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横浜創学館高等学校、最後の学生服をアップサイクル 校歌レリーフや校内サインに再生

サステナブルな取り組み ESGの取り組み
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オンワードコーポレートデザインが企画・制作、卒業生からの寄贈品として設置

アップサイクルされた校歌のレリーフ
提供:オンワードコーポレートデザイン

神奈川県横浜市にある横浜創学館高等学校が、2025年3月に卒業した生徒たちの学生服をアップサイクルし、校内に設置する寄贈品として活用した。制作を手がけたのは、ユニフォームや空間デザインを手がける株式会社オンワードコーポレートデザイン(東京都千代田区)。

校歌レリーフや校内サインとして生まれ変わった学生服は、3年間の思い出をかたちにする取り組みとして注目されている。

 

旧制服「最後の世代」の制服を形に残す

横浜創学館では、2023年4月に学生服のリニューアルを実施しており、今年度の卒業生は旧制服を着用した最後の世代にあたる。これを機に、従来の卒業生寄贈品として選ばれてきたパイプ椅子や時計とは異なる、「ストーリー性のある品」を求める声が生徒や教職員の間で高まった。

その声に応えるかたちで、卒業生が実際に着用していた制服を回収し、オンワードコーポレートデザインの手によりアップサイクル。思い出と素材を引き継いだ寄贈品が誕生した。

校歌レリーフはオンライン配信に対応

今回制作された寄贈品のひとつが、校歌を刻んだレリーフである。コロナ禍以降、同校では全校集会がオンライン形式で行われており、画面越しに見栄えする校歌レリーフの必要性が指摘されていた。

アップサイクルされたレリーフは、集会配信の舞台となる「選択教室」に設置され、校歌と共に卒業生の記憶を伝える存在となる。衣服としての役割を終えた制服が、今後は視覚的な象徴として学校生活を支えることになる。

 

来校者にやさしい校内サインも制作

もう一つの寄贈品は、廊下の階数表示とトイレのサインである。横浜創学館ではこれまで、校内にわかりやすい案内表示がなかったことが課題となっており、特に増築中の校舎では来校者の混乱を招いていた。

アップサイクルされたトイレ案内
提供:オンワードコーポレートデザイン

こうした背景から、制服の生地を活用した案内サインを新たに制作。シンプルで機能的なデザインとともに、学校への愛着を視覚的に表現する工夫が凝らされている。

 

「デザインの力で思い出を未来へ」

寄贈品の制作を担ったオンワードコーポレートデザインは、法人向けのユニフォームや販促ツール、空間設計を手がけてきた企業であり、60年以上にわたり1,600社以上の課題解決を支援してきた実績を持つ。

同社は「企業や社会の課題に寄り添い、笑顔をデザインする」ことを理念に掲げており、今回のプロジェクトでも単なる廃棄を避けるだけでなく、卒業生や在校生、来校者が心地よく過ごせる空間づくりに貢献した。

「思い出をかたちに、制服を未来へ」。卒業生の歩んだ3年間は、静かに校内の風景に溶け込み、次の世代へと受け継がれていく。

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ライター:

サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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