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谷原章介、サン!シャインで“誤発言”訂正と謝罪 再燃する「司会に向いていない」論と過去の炎上史

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谷原章介氏
谷原章介氏(スタッフ) Instagramより

フジテレビ系『サン!シャイン』でMCを務める俳優・谷原章介(53)が、11月27日の放送で過去の不適切な発言を訂正し、斎藤元彦兵庫県知事(48)らに謝罪した。

番組内の言い間違いをめぐり、訂正が17日後だったこと、本人ではなく佐々木恭子アナウンサー(52)が説明したことが波紋を広げている。ネット上では、谷原の発言のズレに対する批判が改めて噴出し、「俳優業に専念した方が良いのでは」とする声も強まっている。度重なる炎上の背景には何があるのか、これまでの経緯を追った。

 

訂正と謝罪が遅れた『サン!シャイン』 視聴者から相次ぐ疑問の声

11月10日の放送で、元県議の竹内英明氏(享年50)を巡る疑惑告発文書問題を扱った際、谷原は「竹内さんが立花容疑者(58)の言うように黒幕だったのか警察が判断することだと思う」と述べる意図だったという。だが実際には「斎藤さんが黒幕だったのか」と誤って発言し、追及対象の人物を現職知事と取り違える重大なミスとなった。

27日の放送では、佐々木恭子アナが「まずは訂正です」と切り出し、経緯と謝罪を説明。

谷原も「申し訳ありませんでした」と頭を下げた。しかし訂正まで17日も要したこと、さらに説明役が本人ではなかったことに対し、X上では、

《なんで今頃?》
《これは谷原章介のミスでしょ。なぜ佐々木アナが謝る?》
《人が亡くなっている問題での言い間違い。当日に訂正するべき》

と厳しい声が広がった。

フジテレビ局内でも「デリケートな問題での言い間違いは許されない」「訂正の遅さは番組の信頼性を損なう」との懸念が出ているという。

 

過去にも繰り返された“失言” 炎上の履歴が示す構造的問題

谷原の発言が物議を醸したのは今回が初めてではない。過去には複数の炎上事例が報じられている。

2023年には「女性ってリュック背負うんですね!」という発言が“女性蔑視”と批判され、SNSでは《価値観が古い》などの声が続出した。また、被害者会見のコメントでも「配慮に欠ける」と指摘され、後日、本人が認識不足を認めている。

さらに2025年には、局内の旧体制を“老害”と捉えるような発言とも受け取れるコメントが伝わり、業界関係者からも首をかしげる声が上がった。政治問題・社会問題を扱う場面ではコメントの精度が求められるが、ここでも“言葉の選び方”を巡る議論が生まれている。

俳優としての高い好感度がゆえに、視聴者の期待値と実際の発言が乖離すると、批判に火がつきやすい構造があると指摘する声は多い。

 

“司会に向いていない”の声 高まる「俳優業に戻るべき」論

今回の訂正を受け、Xでは谷原の司会業そのものに疑問を呈する意見が増加している。

《コメントが浅い。良い俳優なのに無理してニュース番組をやらなくても》
《司会に必要な即応力や知識が足りない。役者なら魅力が生きる》
《また炎上…。本人も辛いのでは?俳優に戻る方がいい》

このような声は少なくない。制作会社関係者はこう語る。

「谷原さんは脚本に沿って役を深めるタイプ。生放送で瞬時に政治・社会問題を読み解き、言葉を選ぶ司会業とは性質がまったく違う。特に『サン!シャイン』は扱うニュースの幅が広く、政治・司法、SNS情勢を総合的に捉える能力が不可欠です。彼の持ち味とのズレが“的外れ”と受け取られ、結果として炎上に繋がりやすい」

谷原の俳優としての評価は依然として高い。この事実が、“本業に専念してほしい”という声を強めているのもまた現実である。

 

『サン!シャイン』自体に向けられる“危うさ” 前身番組からの体質も映す

『サン!シャイン』は、前身の『めざまし8』を経て、さらに遡れば『とくダネ!』の系譜を持つ番組である。『とくダネ!』は現地取材と事件報道に強く、ジャーナリズム性の高い番組として評価されてきた。だが、その“攻めた姿勢”を引き継いだスタッフが現在も番組に多く携わっており、これが番組の“炎上体質”に結びついている面があるという。

一方で、『サン!シャイン』の公式サイトは「太陽のような温かく楽しいスタジオ」を掲げており、ニュース番組としての中核とコンセプトが分裂しているという指摘もある。

また10月には、自民党総裁に選出された高市早苗氏(64)の「働いて働いて働いていく」という発言を紹介した際の佐々木アナのコメントが《一方的すぎる》《多様性を理解していない》と炎上。政治的発言の扱い方でも慎重さを欠いたとされ、局内では「令和7年の感覚からズレている」との声が聞かれた。

 

浮き彫りになる“番組とキャスターのミスマッチ” 問われる見直しと再構築

今回の訂正・謝罪は、単なる言い間違えを超えた問題を浮き彫りにした。

・訂正に17日を要した制作体制の甘さ
・当事者ではなく別のアナウンサーが説明した不自然さ
・過去から続く炎上の蓄積
・谷原の司会業と番組コンセプトの噛み合わなさ

これらが重なり、視聴者・局内双方からは「このままの体制で大丈夫なのか」という声が強まっている。

情報番組の司会者には、的確な言葉選びと政治・社会問題の理解、瞬発的な判断が求められる。谷原が俳優として築いてきたイメージは揺るがないものの、司会者としての適性はなお議論の渦中にある。番組開始から8か月、再発防止の仕組みづくりと、MCに求められる役割の再定義が迫られている。

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ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

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