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マテックス株式会社

https://www.matex-glass.co.jp/

〒170-0012 東京都豊島区上池袋2-14-11

03-3916-1231

マテックス若手が「成長」をテーマに語り合う|パーパス経営の取組み

サステナブルな取り組み ESGの取り組み
ステークホルダーVOICE 社員・家族
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上段左から松本社長、南さん、山田さん、島居さん、間中さん。 下段左から田中さん、喜田さん、髙野山さん、岩﨑さん。

マテックス株式会社は2023年7月7日、東京都豊島区にあるHIRAKU IKEBUKURO(ヒラク イケブクロ)01『SOCIAL DESIGN LIBRARY』で、「成長」をテーマに若手社員のトークセッションを開催しました。当日のもようをレポート形式でお届けします。

今回集まってくれた若手社員のみなさん

  • 山田健斗さん(池袋支店、営業、入社6年目)
  • 喜田美智瑠さん(小金井営業所、窓口、同5年目)
  • 間中裕己さん(さいたま営業所、営業、同7年目)
  • 島居広輝さん(草加営業所、営業、同6年目)
  • 髙野山雅子さん(柏営業所、窓口、同3年目)
  • 南凌さん(新座営業所、営業、同6年目)
  • 田中優奈さん(相模原営業所、窓口、同2年目)
  • 岩﨑美紗子さん(経営企画部、スタッフ、同8年目)

プロローグ:社長からのメッセージ

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松本浩志社長のメッセージでトークセッションはスタートしました。
松本

日常業務でも社会で起きている出来事でも、オートマティックに流れていく事象としてとらえるのではなく『自分ごと化』できるようになれば、自分も社会もちょっとだけ良くなるんじゃないか。

最近、そんなことをよく考えています。

当社はパーパスやコアバリューを掲げていますが、陥りがちなのが、『他人ごと化』した『与えられたパーパス』のようになってしまうこと。

与えられたパーパスでも構わないかもしれないけれど、他人ごとのパーパスよりも、自分の想いや価値観がのった『自分ごと化』したパーパスのほうが、原動力になる気がしています。

かっこいい言葉や誰かの受け売りよりも、自分の想いがのった血の通ったパーパスを掘り下げるほうが、力になるものです。

ミケランジェロが作品を作るとき、『作りたいものを設計して、掘る』ではなく、『大きな岩のなかに作品は存在している。それを掘り出していく』という感覚で作っていたと言われています。

そんなふうに、『すでに自分のなかにあるパーパスを丁寧に掘り起こす』ということが、パーパスをエネルギーに変えるためのポイントになるのだと思います。

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松本

これと連動するキーワードが、『サードプレイス』という言葉。一見関係ないと思われるかもしれませんが、私は、充実感を得るために『サードプレイス』が果たす役割は大きいと信じています。

ファーストプレイスとしての家庭、セカンドプレイスとしての職場があり、家庭でも職場でもないインフォーマルな時間や機会が、サードプレイス。

たとえば公園でコーヒーを飲む時間や、焼き鳥屋で友達と飲み明かすひとときも、サードプレイスと言えるかもしれません。

ただ、ビジネスパーソンとしての成長や充実感を考えると、知的な領域で気付きやひらめきを得られる場が、大事なサードプレイスになるのではないでしょうか。

本日みなさんに集まってもらったこの場所は、まさにそうした場としてオープンした場所です。

『HIRAKU IKEBUKURO』という名称は、当社の事業『窓』にちなんで『窓をひらく』という文脈にかけています。

また、本をモチーフにしていることもあり、『本をひらく』という意味も込めています。この場所が、1人ひとりの成長や充実を叶えるための場所になればと願っています。

当社はもうすぐ100周年を迎えます。そして、これからの世界には『かっこいい人たち』『素敵な人たち』が必要とされています。

100周年に向けて当社は、『かっこいい大人がいる会社』を目指したい。

1人ひとりが自分を磨き、知的な研鑽を積める最初の拠点として、『HIRAKU IKEBUKURO 01』と『HIRAKU IKEBUKURO 02』を作りました。今後さらなる拡充を予定しています。

皆さんだけでなく、お客様や皆さんの大切な家族、お友達にもぜひ訪れていただき、学びや刺激を得られる場として活用してみてください。

仕事でこんな成長を実感しました

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時には笑いも混じりながら社員同士が自身の成長を伝え合う。写真は左から間中さん、山田さん、南さん

