ログイン
ログイン
会員登録
会員登録
お問合せ
お問合せ
MENU

法人のサステナビリティ情報を紹介するWEBメディア coki

アップサイクルの新境地 ジェックスとRINがアロマディフューザー「リクアス アロマ」を共同開発

サステナブルな取り組み SDGsの取り組み
コラム&ニュース ニュース
リンクをコピー

割れたガラス水槽と廃棄予定の花が、涼やかな香りに昇華

割れた水槽とロスフラワー®がアロマディフューザーに生まれ変わる
割れた水槽とロスフラワー®がアロマディフューザーに生まれ変わる(提供:ジェックス)

アクアリウム用品国内シェアNo.1のジェックス株式会社(大阪府東大阪市)と、ロスフラワー®事業を展開する株式会社RIN(東京都渋谷区)が共同開発した新商品「リクアス アロマ」が、2025年8月1日より販売開始される。

 

アップサイクル素材を用いたこのアロマディフューザーは、輸送中に割れて廃棄対象となっていたガラス水槽と、生花市場での未流通花材を再利用するという、サーキュラーエコノミーの精神を体現した製品だ。

この製品は、廃棄ガラスを新たな価値に転換するジェックスの「リクアス」シリーズと、花の命をもう一度照らすRINの「ロスフラワー®」の融合によって誕生。あしたばガラス工房(山梨県南都留郡)との連携で製作されたガラス容器に、色とりどりのポプリが封入され、涼しげな外観と自然な香りを楽しめるインテリアアイテムに仕上がっている。

 

サステナブルなものづくりの実証

ジェックスでは、毎年数十万本単位で生産される水槽のうち、製造や運搬中に破損したものを廃棄せず、再溶解・再加工する取り組みを進めてきた。これまでも吹きガラス風の「リクアス ベレー」や、ロックグラス形状の「リクアス グラス」など、リサイクル素材を活かした商品展開を行ってきたが、今回の「リクアス アロマ」はその第3弾となる。

あしたばガラス工房からは、「板ガラスを溶かして再成形する工程は先が読めず難易度も高いが、完成したガラスの淡い青緑色は非常に美しく、作品としての奥行きがある」との声が寄せられており、製作過程における創意工夫と素材への敬意がにじむ。

 

RINの「ロスフラワー®」が灯す命の美しさ

一方、RINが取り組むロスフラワー®とは、市場に出回らず破棄される規格外品や、式場・店舗での役目を終えた花々を回収・再活用する活動だ。RIN代表の河島春佳氏は「花一輪にも命と個性があることを、アロマを通して感じてほしい」と語る。今回のディフューザーには、そうした花たちがポプリとして使われており、ひとつひとつの表情や香りが異なる点も魅力となっている。

SDGs共創の象徴としてのコラボレーション

「リクアス アロマ」は、両社のSDGsに対する理念の結晶でもある。自然と命への敬意を共有するジェックスとRINは、互いの強みを掛け合わせ、日常生活の中にサステナブルな美しさを届けることを目指す。

ジェックスのSDGsサーキュラーチームからは「ガラスの水色と花の色合いが重なり、水に浮かぶ花のような幻想的な仕上がりになった」とのコメントがあり、単なるアロマアイテムにとどまらない芸術性も併せ持っている。

 

製品情報と入手方法

「リクアス アロマ」は、直径約9cm・高さ約7.6cmの手作りガラス容器に、ドライフラワーのポプリを封入した構造で、税込6,980円で販売される。エッセンシャルオイルは別売となる。

購入はジェックス公式オンラインショップにて可能で、数量限定のため早期の完売も予想される。イベントでの取り扱いも予定されており、詳細は随時更新される公式情報を確認する必要がある。

購入はこちら

Tags

ライター:

サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

関連記事

タグ

To Top