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【気象解説】残暑は10月まで続く 秋は大雨リスクにも要警戒

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残暑
PhotoACより

2025年の残暑は例年以上に長く、10月に入っても全国的に高温傾向が続く見込みだ。一方で、秋雨前線は不明瞭ながらも、ひとたび降れば大雨になる可能性が高い。今年の秋は「いつまで暑いのか」「どんな雨が降るのか」「生活への影響はどうか」という点に、多くの関心が集まっている。

 

10月まで続く残暑 いつ涼しくなる?

8月17日の最高気温は東京都心34.8℃、大阪35.1℃、福岡34.2℃と猛暑日が相次いだ。今後1週間は九州から関東を中心に猛烈な暑さが続き、10月にかけても全国的に平年より高温傾向が予想されている。
秋の訪れを感じられるのは朝晩の一時的な涼しさ程度で、日中は引き続き熱中症のリスクが高い。衣替えや秋服の出番は例年より遅れ、場合によっては10月下旬まで半袖が活躍しそうだ。

 

秋雨は少ないが「雨は強い」 どんな降り方になる?

例年なら9月から10月は秋雨前線の季節だが、今年は前線がはっきりと現れにくい見通しだ。しかし「雨が少ない」わけではない。太平洋高気圧の縁を回る湿った空気が流れ込みやすく、降れば短時間でひと月分に匹敵する大雨になる恐れがある。
つまり、秋は秋晴れと大雨が極端に入れ替わる、不安定な気候になると考えられる。

 

暮らしへの影響 農作物・紅葉・衣替え

残暑の長期化は農作物にも影響を及ぼす。稲や野菜の生育に負担がかかり、品質や価格への影響が心配されている。また、紅葉の見頃が遅れる、あるいは高温と大雨で色づきが不十分になる可能性もある。
生活面でも、秋服の準備や暖房の使用開始が後ろ倒しになり、11月になっても日中は半袖が心地よい日が続くかもしれない。

 

安全対策 熱中症と大雨への備え

残暑が長引くため、9月以降も熱中症対策が欠かせない。水分補給やエアコンの使用を「夏だけ」と思わず続ける必要がある。
さらに、大雨リスクに備え、側溝の掃除や家の周囲の排水確認を行っておくことも大切だ。短時間での集中豪雨に備えて、防災グッズや避難情報の確認も欠かせない。

 

気候変動との関連 「秋が短い」現象は常態化?

近年、「春や秋が短く、夏と冬が長い」と感じる声が増えている。今回の長引く残暑や極端な降雨傾向も、地球温暖化の影響が背景にあると考えられる。今後も同様の傾向が続けば、「残暑が10月まで、大雨リスクが高い秋」という気候が新しい常識になる可能性もある。

 

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ライター:

広島県在住。福岡教育大学卒。広告代理店在職中に、経営者や移住者など様々なバックグラウンドを持つ方々への取材を経験し、「人」の魅力が地域の魅力につながることを実感する。現在「伝える舎」の屋号で独立、「人の生きる姿」を言葉で綴るインタビューライターとして活動中。​​https://tsutaerusha.com

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