トークセッション最初のトピックは、「仕事で成長を実感したこと」。

営業のメンバーのなかには、「お客様の訪問を先月より増やしたことで今月の計画を達成できた」と感じた人と、回数よりもむしろ「関係構築」にフォーカスして計画達成を目指した人に分かれました。

「関係構築」派の南さんは、「もちろん訪問することは大事」と前置きしつつ、「訪問して関係性をはぐくむことが重要で、一旦信頼関係を築ければ、発注方法を電話でご案内したり、お客様のほうから『電話でいいよ』と言っていただけたりします」と、経験をシェア。

一方、「訪問数を増やす」派の間中さんは、営業職に移った当初、「何か爪痕を残さないと先輩たちを超えていけない」と感じたと振り返ります。

間中

僕らの年代では、1回の訪問で画期的な提案をすることは難しい。そこで僕が選んだ手段が、面談数を増やすことでした。

単に訪問数を増やすというよりは、確実に目と目をあわせてお客様と話す機会を増やすことで、売り上げも伸び、ひいてはファーストコールがかかってくるような関係性を築けました。

窓口のメンバーにも回数にまつわる問いを発してみたところ、「伝票のチェックの数を増やしたことで請求ミスが減った」というメンバーと、そうでないメンバーに二分されました。

入社5年目の喜田さんが、「回数を増やすのではなくチェックの仕方を変えることで、ミスが減りました」と振り返る一方で、3年目の高野山さんは「私はまだ新しい策を考えられるフェーズにたどりつけていません」と苦笑。

「せめてチェックの回数を増やすことで、ケアレスミスを防ぐようにしています」と、率直に打ち明けてくれました。

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岩崎さんの「仕事での成長」の話を温かい目で見守る松本社長と田中さん

営業推進部での経験もある岩﨑さんは、スタッフとして「営業メンバーの要望に応えて感謝された実感がある」と言います。

岩崎

もちろんこちらからも提案をしますが、まずは営業メンバーの要望に応えることでお客様にプラスになるよう心がけます。

そうすると営業所から感謝され、こちらから営業所への提案も受け入れられやすくなります。営業メンバーと協力して仕事を進めることで、好循環が生まれることを実感しました。

2年目の田中さんは、「ゼロからのスタートだったので、すべてにおいて成長を実感する日々」。

なかでも先日、見積もりをお届けしたお客様から「田中さん、仕事できるようになったね。見積もりが早くなった」とお褒めの言葉をいただけた際には、あらためて成長を実感したそうです。

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小金井営業所 喜田さんはチームの成長と共に自身の成長を実感しているという

続いて、「今がいちばん成長を実感しています」と語るのは、小金井営業所の喜田さん。

喜田さんの所属する小金井営業所では、メンバーが入れ替わったことを機に、担当分けしていた業務を窓口のチーム全体で分け合うようになりました。

担当業務をお互いに教え合ったり、誰でもスムーズに処理できるよう業務プロセスを工夫したり、営業所をあげて新体制を構築。

その結果、レスポンスの速度も上がり、お客様からの好印象にもつながったようです。

喜田

変化にともない負荷はかかりましたが、これまで踏み込めなかった仕事を積極的にするようになって、窓口全体も『自分から仕事をとっていく』という姿勢に変わってきました。

チーム全体で前向きな気持ちを持ち、のびのびと仕事をするには、心理的安全性も重要ですね。

入社5年目の今、「チームの成長なくして自分の成長はない」と、強く感じているそうです。

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「誠実さ」が自身の成長におけるキーワードと語るは営業の間中さん

営業の間中さんは、「去年から今年にかけて成長を実感している」と言います。入社以来約6年間、「誠実さをひたすら心がけてきた」と、間中さん。

社長から「パーパス」についての話を聞いて以来、それまで心がけてきた「誠実」というキーワードから自身の存在意義を探るようになったそうです。

間中

お客様にとって『間中』という存在はどんな意味があるだろう?と考えたとき、『誠実さ』という部分を『間中の良さ』として落とし込めているように感じました。

パーパスと紐づけるようになった昨年度から今年度にかけて、それが如実に数字に表れています。担当するお客様の数は変わらずとも数字が伸びている。これは、従来の姿勢では達成できなかった結果です。

