
テレビ朝日系ドラマ『科捜研の女』が、2026年1月23日放送のスペシャルドラマ『科捜研の女 ファイナル』で完結する。26年にわたりシリーズを牽引してきた主演の沢口靖子は、初めて実現したファンミーティングの壇上で手紙を朗読し、「もっとマリコでいたかった」と涙ながらに別れの本音を吐露した。映画ナタリーによると、イベントは1月14日に東京・テレビ朝日本社で行われ、抽選で招待された約200人のファンが参加した。
26年で初めて届いた「直接の拍手」 会場が揺れた登壇の瞬間
開始前から客席には、言葉にならない空気が漂っていた。開演の時間が近づくにつれ、隣席同士が小さく会釈し、互いの胸の高鳴りを確かめ合う。そこへ主要キャストが次々に姿を見せるたび、拍手が波のように広がった。
沢口が登場した瞬間、歓声は一段大きくなる。沢口は「このような機会をくださってありがとうございます」とファンに感謝を伝えた。イベントでは、好きなシーンを語る企画や質問コーナーが続き、26年分の記憶が会場のあちこちで同時に立ち上がっていくような時間になった。
「榊マリコと過ごした日々は、私の人生そのもの」 涙の手紙朗読
終盤、沢口は手紙を読み上げた。言葉は丁寧で、しかし滲む感情は隠し切れない。
「正直な気持ちを言えば、もっとマリコでいたかった」「お別れなんかしたくない」。そう打ち明けた後、「榊マリコと過ごした日々は、私の人生そのもの」と続けた。さらに「“科学はうそをつかない”。マリコもそう言っています」と、作品の核でもあるフレーズで会場をやさしく結んだ。読み終えると、沢口はキャスト一人ひとりと握手を交わし、客席からは長い拍手が続いた。
内藤剛志「主役でいてくれてありがとう」 サプライズの花束とアルバム
共演の内藤剛志は、沢口に花束とメッセージ入りのアルバムを手渡し、「26年間、主役でいてくれてありがとう」と言葉を贈った。沢口は満面の笑みで受け取り、「また違う形でお会いできたら」と応えたという。終わりを告げる場面でありながら、会場には「ここまで来た」安堵と、「終わってしまう」寂しさが同居した。
沢口靖子にとって『科捜研の女』は何だったのか “代表作”の重みと救い
沢口にとって『科捜研の女』は、単なる長寿ドラマではない。白衣に袖を通し、科学を武器に真相へ迫る榊マリコは、沢口のキャリアと強く結びつき、本人が「人生そのもの」と言い切るほどの時間を形成してきた。
シリーズが積み重ねてきた「科学捜査ミステリーの原点」という立ち位置も、沢口の存在感と不可分だ。テレビ朝日公式サイトは、放送300回の節目で幕を下ろすこと、そして“FINAL”にふさわしいスケールのスペシャルドラマになることを告知している。沢口にとって、それは栄光の総決算であると同時に、役と共に生きた時間へ区切りを付ける儀式でもある。
『科捜研の女 ファイナル』放送情報 1月23日よる8時
完結編『科捜研の女 ファイナル』は、2026年1月23日(金)20時から放送される。主要キャストは沢口靖子、内藤剛志、小池徹平、若村麻由美ら。テレビ朝日公式のキャストページでも役名と出演者が示されている。



