
ボロボロの練習着が、オシャレなバッグに生まれ変わる。女子スポーツチーム「アランマーレ」とバリュエンスが組んだこの企画、ただの再利用ではない。ファンの心を掴んで離さない「執念」の裏側に迫る。
ゴミか、宝か。練習着がバッグに化けるまで
バリュエンスが運営する「HATTRICK」で、驚きのオークションが始まった。 主役は、アランマーレの選手が使い古した「練習着」だ。 これまではシーズンが終われば捨てられていたウェア。 それを裁断し、世界に一つだけのショルダーバッグとして再生させたのだ。
秋田、山形、富山の3チームが合同で挑む、初のアップサイクル。 2026年2月18日から始まったこの試みに、ファンの視線が集まっている。
「新品」より欲しい。汗と涙が染みた一点モノ
なぜ、中古の布きれに価値が生まれるのか。 それは、そこに「選手の物語」が刻まれているからだ。 他社が綺麗な新品を売る横で、彼らはあえて「使い込まれた証」を売る。
「一点ずつ手作りなので、傷も汚れもデザインです」 関係者が語るように、一つとして同じものはない。 ファンにとっては、推しの選手が戦った記憶を「持ち歩ける」体験。 この圧倒的な独自性が、オークションを熱くさせている。
バリュエンスが描く「捨てない」ビジネスの正体
「この世に不要なものなどない」 これがバリュエンスの根底にある哲学だ。 彼らはスポーツ界の廃材に新しい命を吹き込み、価値を最大化させる。 その実績は、環境省の「デコ活」事業に選ばれるほど折り紙付きだ。
地域に根ざすアランマーレと、価値再生のプロであるバリュエンス。 両者のタッグは、ただの「エコ」の枠を完全に超えている。
捨てればゴミ、活かせば武器。ビジネスのヒント
このプロジェクトは、私たちに大事な視点を与えてくれる。 「もう古いから」「ボロボロだから」と捨てているもの。 その中にこそ、実は顧客を熱狂させるヒントが隠れているのではないか。
バリュエンスとアランマーレが示したのは、逆転の発想だ。 マイナスをプラスに変える知恵さえあれば、地方からでも、廃材からでも、新しいビジネスの波は作れる。



