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コスモスイニシア「海プロジェクト」、8/22に江の島・逗子で環境学習イベント

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移動型拠点車「mobica」を活用、8/30「逗子海岸 海祭り」にも出展

うみと、まなびと、エコステーション
うみと、まなびと、エコステーション(提供:コスモスイニシア、以下同)

大和ハウスグループのコスモスイニシア(東京都港区)が、湘南・鎌倉エリアで展開するリノベーションマンションシリーズ「海プロジェクト」の一環として、夏の浜辺を教室に見立てた体験型の環境学習を実施する。8月22日(金)に片瀬西浜・鵠沼海岸と逗子海岸で「うみと、まなびと、エコステーション」を開き、8月30日(土)には逗子海岸で行われる「ワッショイ!ずしかいがんサマーフェスティバル『逗子海岸 海祭り』」にも参加する。

同社のニュースリリースによると、移動型拠点車「mobica(モビカ)」を活用し、親子が参加しやすいプログラムで海洋ごみ問題を身近に学ぶ場を提供するという。

 

海を学び、拾い、つくる 「mobica」を核にした体験プログラム

22日の環境学習イベントは午前が片瀬西浜・鵠沼海岸(10:00~12:00、江の島海水浴場共同組合と共催)、午後が逗子海岸(14:30~16:00、逗子海岸営業協同組合と共催)。ビーチクリーン、海洋ごみを素材にしたキーホルダー制作のアップサイクル・ワークショップ、小学生向けの講演を通じて、拾う・作る・考えるを一連の体験として組み立てる。ワークショップへの参加条件として「事前に拾ったごみ3個を持参」が求められる点も、実践の一歩を促す設計だ。逗子会場では回収資源を使った「ずし」オブジェの完成も予定する。

プログラムの拠点となる「mobica」は、コスモスイニシアグループの株式会社GOOD PLACEが提供するワーケーションカーで、車内電源やWi-Fiを備え多用途に展開できる。移動と設営の自由度を生かし、浜辺の教育拠点としても運用可能とされる。

 

8/30は逗子の「海祭り」に出展、エコステーション付近で体験ブース

月末の30日(土)は、逗子海岸で開催される「ワッショイ!ずしかいがんサマーフェスティバル」の掉尾を飾るイベント「逗子海岸 海祭り」(17:30~、海岸中央)に参加し、エコステーション付近でアップサイクル体験ブースを展開する予定だ。逗子市観光協会の案内でも開催日時や会場が示されている。

8/5に逗子で先行開催、40人が参加して手応え

イベントの様子
イベントの様子

本格実施に先立つ8月5日(火)には逗子海岸でビーチクリーンとアップサイクル制作体験を組み合わせた環境教育イベントを行い、子ども15人を含む計40人が参加した。現地で集めたペットボトルキャップを「ずし」オブジェの一部として取り付ける体験も行い、清掃活動が可視化される仕掛けが参加者の関与を促したという。

リノベと海をつなぐ「海プロジェクト」 建材へのアップサイクルまでを一気通貫で

「海プロジェクト」は、単発の清掃活動にとどめず、回収素材を実際の住空間の建材へと生まれ変わらせる点に特徴がある。2023年には鵠沼海岸のビーチクリーンで回収した海洋プラを混ぜ込んだオリジナルタイルをリノベ物件の意匠に採用し、生活の場に“海との接点”を刻んだ。

教育の線も継続的だ。2024年には湘南学園中学校とNPO法人UMINARIと組み、ビーチクリーンとワークショップを行う校外学習を実施。回収した資源の一部はリノベーションマンションの建材に組み込む予定とし、学びと循環の連関を明確に示した。

今年6月には逗子市や海の家組合と連携し、海開きに合わせて逗子海岸にペットボトルキャップ回収ボックスとオブジェを設置。夏の期間、海水浴客が資源循環の仕組みに触れられる導線を「エコステーション」と一体で整備している。

 

担当者の視点は自社メディアで公開、最新情報はInstagramで

担当者の声
担当者インタビュー

イベントの狙いや運営の工夫については、同社オウンドメディア「COSMOStyle」とYouTubeの担当者インタビューで解説されている。担当者インタビューによると、同社は海洋プラの回収とアップサイクルを“善意のイベント”にとどめず、事業に回路をつくることを狙う。

担当者3人は「リノベーション自体がサステナブルな事業であり、『サステナブルな暮らし』に価値を感じる層は、多少価格が高くても選ぶ可能性がある」と述べ、環境配慮への関心が高い地域で実装し、将来的に都内の高価格帯物件へ展開する土台を築く考えを示した。流通事業部 商品企画部の伊藤祥子氏(在籍13年、3児の母)は、核に「暮らしへの還流」を置く。ビーチで拾った海洋プラスチックをタイルなどの建材へアップサイクルし、実際のリノベ物件に取り入れることで、住む人が海を日常の延長として意識し「きれいにしよう」と思える接点を住空間に刻むという。

経営企画部 兼 サステナビリティ推進室の長瀬立子氏(在籍3年)は、立ち上げの原点を「つながり」と説明する。OBの縁でZ世代主体のNPO法人UMINARIと出会い、その熱量を受け継いだとし、「ビーチクリーンで1人が拾える量は限られるからこそ、日常で『ごみを出さない』行動へつなげる教育効果を重視する」と語る。地元の小学生や逗子海岸営業協同組合と連携し、逗子で出たごみがアップサイクルされる過程を体験してもらうことで、日々の行動変容を促す設計だ。

流通一部の堀奈々美氏(在籍5年)は季節要因を指摘する。「夏の逗子はきれいに見えるが、拾ってくれる人がいるからだ。ライフセーバーや海の家が減る冬は漂着物が増える」。見えにくい季節の負荷を意識化し、通年での継続設計に反映するという。運営哲学は一貫して「地域と一緒に続けるからこそ持続可能性が生まれ、結果として事業の必然性も高まる」というものだ。

堀氏は「いま利益に直結しなくても、つながりと環境価値が将来の新規事業を生む」と展望を語り、長瀬氏は「海開きに合わせてアップサイクル素材のオブジェを制作・公開するなど、継続の節目をつくる」とする。伊藤氏は「次世代に受け継ぐことが最重要。アップサイクル素材を使った海の家のように、楽しみながら伝える場をいつか実現したい」と締めくくった。

最新の開催情報は公式Instagram「@initia_renovation」で発信するという。

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ライター:

サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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