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SDGsを宿泊の価値へ チョイスホテルズが挑む「循環型」会員戦略

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SDGsを宿泊の価値へ チョイスホテルズが挑む「循環型」会員戦略
提供:株式会社チョイスホテルズジャパン

ホテルの宿泊がそのまま社会貢献に直結する。チョイスホテルズジャパンが展開する独自の会員制度は、単なる割引サービスの域を超え、顧客をサステナビリティの担い手へと変貌させている。

 

バナナペーパーが紡ぐ未来。廃棄物から雇用を生む「実感を伴うSDGs」の提供

2026年1月17日、チョイスホテルズジャパンは「Choice Guest Club™」の会員12名を招き、バナナペーパーを用いた体験型イベントを開催した。この試みの中心にあるのは、本来廃棄されるバナナの茎を原料とし、日本の伝統技法「越前和紙」を応用して作られる特別な紙である。参加した子供たちは、紙漉きからアート制作までの一連の工程を通じ、ザンビアの雇用創出や環境保護といった地球規模の課題を、手のひらの上の温もりとして実感した。こうした実体験を伴う教育機会を企業が提供する意義は、情報の氾濫する現代において極めて重い。

118万人が支える「自動化された貢献」。宿泊を寄付に変える独自のロイヤリティ

同社の戦略が類を見ないのは、会員数118万人を誇る独自の制度そのものにサステナビリティを組み込んだ点にある。顧客が宿泊するたびに独自のポイントが蓄積され、それが環境や雇用を支援する団体への寄付に直結する仕組みだ。企業が利益から一方的に寄付を行う従来型とは異なり、顧客自身の選択が直接的な支援の源泉となるこの設計は、消費者に「自分が社会を変えている」という強い当事者意識を植え付ける。今回のイベントは、その善意の循環が具体的にどのような形を結ぶのかを可視化する、象徴的な場となった。

「旅で世界とまちを元気に」を体現する、一貫した経営の意志とフェアトレード

 

この取り組みを支えるのは、代表取締役社長の伊藤孝彦氏が掲げる「旅で世界とまちを元気に。」という揺るぎない哲学である。イベントの後半で語られたザンビアの野生動物保護の物語は、宿泊という個人の消費活動が、国境を越えていかに多くの命を救っているかを鮮明に描き出した。自分たちの支払う対価がどこへ向かい、誰を救うのか。そのプロセスを透明化し、フェアトレードの価値を物語として共有する誠実なコミュニケーションこそが、同社のブランドを唯一無二の存在へと押し上げている。

顧客を「共創パートナー」へ。ESG経営が目指すべきファンベースの理想像

チョイスホテルズジャパンの事例は、顧客を単なる消費者としてではなく、企業の志を共にするパートナーとして捉え直すことの重要性を説いている。武蔵野大学などの外部機関と連携し、専門的な知見をエンターテインメントへと昇華させる手腕も見事である。宿泊満足度という個人の便益に、社会を良くしているという誇りを付加する。この二段構えの価値提供こそが、熾烈な市場競争の中で強固な顧客基盤を維持し、持続可能な成長を実現するための確かな処方箋となるだろう。

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サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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