直行直帰の営業スタイルに切り替えてからは、お客様のみならず窓口や業務のメンバーに対する誠実さもこれまで以上に心がけているそう。

間中

お客様に対しても同僚とのやりとりでも、言葉の使い方に気をつけています。

連絡手段にビジネスチャットツールを多用しますが、文字だけのコミュニケーションだと伝わるニュアンスが変わってくるので、特に意識するようにしています。

また、受注に向けて現在どのような動きをしているのか、窓口や業務のメンバーにも共有するように心がけています。

頼み事をするときには、自分の目的達成だけを考えるのではなく、相手の目的にも寄り添い、最終的にはしっかりと結果で返す。そういったことを意識していますね。

〈社長のコメント〉
感動しました。みなさんが影響を与え合う「循環」のステージに入ってきていますね。仕事をしていると良い時期ばかりではありませんし、人と人との関係におけるマインドセットにも浮き沈みがあるでしょう。そういったことも頭の片隅において自分を客観視しつつ、成長エンジンに変えていけると良いですね。

これからの「なりたい自分」像

次に、未来に向けて「なりたい自分」像について語り合ってもらいました。

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コミュニケーションと笑顔を大切にしているという山田さん。ディスカッション時も場を和ませているのが印象的だった。
山田

有言実行できる人になりたいです。
必ずしも思い通りにいかないこともあれば、環境を言い訳にしてしまいたくなることもあります。

でも、思っていた形と違っても「実現できた」と達成感を感じられるようになりたいし、周囲の仲間もそう思えるような環境を作りたい。

そのためにも、営業、窓口、業務を問わず、一緒に働く人たちとこまめにコミュニケーションをとりつつ、笑顔を大切にしています。怒ったときも、そのあと笑顔のフォローを忘れずに(笑)。

同じ営業職で同期の、南くんの「なりたい自分」像も聞いてみたいです。

僕は、「お客様にファンになってもらうこと」が目標。

間中

ファンを増やすために、どんなことをしているの?

マテックスらしい提案をするようにしています。

たとえば、「なぜマテックスがこの工場を持っているのか。それで何を実現できるのか」といった「物事の本質」を考えます。本質から考えると、提案の熱量が変わる。

熱量が伝われば、お客様はファンになってくれます。僕が担当をはずれてもファンであり続けてもらえるよう、「マテックスのファンを増やす」という視点も大切にしています。

それと、お客様には様々なタイプの方がいらっしゃいますから、話し方や提案方法を変えるなどコミュニケーションの取り方を工夫しています。

またお客様の中でも社長とお話することが多いので、社員の感覚ではなく社長の立場に立って『どんな提案が刺さるか』も考えています。

営業職の僕ら以外のメンバーはいかがですか?

岩崎

私は1月に営業推進部から経営企画部に異動して以来、豊島区の自治体職員の方をはじめ、業界内外の方々と出会う機会が増えました。

そんなこともあり、「色々な考え方を吸収して視野を広げていきたい」と強く思っています。

経営企画部の仕事のひとつが、会社の5年後、10年後を考えて「これから進む方向」を考えていくことです。

私は元々、「窓から日本を変える」という理念が好きで、社員全員がその思いを共有できればいいなと思っています。

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「将来的には営業職も経験したい」と自身の将来像もイメージしている髙野山さん
高野山

私は窓口を担当していますが、将来的には「外に出ていきたい」と思っています。

まだ知識量が及ばず、ケアレスミスも多いのですが、ミスの対策を通じて現場が少しずつ見えるようになってきました。新しい刺激を得て、現場に関心が向いてきたところです。

私たちの作るものは、生活に密接に関係しています。私たちの提案によって、その質を低くすることもできるし、良くすることもできる。大きな話だと、地球や未来にも影響する。

根が世話焼きな性格なので、「もっと良くしたい」と思いますし、業界が見えてきたからこそもっと見えるようになりたい。

営業職は男性が多いものの、男女問わず挑戦したいと、強く思います。営業の大変さも分かる一方で、提案活動にとても魅力を感じている自分がいるのも事実です。

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社員同士のディスカッションも盛り上がりを見せ、松本社長も社員達一人一人の成長を実感できたのではないか。

<社長のコメント>
つくづく、ドラマチックなことが皆さんの毎日に起きているのだと感じました。
今後、他業種との関わりはより一層増えていくでしょう。それが時代の要請でもあります。

業界内での地位向上は大事ですが、もはや業界単独で考える時代ではありません。自治体や隣接する企業と共創する時代です。私も、そのための機会や場づくりに励みたいと思います。

