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教育テック大学院大学が中高生向け「ジュニアSDGsキャンプ」を開催【大阪・関西万博】

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次世代リーダー育成へ、教育と社会課題の交差点を探る実践プログラム

教育テック大学院大学のHP
教育テック大学院大学のHPより

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)において、学校法人OCCが運営する教育テック大学院大学は、7月1日、2日、7日、9日の計4日間、「ジュニアSDGsキャンプ」を開催する。開催場所は万博会場内の「サステナドーム(フューチャーゾーン)」。中高生を中心とした次世代を対象に、企業や自治体、大学と連携しながら、持続可能な社会を考える体験型プログラムを展開する。

この取り組みは、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会企画局持続可能性部の主催によるもので、万博を教育機会と捉え、SDGs(持続可能な開発目標)を軸に次世代の人材育成を図る狙いがある。教育テック大学院大学は、社会課題に向き合う学びの場として、本プログラムを通じたリーダーシップ育成に注力する。

 

サステナブルファッションをロハスフェスタで体験

7月1日には「ロハスフェスタ」を舞台に、使用済みテント布をアップサイクルしてトートバッグを作るワークショップを実施する。衣服素材や環境負荷について学び、持続可能なファッションの未来を考える機会とする。協力するのは、地域密着型イベントを手がける株式会社シティライフNEW。環境省の「グッドライフアワード」や「グッドデザイン賞」を受賞した実績を持つ企業だ。

 

スーパーホテルで学ぶエコな宿泊のあり方

7月2日には、エコファースト企業として認定を受けたスーパーホテルの取り組みに触れるワークショップが展開される。カーボンオフセット、オーガニック食材、森林資源の活用など、宿泊業におけるSDGsの実践事例を学ぶ。協力する株式会社スーパーホテルは、国内外で約170の店舗を展開し、気候変動対策でも受賞歴を持つ。

琵琶湖の知恵に学ぶ農業遺産のサステナビリティ

7月7日は、国連FAOが世界農業遺産に認定した「琵琶湖システム」がテーマとなる。環境保全型農業や伝統野菜を中心に、自然との共生を考える体験が組まれている。滋賀県、日野町、JAグリーン近江など、地域の農業・水産・行政団体が連携し、SDGs達成に向けた地域資源の重要性を伝える。

 

世界遺産・佐渡島から多様なSDGs実践を体験

最終日の7月9日は、新潟県の佐渡島を題材にしたプログラムが実施される。佐渡市のSDGs事例や、世界文化遺産「佐渡金山」のVRコンテンツ、地域資源を活用した教育ゲームなどを通じて、多角的な視点から持続可能性を学ぶ。協力団体には佐渡市、金沢工業大学、株式会社LUDOなどが名を連ねる。

 

大学教育の枠を越えた社会実装型の学び

教育テック大学院大学は2025年4月に開学したばかりのフルオンライン大学院で、教育DXと経営に特化した社会人向けのプログラムを提供している。今回のジュニアSDGsキャンプにおいても、正規課程の知見を社会実装へと広げる姿勢がうかがえる。

出前授業や教員研修、自治体との連携を通じて、大学の知を社会に還元する取り組みは今後も加速する見通しだ。未来を担う若者たちにSDGsを「自分ごと」として捉えさせる試みは、教育と社会課題をつなぐ新たな試金石となるだろう。

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サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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