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有吉弘行『夏休み2025』で野呂佳代への“体型いじり”が波紋 みちょぱにも厳しい声

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有吉の夏休み2025
「有吉の夏休み2025」フジテレビ公式サイトより

9月6日にフジテレビ系で放送された特番『有吉の夏休み2025 密着77時間 in Hawaii』が波紋を広げている。お笑い芸人・有吉弘行(51)が仲間たちと過ごすハワイ旅行を追った夏の恒例番組だが、今回は新メンバーとして出演した女優・野呂佳代(41)に対する“体型いじり”が視聴者の間で物議を醸した。さらに、笑って受け流す姿勢を見せたみちょぱ(池田美優・25)にも批判が集まっており、13年続く人気シリーズが転機を迎えている。

 

13年目を迎えた恒例番組に新たな顔ぶれ

『有吉の夏休み』は2013年にスタートし、以降「夏の恒例行事」として定着してきた。芸能界の友人たちと南国を満喫する“ゆるい旅”の模様を届ける同番組は、レギュラーバラエティとは一線を画し、出演者同士の素顔が垣間見えるのが人気の理由だった。

しかし2024年、番組は大きな転機を迎えた。盛り上げ役のフワちゃんが芸人・やす子への暴言騒動で活動を休止。前年の放送では、収録済みだった全出演シーンが急遽カットされるという異例の対応に追い込まれた。長寿企画として盤石と思われた番組に、ほころびが見え始めた瞬間だった。

その穴を埋めるべく、今年新たに登場したのが野呂佳代である。

 

フワちゃんの代役に抜擢された野呂佳代

元AKB48、SDN48のメンバーで、近年は女優としても高い評価を得ている野呂。さらにファッション誌ではプラスサイズモデルとしても活動し、自身の個性を前向きに発信してきた。

テレビ関係者はこう話す。
「野呂さんは場を読む力に長け、体を張った笑いもできる稀有な存在です。有吉さんの事務所の後輩という関係性もあって掛け合いも自然でしたし、制作陣にとっては“安心感のある人選”だったはずです」

実際、番組中の野呂は臆せずトークに加わり、安定感ある立ち回りを見せた。しかし、その姿が視聴者に好意的に映る一方で、有吉とのやり取りが思わぬ批判を招いた。

 

繰り返された“体型いじり”にSNSで苦言

問題視されたのは、有吉による野呂への“体型いじり”である。

食べ放題のステーキハウスでは、満腹を訴える野呂に対して「もっと食べられるだろ?」と笑いながら促す場面があり、さらに食後に水を頼んだ野呂へ「お砂糖はどうする?」と冗談を投げかけた。

番組全体を通じ、野呂を“大食いキャラ”として扱うやり取りが繰り返された。

SNS「X」には苦言が相次いだ。

《昨日の「有吉の夏休み」、野呂ちゃんの体型いじりが酷くて観てて嫌だった》
《好きな番組なんだけど、体型いじりがしつこい。時代に合わない》
《野呂ちゃんは笑いに変えてたけど、見ている側は不快》

芸能関係者はこう分析する。
「芸人同士や長年の仲間内であれば“いじり”は笑いの一部として成立します。ただ、女性の体型をしつこくネタにすることは、令和の放送倫理からすれば危うい。見ている世代が広がるほど、“笑い”より“不快”と受け止める層が増えるのです」

 

みちょぱへの批判も拡大

矛先は野呂だけでなく、みちょぱにも及んだ。有吉に気安くタメ口で接し、野呂への“いじり”を笑って受け流した態度に、視聴者からは失望の声が上がった。

《みちょぱは有吉に慣れすぎてて、野呂さんへの礼を欠いていた》
《野呂ちゃんは礼儀正しく笑いを取っていたのに、みちょぱは生意気さが目立った》

2019年から出演してきたみちょぱは、破天荒なフワちゃんを制御する“ストッパー役”を担ってきた。しかしフワちゃん不在の今年、礼儀正しい野呂と比較されることで逆に“生意気キャラ”が際立つ結果となった。

芸能記者は「本来なら番組のバランサーであるはずのみちょぱが、野呂との対比で不利になった。立ち位置の再考を迫られている」と指摘する。

 

過去にも炎上を呼んだ“いじり”

『有吉の夏休み』は過去にも物議を醸してきた。初期には出演者同士の下ネタや強めのツッコミが視聴者の一部から批判され、SNSで議論を呼んだこともある。

また2020年代に入ってからは、バラエティ全般で「笑いの作り方」そのものが見直されつつある。時代錯誤とされる暴力的ツッコミや体型いじりは、これまで当たり前とされてきた“芸風”の範疇を超え、炎上要素に転じることが多い。

その中で、有吉の芸風も岐路に立たされている。

毒舌と辛辣な“あだ名付け”で再ブレイクを果たした有吉は、長くテレビの第一線を走ってきた。本人も「時代に合わせて毒を和らげる工夫はしている」と語ったことがあるが、今回の騒動はその調整が難しくなっている現実を映し出した。

芸能評論家はこう指摘する。
「有吉さんは、出演者との信頼関係があるからこそ成立する“いじり芸”の名手です。ただ、SNSが普及し、番組を部分的に切り取って批判する視聴者が増えた今では、本人の意図や文脈が伝わりにくい。結果的に『配慮を欠いた笑い』として炎上してしまう危険性が高いのです」

つまり、従来の芸風が「時代とのズレ」を生み、評価と批判の両極を生む状況に陥っているのだ。

 

恒例番組の未来に問われる方向性

『有吉の夏休み』は、出演者たちが仲間内でリラックスしながら旅行を楽しむ姿を魅力としてきた。しかし今回、出演者のバランスや笑いの取り方をめぐり例年以上に批判的な声が強まった。

13年の歴史を誇る同番組が今後も続くためには、世代交代と社会的感覚の変化にいかに対応するかが課題となる。次回の放送で野呂やみちょぱがどのような役割を担うのか、また有吉が時代に即した“いじり”のスタイルを模索できるのか、注目が集まる。

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ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

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