辞任で、自民党総裁選が一気に加速している。高市早苗氏(63)、小泉進次郎氏(44)、茂木敏充氏(69)、小林鷹之氏(50)、林芳正氏(64)らが次期総裁候補として名乗りを上げ、誰が日本の新たなリーダーになるのか注目が集まる。

だが、外交の舞台では首相本人と同じように、その伴侶も「国の顔」として見られる存在だ。

次のファーストレディー、あるいは初のファーストジェントルマンは誰になるのか――。伴侶たちの存在感が、政策以上に国際社会での日本の印象を左右する可能性がある。

 

高市早苗氏(63)と山本拓氏(72)――政治経験を背負った「初のファーストジェントルマン」候補

高市早苗氏は、総裁選に出馬するたびに「女性初の総理候補」として脚光を浴びる存在だ。政権運営における強気な発言や安定した政策志向で知られるが、伴侶の存在もまたユニークだ。

山本拓氏は福井県選出の元衆議院議員で、当選10回を誇るベテラン。離婚と再婚を経て再び高市氏の支えとなり、表も裏も知るパートナーとなっている。

山本氏はかつて農林族として活動し、党内調整に長けた人物だった。その経験はファーストジェントルマンとしても外交儀礼や政治的助言に活きるだろう。ただし、近年は病を得て療養生活に入り、介護を必要とする状況と伝えられる。政治的能力は申し分ないが、公務の最前線に立つのは難しいかもしれない。日本初の「男性伴侶外交」が実現するか、その現実性は本人の体調に左右される。

 

小泉進次郎氏(44)と滝川クリステル夫人(47)――国際派で華のある「鉄板のファーストレディー」

進次郎氏は世襲議員のイメージを超え、農水相として「令和の米騒動」で果断な対応を示したことで注目度を再び高めている。その伴侶はフリーアナウンサーの滝川クリステルさん。

パリ生まれで日仏を行き来しながら育ち、日英仏の三か国語を自在に操る。2013年、東京五輪招致のスピーチで見せた落ち着いた笑顔と明確な発信力は、今なお国際舞台の記憶に残っている。

結婚後は動物保護活動に力を入れ、SNSでは愛犬や子どもとの日常を発信。キャリアウーマンとしての顔だけでなく、家庭人としての柔らかな姿も見せることで、多層的な魅力を備えている。首相夫人として外交舞台に立てば、ファッションセンスや国際感覚の心配は皆無であり、存在自体が「日本のブランド価値」を高める。次のファーストレディー候補の中でも抜きん出た「安心感」と「華やかさ」を兼ね備えた人物だ。

 

茂木敏充氏(69)と栄美夫人――気配りと控えめさで支える「縁の下の力持ち」

茂木敏充氏は政策通として定評があり、幹事長、外相を歴任した実力者。伴侶の栄美夫人は、公式に多くの場に立つことは少ないが、外交の裏側での立ち居振る舞いが評判を呼んできた。

外相時代、ベトナムやタイ、フィリピン訪問の際には同行し、外務省公式サイトにその姿が掲載されている。

スラリとした立ち姿、清潔感ある服装、そして写真に映るときは常に一歩下がって控えめに振る舞う姿勢。その自然な所作が「気品ある夫人」として注目された。派手さはなくとも相手国に安心感を与える存在で、外交の場での「安心感」と「信頼感」を醸し出す典型例といえるだろう。

 

小林鷹之氏(50)と木田秋津夫人(50)――才媛弁護士の「知的なファーストレディー」像

「コバホーク」の異名を持つ小林氏は、防衛・経済安保の分野で存在感を示してきた。伴侶の木田秋津さんは東大法学部を卒業し、米国ニューヨーク州の弁護士資格を持つ国際派。

さらに外務省での勤務経験もあり、国際交渉や法務の現場を知る数少ないファーストレディー候補だ。

選挙では「妻です」と書かれたタスキをかけて笑顔を振りまき、堅苦しい弁護士のイメージを和らげてきた。スピーチ力にも定評があり、外交の場に立っても夫を引き立てつつ知性を発揮できるだろう。派手さより誠実さを重視するタイプであり、国民からの支持を得やすい資質を持つ。

 

林芳正氏(64)と裕子夫人――伝統文化でつまずいた「不安の残る伴侶外交」

林芳正氏は「次の宰相候補」と呼ばれ続けてきたベテラン。だが伴侶の裕子夫人には懸念が残る。2024年12月、皇居での皇后陛下誕生日祝賀式典に出席した際、着物姿が物議を醸したのだ。

サイズが合わず、着付けも乱れていたことから「伝統への敬意を欠く」との声が広がった。

外交舞台で同じような失態があれば、日本の印象を大きく損ねる可能性がある。もちろん一度の失敗で全てを決めつけるべきではないが、公式の場に臨む感覚の甘さは国民の不安を呼ぶ。林氏が首相になった場合、裕子夫人がいかに改善を見せられるかがカギとなる。

 

石破茂氏(68)と佳子夫人――教訓を残した「TPOの難しさ」

石破政権下で度々話題となったのが、佳子夫人の服装選びだ。ベトナムでの花柄ワンピースは「女子大生風」と批判を浴び、カナダのG7では黒のワンピース姿が「小柄な体格に重すぎる」と評された。

こうしたTPOを外した装いが首相本人のイメージに直結し、国民の失望を招いたのは否めない。佳子夫人のケースは、伴侶外交がいかに繊細で難しい領域かを示す象徴的な出来事だった。

 

「伴侶外交」が日本の未来を映す

政治家本人の力量だけでなく、伴侶がいかに国際舞台で立ち居振る舞うかが、国家の評価に直結する時代となっている。ファッションひとつ、笑顔ひとつが「日本の印象」を形作る。次期総裁選の結果は、新首相の誕生だけでなく、新しい「日本の顔」を決める瞬間でもある。

Tags

ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

関連記事

タグ

To Top