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北島国際貿易、EV技術応用のスーツケースMOOBOT 第5世代 歩行エネルギーを電力に

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スマートアシストスーツケース「MOOBOT(ムーボット)」の次世代モデル(第5世代)
画像出典:北島国際貿易株式会社 プレスリリース

北島国際貿易株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:藤原拓雄)は6日、同社が展開するスマートアシストスーツケース「MOOBOT(ムーボット)」の次世代機となる第5世代モデルの開発ロードマップを公開した。 同社の発表によると、電気自動車(EV)で用いられる技術を応用した「回生充電システム(M-ERS)」および、極限の静粛性を追求した「ステルス・サイレント・ホイール」の研究開発に着手しており、2028年の実用化を目指すという。

これまで追尾機能やアシスト走行によって移動の負荷軽減を主眼に置いてきたスマートスーツケース市場において、同社はエネルギーの自給自足という新たな価値基準を提示しようとしている。

 

EV技術をカバンに実装、回生システム「M-ERS」の衝撃

今回発表された技術の中で最も注目すべきは、世界初(※同社調べ)となるスーツケースへの回生充電システムの実装だ。 北島国際貿易が公開した資料によれば、「MOOBOT Energy Recovery System(略称:M-ERS/エム・アース)」と名付けられたこのシステムは、EVやハイブリッドカーの基幹技術である「回生ブレーキ」を小型化し、スーツケースに応用するものだという。

仕組みは合理的だ。下り坂でブレーキがかかる際や、アシスト機能をオフにして手動で引いている際に発生するタイヤの回転エネルギーを、熱として放出するのではなく電力へと変換する。これにより内蔵バッテリーへの再充電を行う。 同社はこの技術により、バッテリーの航続距離を従来比で約20〜30%延長させる目標値を掲げている。旅先での電源確保は旅行者にとって常に悩みの種であるが、ただ「歩く」という行為が電力リソースを生み出すのであれば、移動の概念は根本から覆る可能性がある。

 

航空宇宙素材で挑む「ステルス・サイレント・ホイール」

エネルギー効率と並んで同社が注力するのが「音」の問題だ。早朝の住宅街や石畳の上でスーツケースが発する騒音は、移動者にとって心理的なストレスとなってきた。 これに対し、北島国際貿易は「完全なる静寂(Stealth)」を謳う「ステルス・サイレント・ホイール」の開発を明らかにした。

単なる静音キャスターではない。同社によると、素材には航空宇宙産業でも採用される特殊吸音ゴムを使用し、軸受には摩擦係数を極限まで低減させたセラミックベアリングの採用をテストしているという。さらに、路面の微細な凹凸から生じる振動をホイール内部で相殺する新たなダンピング構造も開発中とのことだ。 これが実現すれば、高級ホテルのロビーや深夜の帰宅時においても、周囲に気配を悟らせない品格ある移動が可能になるだろう。

 

移動の未来を再定義する北島国際貿易の挑戦

「移動を『消費』から『生産』へ」――。 北島国際貿易が掲げるこのコンセプトは、単なる機能追加の枠を超え、サステナビリティへの回答でもある。 同社は輸入商社という枠組みを超え、技術志向のクリエイティブ・カンパニーとしての色を強めている。過去にクラウドファンディングで実績を残してきたMOOBOTシリーズだが、今回の「第5世代」は、既存のハードウェアの延長線上に留まらない、インフラとしての側面さえ帯びているように映る。

プロトタイプによる実証実験は既に開始されているという。2028年、私たちの手にするスーツケースは、単なる荷物入れではなく、エネルギーを生み出す「発電所」へと進化しているかもしれない。

 

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ライター:

Webライターとして活動。主にエンタメ系、サステナビリティ関連の記事などを扱っています。

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