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大城優斗容疑者の監禁致傷事件 eスポーツ選手BlackRayこと長谷川翔も関与 建設会社は合同会社遊び心の実態

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熱湯・フライパン・ドライバー…元eスポーツ日本代表の転落と、建設業を名乗る“遊び心”の真実

大城優斗とBlackRay 長谷川翔両容疑者
大城優斗とBlackRay 長谷川翔両容疑者(InstagramとXより)

eスポーツ選手の長谷川翔容疑者(24)と、建設業を名乗る大城優斗容疑者(24)が主犯格として逮捕された監禁致傷事件が、大きな波紋を呼んでいる。2025年7月17日、警視庁は2人を含む男7人を、30代の男性を3カ月間監禁し重傷を負わせたとして逮捕監禁致傷の容疑で逮捕した。

事件の背景には、工事トラブルを発端とする暴力と金銭トラブル、そしてSNS上で見え隠れする法人名「合同会社遊び心」の存在がある。暴行の内容は極めて凄惨で、社会に対する衝撃は計り知れない。

 

長谷川翔容疑者、元「CAG Osaka」所属 契約解除と大会辞退に

長谷川容疑者は、国内有数のeスポーツチーム「CAG Osaka」の元メンバーで、「BlackRay」の名で『レインボーシックス シージ』などの競技シーンで活躍していた選手。報道を受けて、同チームは7月18日付で彼との契約を解除、また出場を予定していた「Asia Pacific League 2025 – APAC North Playoffs」からの辞退も発表した。

eスポーツ界の成長とプロ化が進む中で、元選手が重大事件に関与したことは、業界全体にとっても大きな痛手となった。

 

世界準優勝の実績も “BlackRay”の輝きと、その終焉

長谷川容疑者が所属していたCAG OSAKAのレインボーシックス シージ部門は、2025年5月、ブラジル・リオデジャネイロで開催された世界大会「RE:L0:AD 2025」で、日本のeスポーツチームとして史上初となる決勝進出・準優勝を果たしていた。

CAGOSAK。世界2位に。
極悪な監禁事件を起こした後に平然とゲームに興じていたと思うと……5月に世界中をわかせた長谷川の背中(提供:ブロードメディア株式会社)

この大会では、強豪Team Liquidとの一戦で14ブレットを賭けたプレッシャーのかかる大勝負に勝利。以後、米国や韓国の強豪チームを破って決勝に進出。決勝ではブラジルのFURIAに惜敗したものの、準優勝という快挙を成し遂げ、歴代アジアチーム最高位として世界のeスポーツシーンに名を刻んだ。

当時、長谷川選手は攻撃の起点としての役割を担い、観客を沸かせる大胆なプレイで注目を集めていた。こうした舞台で輝いていた人物が、まさか“実行犯”としてニュースを賑わすことになるとは、業界関係者にとっても想像を絶する展開だった。

 

工事クレームから暴行・金銭要求へ 拷問まがいの監禁劇

事件は、被害者の男性が内装工事を発注したことから始まった。工事に不備があり、再施工を求めたが、大城容疑者はこれを拒否。逆に男性をホテルに連れ込み監禁し、数十万円を請求。その後、男性は再び連れ去られ、都内・近郊のホテルや民泊を転々としながら監禁され続けた。

その間、暴行はエスカレート。ハサミやドライバーで刺す、熱湯や熱したフライパンを押し当てる、ライターで炙るなど、拷問とも言える行為が繰り返された。暴行の様子はスマホで撮影され、「もっと金があるだろ」と脅されながら、保険解約や借金に追い込まれた結果、被害男性は200万円以上を奪われた。

警察は4月30日、加害者が起こした交通事故の現場から監禁された男性を発見・保護。全治6カ月におよぶ重傷を負っていた。

 

大城優斗容疑者の会社「合同会社遊び心」に疑惑の目

事件の主犯格とされる大城優斗容疑者の実態も注目されている。ネット上では、彼が代表を務める法人として「合同会社遊び心」の存在が浮上。国税庁の法人番号データベースには、以下の情報が掲載されている。

  • 商号:合同会社遊び心(フリガナ:アソビゴコロ)
  • 法人番号:8011103012766
  • 所在地:東京都新宿区西新宿3丁目3番13号 西新宿水間ビル2F
  • 代表者名:大城優斗
 

一方で、Instagramのアカウント「@asobi_con」には「総合建築リフォーム」「関東全域で住宅工事」などと記されており、モルタル造形、左官、塗装、内装仕上げまで幅広い施工内容を掲げている。つまり、実際の事業は建設業・内装業に近いと見られる。

この整合性の曖昧さが、法人の透明性や企業モラルに対する疑念を深めている。

社名と実態の乖離にSNSで批判殺到

 

「遊び心」という社名と、事件の残虐さとのギャップも世間の怒りを買っている。

「会社の名前からして信用できない」
「遊び心って遊び心が過ぎる事件だろ……」
「クレームに逆上して監禁暴行とは…言語道断」
「法人としても責任を問われるべきだ」

Xの投稿にはこのような声が相次いでおり、企業ブランドと事件の倫理的な乖離が炎上の火種となっている。

 

法人としての責任も問われるべきか

現時点で「合同会社遊び心」が事件に組織的関与したと断定できる情報はない。ただし、代表者名・活動内容・SNSアカウント・事業実態の一致から、加害行為に用いられた基盤である可能性は否定できない。

警察の捜査の進展次第では、法人自体の説明責任や関係企業への波及も視野に入ってくるだろう。

 

友達は選ばないとね

いずれにしろ、不良顔負けの常軌を逸した犯罪行為であり、とても堅気の人間のすることとは思えない。大城ら犯罪者が長い懲役に赤落ちした先で、娑婆にでて就職する先はどっかの組織なりにゲソ付けすればいいだけだろうが、BlackRayこと長谷川は世界大会で2位になるなど、才能があったと聞く。

塀のなかではお得意のゲームをすることもかなわず、eスポーツのアスリートとしての人生はここで終了だろう。非常にもったいない。おそらく地元の友達なのだろうが、友達は選ばなければダメだということなのだろう。

ただ、XなどのSNSを見る限り、監禁している3か月間も普通に投稿を続けており、おそらく現段階では倫理観の欠片もないクソ野郎なことは否定しようもなく、長い懲役のなかで社会性を身に付けるべきだろう。社会復帰した先でゲームしかできない小僧に何ができるのかはわからんが……。

 

まとめ

長谷川翔容疑者の転落と、大城優斗容疑者の法人活動をめぐる疑惑。この事件は単なる暴行事件ではなく、プロeスポーツ選手の信頼、法人格のあり方、SNS時代の企業ガバナンス、すべてを巻き込んだ社会的事件として捉える必要がある。

真相の究明と、業界全体の再点検が急がれる。

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寒天 かんたろう

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ライター歴26年。月刊誌記者を経て独立。企業経営者取材や大学、高校、通信教育分野などの取材経験が豊富。

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