「ファンづくり」というキーワードも登場しました。みなさんなら、どんなとき、どういう人のファンになりますか?私は「人が介在している」ことがポイントだと思います。

人の繰り広げる事柄や思いが印象をつくり、ブランドをつくる。人が「どう期待にお応えするか」「どう魅了するか」を考えることが、ファンづくりにつながります。

私たちは、「マテックスは他にはない価値を提供できる」と自負していますが、その価値をお客様にも感じてもらうには、私たちがどう介在するかが大事。

マテックスの提供する価値が自社の成長イメージと重なることで初めて、ファンになってもらえるのです。

これからの私とマテックス

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続いてのトピックは、「これからの私とマテックス」。自分自身の成長を軸に、それによってマテックスという会社をどのようにしていきたいか。それぞれの想いを語ってもらいました。

入社7年目となる間中さんは、「これからは『チャレンジしたい』と思えるような後輩を育てたり、若い人たちから『こんなことをしてみたい』と声をかけてもらったりできる人間になりたい」と意気込みます。

間中

そういう人が1人でも増えれば、おのずと会社が良くなっていき、いろんな業種の人と交流がうまれ、いろんな仕事が来るようになるのではないでしょうか。

結果として、マテックスはまた1段階上のステージに行けると思います。その一助になるべく、言葉や誠実さを一層磨き、まずは『個』としっかり向き合っていきたいです。

喜田さんは、冒頭の社長の話にあった「サードプレイス」や他業種との交流のトピックに触れ、「他社や他業界の方々から『マテックスっていろんなことをしているね』『いろんな分野に精通しているね』と評価してもらえるような、魅力ある会社になりたい」と語りました。

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まだまだ知識が足りないと語るのは相模原営業所の田中さん。日々の仕事の意識を高めていきたいと成長意欲を見せる。

田中さんも喜田さんに共感しつつ、「私自身まだ『この業界の代表』として話せるほどではないので、毎日の仕事を通してもっと知識をつけて自信をもって話せるようになりたい」と、日々の仕事への意欲を示しました。

田中さんはまた、「今日の話を聞いて、皆さんそれぞれ思っていることや考えていることがある」と改めて実感したそうです。

「ここに集まったメンバー以外のみなさんも、きっと自分の中に何かしらの想いをお持ちです。そうした想いや考えを、もっと気軽に共有できる会社になっていけたらいいですね」

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成長するためには「心理的安全性」が重要と語る島居さん

島居さんも、「杓子定規ではなく、いろんな人がいろんな物差しを持っていて、1人ひとり能力も考え方も違うことを尊重し合える会社になりたいですね」と応じます。

そのためにも、喜田さんの言葉にあった「心理的安全性」の重要性を強調します。

島居

業界の“あたりまえ”や一方的な価値観を若い世代に押し付けたり、忙しさを言い訳に若手の話を聞く手間を惜しんだりはしたくない。

例えば新入社員から『ちょっといいですか?』と声をかけられたら、10秒でも20秒でも手を止めて話を聞く。手を止められないときでも、『少し待ってね』と言い方ひとつで変わります。

島居さんは「まずは自分が率先して、若い人たちが育ちやすい、働きやすい環境を作っていきたい。そうすることで、自分自身もきっとより働きやすくなる」と言います。

島居

上司になったら『居心地の良い存在』の象徴のような人になりたいです。マテックス社員全員がそんな存在になれたらいいし、そんな会社はきっと、お客様からみても特別な会社になれると思います。

<社長のコメント>
胸に刺さる言葉がたくさんありました。みなさんの作るイメージを、私は徹底的にサポートします。

その結果、当社は「より良いマテックス」になると信じています。1人ひとりの志やコンディションを、今まで以上に大事にしようと思いました。

私はこのところ、「関係性」という言葉を積極的に使っています。「関係性」ということを、表面的でなく本気で考えようとすると、それは自分たちの力になります。

「関係性」は、余白の中にあるとも言えます。仕事とはちょっと違う環境や時間をつくることが有効なの
です。これからは、「余白」「行間」「感覚」などの重要性がより増すことでしょう。

みなさんが、「営業所の外にもいろいろな時間やチャンスがある」と実感できるよう、環境づくりに努めたいと思います。

エピローグ:最後に、社長から。

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最後の締めは松本社長からのメッセージ。100周年をむかえるマテックス。今回のトークセッションではこれからのマテックスを支える期待の若手達の成長が実感できた。

会社という組織は、人の集まりに過ぎません。どんな志をもっている人たちがそこに集まっているかで、おおよそ決まってしまう。今回のみなさんの話を聞いて、私は未来が楽しみになりました。

「偉い」という言葉があります。この言葉は、小さい子どもへの声かけでは「えらいね」と、いい意味で使われます。一方、大人の間では「お偉いさんが来たよ」というように逆の印象で使われます。

