
株式会社ノルコーポレーションが展開する「.FULL(ドットフル)」より、発酵・導入美容液成分を配合したロールオンパフュームが登場する。ビビッドなパッケージは2次利用が可能で、再生可能なバイオマスプラスチック・インキを使用。日常に溶け込むサステナブルな提案が注目を集める。
ロールオンパフュームの新登場
株式会社ノルコーポレーション(本社:東京都調布市)は、2025年春に「.FULL(ドットフル)」ブランドから新たなロールオンパフュームを発売する。3月25日より楽天、Amazon、全国の雑貨店やバラエティショップで順次販売を開始する。
本製品は、肌になじみやすい植物由来オイルを使用し、発酵導入美容液成分と美容保湿成分を配合。香りだけでなく、肌の潤いケアにも配慮した仕様となっている。
環境にやさしい2次利用可能なパッケージ
本製品の特徴の一つが、パッケージの2次利用を促す設計にある。ビビッドカラーのパッケージはミニポーチとして活用でき、小物の収納に便利なデザインだ。アクセサリーやコスメ、文具などを保管できる仕様とすることで、パッケージが一度きりで廃棄されるのを防ぎ、持続可能なライフスタイルへの貢献を目指している。
また、容器には再生可能なバイオマスプラスチックを採用し、印刷にはバイオマスインキを使用することで、環境負荷の低減にも配慮している。こうした工夫により、製品を使用するたびにサステナブルな選択を意識できる仕組みとなっている。
自然と調和する香りとスキンケア効果
.FULLのブランド名には、「日常のストレスに終止符を打ち、心を満たす」という意味が込められている。ブランドコンセプトとして、慌ただしい日々の中で特別なひとときを感じられるようなアイテムを提供することを目指している。
今回のロールオンパフュームでは、「心が満たされるワンシーン」をテーマにした4種の香りを展開。それぞれの香りにはストーリーが込められ、ユーザーが自分に合った香りを選ぶことで、日常の中にささやかな幸福感を見出せるよう設計されている。
加えて、ヒアルロン酸やセラミド、ラベンダーオイルなどの美容成分を配合し、香りを楽しみながらスキンケアもできる点が特徴的だ。香水としての役割だけでなく、肌への優しさも考慮したアプローチが、.FULLの哲学を反映している。
サステナブルなビジネス戦略から学ぶポイント
ノルコーポレーションの取り組みから学べるのは、製品の機能性とサステナビリティを両立させる視点だ。従来、フレグランス製品のパッケージは装飾性が重視され、使用後はそのまま廃棄されることが一般的だった。しかし、.FULLはデザイン性と機能性を兼ね備えた2次利用可能なパッケージを導入し、廃棄物削減に貢献している。
また、単に環境に配慮するだけでなく、ユーザーにとって「使いやすい」「続けたくなる」アイテムとして成立させることが重要であると示している。企業がサステナブルな製品を開発する際には、消費者のライフスタイルに溶け込む形で提案することが鍵となる。
今後も、ノルコーポレーションのように環境と日常をつなぐブランドが増えることで、持続可能な社会の実現が加速していくことが期待される。