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暇空茜こと、水原清晃氏が侮辱罪で在宅起訴 地検「堀口英利氏への投稿が侮辱に該当」

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暇空茜氏のアイコン
暇空茜氏のアイコン Xより

動画配信者やインフルエンサーとして知られる「暇空茜(ひまそら・あかね)」の名で活動する水原清晃氏(42)が、著名保守論客の堀口英利氏に対するSNS上の投稿をめぐり、侮辱罪で在宅起訴されていたことが7月31日、横浜地検への朝日新聞の取材で明らかになった。

 

地検によると、水原氏は2023年3月26日から4月15日頃にかけ、自宅のパソコンを用いてインターネット上の複数のウェブサイトに、堀口氏を侮辱する内容の文書を投稿したとされる。投稿は不特定多数が閲覧可能な状態であったといい、堀口氏の名誉を毀損しかねない内容だったという。

侮辱罪は通常、軽微な事案であれば略式起訴や罰金刑にとどまることが多い。だが、今回のように正式起訴された背景には、水原氏の投稿が「執拗かつ悪質」と検察が判断した可能性がある。刑事裁判が開かれる見通しとなり、拘禁刑や執行猶予が科される可能性も出てきた。

ネット上では、今回の起訴について「堀口氏への集団的な誹謗中傷が度を超えていた」との見方もあり、刑事責任の有無に注目が集まっている。

 

暇空氏は判決文を反撃材料に提示

一方、水原氏本人はSNS上で、「堀口英利氏に対する侮辱で在宅起訴された」と報じられた件について、自身に対する批判の発端は堀口氏側にもあったと主張。過去に堀口氏が関与した民事訴訟における判決文の一部を引用し、「自らも批判の対象となる立場だった」と反論を試みている。

 

堀口氏は「執拗な攻撃による名誉侵害」と反論

堀口氏は一連の経緯について、2024年2月時点で自身の「NOTE」などで「暇空茜およびその支持者から継続的な誹謗中傷・個人攻撃・プライバシー侵害を受けてきた」と明言している。特に、筑波大学の東野篤子教授や元自衛官・五ノ井里奈氏らに対する攻撃的な投稿の延長線上で、自身も標的にされたと主張しており、スペース機能での会談要求や経歴・病歴の詐称疑惑、性的な中傷まで受けたと訴えている。

堀口氏によれば、暇空氏の投稿は単なる表現行為ではなく、「名誉感情や信用の毀損を意図した悪質な人格攻撃」であると位置づけられる。自らが提示する証拠として、大学の在学証明書、診断書、海外渡航の記録なども公開し、「虚偽の情報に基づく攻撃に晒された」と反論を展開している。

 

光と影のある言論活動

水原氏はこれまで、政治活動や福祉団体に対する公金支出をめぐる調査・告発などをSNSや動画配信を通じて行い、行政の透明性を促したとして一部で評価を受けてきた。一方で、特定個人や団体に対して過激な表現や揶揄を繰り返す姿勢には批判も根強く、支援と反発が常に交錯する人物である。

言論の自由を武器に数々の不正を可視化してきた半面、その表現手法が「攻撃的すぎる」として、侮辱や名誉毀損を問われるリスクも背負ってきた。今回の起訴は、そうした“光と影”のコントラストが象徴的に現れた一件と言えるだろう。

 

表現の自由か、名誉毀損か ネット世論も分裂

今回の侮辱罪起訴は、ネット上での言論の自由と誹謗中傷の線引きを再び問う事案となっている。SNSでは「表現の自由を守れ」との擁護の声と、「相手を人格攻撃する投稿は許されない」との批判が真っ二つに分かれている。

堀口氏はこれまでにも複数の法的措置を通じてネット上の誹謗中傷に対抗してきた経緯があり、今回の刑事訴追はその一環とみられる。

今後、裁判を通じて、SNS上の投稿がどこまで「侮辱」として法的に認定され得るのか、その線引きに注目が集まる。

2025年8月2日、一部修正

 

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寒天 かんたろう

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ライター歴26年。月刊誌記者を経て独立。企業経営者取材や大学、高校、通信教育分野などの取材経験が豊富。

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