両親の猛反対を経てたどり着いた結婚

二人の交際は今年4月、「週刊文春」が報じたことで発覚した。記事では三山の女性トラブルも明るみに出ており、趣里の両親である俳優・水谷豊（73）と女優・伊藤蘭（70）が交際に強く反対。結婚は暗礁に乗り上げたと見られていた。

しかし、その時点ですでに趣里は妊娠していた。両親にとって初孫となる命の存在が、最終的に二人の結婚を受け入れさせる決定打となった。

区役所での姿を「FLASH」が報道

今月上旬、写真週刊誌「FLASH」は、東京都内の区役所を訪れる二人の姿を撮影。大きなお腹を抱えた趣里に寄り添う三山の姿が掲載され、婚姻届提出が目前であることをうかがわせた。

本人たちの正式コメント全文

29日、二人は直筆署名入りの文書をInstagramで発表した。

「いつも応援していただきありがとうございます。
この度、三山凌輝と趣里は、入籍していたことをお知らせいたします。
2人の間に新しい命も授かることができました。
何よりも無事に第一子が誕生してから、皆様にお伝えしようと思っていたのですが、出産までの間、少しでも穏やかな環境で過ごせるようにとの思いから、このタイミングでご報告させていただくことになりました。
私たちの両親はじめ、周囲で支えてくださっている方々も新しい命の誕生を楽しみにしてくれています。
これからも2人で力を合わせて心安らぐ家庭を築いていけるように努めていきたいと思っております。
温かく見守っていただけたら幸いです。」

SNSに広がる祝福と複雑な声

発表直後からSNSでは祝福の声があふれた。

• 「趣里さん、本当におめでとうございます！母になる趣里さんの演技も見てみたい」
• 「三山くん、過去を払拭して幸せにしてほしい」
• 「水谷豊と伊藤蘭の娘が結婚…芸能界の歴史を感じる」

一方で、三山の過去のトラブルを懸念する声も目立ち、「趣里さんが苦労しないか心配」といった意見も拡散。

産経系列「emogram」によるSNS分析では、祝福・応援（25％）、心配・懸念（42％）、共感・理解（20％） といった比率が示され、賛否入り混じる世論が浮き彫りになった。

三山の過去と活動休止

BE:FIRSTのメンバーとして注目を集めていた三山だが、交際発覚と前後して別女性との婚約トラブルが報じられた。責任を取る形でグループ活動を一時休止し、個人事務所からも独立。

現在は活動を控えている。
今回の結婚発表は、本人にとって再出発の大きな節目となる。

趣里、実力派女優としての歩み

趣里は両親の名声に頼らず、自らの実力で道を切り開いてきた。2018年の主演映画『生きてるだけで、愛。』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。昨年のNHK朝ドラ『ブギウギ』ではヒロインを演じ、父・水谷豊がテレビ番組で「自力で主役を勝ち取った」と喜びを語ったことも記憶に新しい。

今後の展望

趣里は出産を控え、出演予定のドラマや舞台の調整が進められているとみられる。三山については、BE:FIRSTでの活動再開や俳優復帰の時期が注目される。
両親・水谷と伊藤も最終的には二人を受け入れ、初孫の誕生を心待ちにしているという。

プロフィール

趣里（しゅり）

1990年9月21日生まれ、東京都出身。2011年「3年B組金八先生ファイナル」でデビュー。2018年『生きてるだけで、愛。』で日本アカデミー賞新人俳優賞。2023年NHK朝ドラ『ブギウギ』主演。父は俳優・水谷豊、母は元キャンディーズの伊藤蘭。

三山凌輝（みやま・りょうき）

1999年4月26日生まれ、愛知県出身。2016年に俳優デビュー。2021年、オーディション番組「THE FIRST」でBE:FIRSTメンバーに選出されデビュー。俳優としても『虎に翼』や映画『誰よりもつよく抱きしめて』などに出演。