
お笑いコンビ「令和ロマン」の髙比良くるま氏が活動休止から復帰を果たしたが、その舞台裏では、依然として払拭されぬ疑惑が燻っている。
そんななか6月7日に事態は動く。いきなり、X上で著名インフルエンサーの滝沢ガレソ氏が髙比良くるま氏に対する暴露を行ったのだ。あくまでガレソ氏の投稿内容に基づく情報ではあるが、芸能界関係者や関係筋の証言と照合するかたちで、事態の輪郭が明らかになりつつあ
オンラインカジノ問題 「説明と実態のギャップ」
くるま氏は2024年末、自身の活動休止について「2019年から2020年にかけて、一時的にオンカジに手を出していた」と釈明動画で説明した。しかし、滝沢ガレソ氏の投稿では、「最近まで吉本所属の別の芸人と共にオンラインカジノを継続しており、それを吉本興業側が問題視したことが、事務所退所の本当の理由だった」とされている。
また、釈明動画の公開が吉本の許可なく行われたことも処分の対象となったが、同社は「継続的な賭博行為」が最大の問題と判断していた可能性が高い。こうした背景があったにもかかわらず、動画では過去の短期間の関与のみを強調するなど、説明と実態の間に大きな乖離があるとの指摘も出ている。
不倫と“家族破壊” ティファニーのペアリングが示すもの
2025年2月、NEWSポストセブンが報じたくるま氏の不倫疑惑。記事によれば、同氏は既婚女性A子と2023年夏ごろから不倫関係にあり、A子はその後、夫B氏と離婚。A子の元夫B氏は、令和ロマンの番組制作に関与していた取引先の人物であった。
B氏は、突然「性格の不一致」を理由に離婚を迫られ、2024年夏に離婚が成立。その後、A子は「養育費はいらない。子どもにも会わせない」と一方的に連絡を絶った。報道後、B氏のもとには「あなたの妻の不倫相手はくるま氏です」という情報が寄せられ、調査の末に複数の知人から「A子が2023年から“くるまと付き合っている”と周囲に話していた」という証言が得られた。
さらに取材によれば、離婚成立後にA子とくるま氏は都内の高級マンションでの同棲計画を進め、内見を終え、ティファニーのペアリングまで購入していた。だが、M-1グランプリ連覇直前の2024年11月、くるま氏は突如としてA子に別れを告げた。
わずか数カ月後には、書籍イベント後に20代の編集者風女性と“お泊まりデート”をする姿が写真週刊誌「FRIDAY」に掲載され、新たなスキャンダルとなった。
SNSの声 “ポイ捨て不倫”と母親批判、交錯する民意
SNS上でも本件は激しい議論を呼んでいる。とくに、「くるま氏の軽薄さ」と「A子の母親としての責任感の欠如」に対する声が噴出している。
〈批判・失望の声〉
「A子も相当ゲスい。子どもをダシにして。元夫がかわいそう」
「くるま、家庭ひとつぶっ壊したんだよな? これ、普通に大問題だと思う」
「才能があれば許される時代じゃない。芸人は“ネタ”だけじゃなく、人間性も見られてる」
「A子みたいな人からは、ほんとに子どもを取り上げたほうがいい。もう情じゃなくて害だろ」
〈擁護・冷静な声〉
「あくまでSNSベースの話。法的な裏付けがないまま、断罪するのは早い」
「過去のことを掘り返して全否定するのは行きすぎでは?」
「芸人だって人間。恋愛や過ちがあるのは当然」
「ケムリさんは完全に無関係なんだから、彼まで叩くのは違う」
SNSでは正義感と怒りが拡散されやすい一方で、「問題の本質」と「感情の暴走」が錯綜する場でもある。今回のケースでは、子どもや家族が巻き込まれている点が、共感と憤りを増幅させる構図となった。
コンビの今後はどうなる?
くるま氏は現在、吉本興業を離れフリーの立場で活動しているものの、いまだ吉本側からの公式な説明は出ていない。今後、A子やB氏との間に法的な対立が生じる可能性も否定できず、動向が注視されている。
一方で、相方・松井ケムリ氏には一切の非はなく、SNS上では「ケムリさん、ほんとに良い人」「彼が気の毒すぎる」といった応援の声も多い。スキャンダルの矢面に立つのは主にくるま氏であるが、コンビとしての存続、そして信頼の再構築は容易ではない。
ネタに込めた知性、構成力、風刺性──くるま氏は漫才界に新風を吹き込んだ人物だっただけに、私生活での“倫理的破綻”は、芸人という存在が社会にどう見られているかを突きつける事態となっている。