でもさらに突き抜けると、「偉人」になったりします。同じ言葉でも、使い方によってイメージが変わる、おもしろい言葉です。

みなさんの話を聞いていて、マテックスから「上の人たち」あるいは「下の人たち」という言葉を無くしたいと強く感じました。大事な仕事を新たに1ついただきました。

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『HIRAKU IKEBUKURO(ヒラク イケブクロ) 01』に寄贈されている書籍。写真は松本社長の寄贈本

ここにある本棚に並んでいる書籍のうち、『サーバントであれ 奉仕して導く、リーダーの生き方』(ロバート・K・グリーンリーフ 著)は、私の推薦書です。

ぐいぐいと引っ張るリーダーシップもあるかもしれませんが、この書籍で説かれていることは、「見守る人になれ」ということです。

「あの人がいるから頑張れる。何かあったときに必ず居てくれる。徹底的に見守ってくれる」。そんなリーダーシップのある組織にしていきたい。これからも頑張りますので、よろしくお願いします。

トークセッションを終えて:個別インタビュー

イベント後、集まってくれた8人に3つの質問を投げかけました。

  1. イベントの感想
  2. あなたにとってマテックスとは?
  3. マテックスに対するメッセージ

南さん

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入社6年目 新座営業所(営業)南凌さん

1.「自分の成長」について考える良い機会になった。自分に足りないところや、新しい発見があった。田中さんの、「ここに居ないみなさんも、それぞれに思っていることがある」という話が印象に残った。今後、営業所のメンバーの話に耳を傾けたり、意見をもらったりしたい。そうすることで、会社全体がより良くなると思う。

2.大人になれた場所。入社後、「大人になったね」とよく言われる。社長の考えに触れたり、営業所のメンバーと考えたりと、成長につながる機会が多々ある。お客様との会話の中できちんと話せるようになった。会話の広げ方や「今これを言ったらいけない」という感性もそなわってきた。まだまだですが(笑)。

3.「上から言われたからやる」とか意見を言いにくい環境はいやなので、上司に対してしっかり意見を発して思考を交換できるような社員でありたい。将来は、部下にとって意見を言いやすい上司なりたいし、会社全体が良くなる行動をとりたいと思う。

髙野山さん

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入社3年目 柏営業所(窓口)髙野山雅子さん

1.営業の想いや他店の改善例を聞けて有意義だった。間中さんの営業スタイルの背景にある想いや過程を知って、ウィンウィンの関係を考えて取り組んでいることが伝わってきた。自分もそうありたい。

2.成長させてもらえる場。ふつうに生活していたら知らないようなことを深く知れるだけでなく、チャレンジできる機会が多い。自分が躊躇して踏み込めていないけれど、踏み込める土台はある。仕事だけでなく、人間としても成長できる環境だと思う。

3.土台は用意されているので、積極的にチャレンジして結果を残したい。

岩﨑さん

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入社8年目 本社 経営企画部 岩﨑美紗子さん

1.参加したメンバーが前向きで、いろんなことを考えて仕事にとりくんでいることに感動した。特に、髙野山さんの「営業になる!」という意気込みに感動した。私自身、熱い想いを持ちながらも、目の前の仕事に追われてなかなか言語化する機会がなかった。今は現場から離れたところで働いているが、現場で働くみなさんの想いに触れて励みになったし、これからも現場の声を大切に、本社スタッフとしての仕事に取り組もうと決意した。

2.自分も成長でき、人の成長にも携われる場所。

3.社内外のたくさんの方々と関わりながら、社員みんながマテックスを好きで「これからもここで働きたい」と思えるような会社にしたい。「マテックスでこんなことをしたい」と意欲を持ち、それを叶えられるよう、自分自身も経営企画で頑張りたい。

田中さん

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入社2年目 相模原営業所(窓口)田中優奈さん

1.日常業務のなかでは気づけなかった新しい発見があった。髙野山さんが「自分は女性で窓口をしているけれど、もっと外に出たい」という話をされていた。私自身は必ずしも営業を担当したいわけではないが、見学会などで外に出る機会を増やしたいという点で共感した。営業所の中にいるだけでは知れないことがたくさんある。仕事で話す相手は例えば現場から電話をかけてこられる。現場を知っていたほうが適切に対応できるはず。今後も積極的に見学会などに参加して知識を吸収したい。

2.人を大切にする場所。お客様からいろんなこと教えていただき、営業所の先輩にもお世話になった。私の知り合いが「仕事中に人と喋らなすぎて病んだ」と言っていたが、私はそんなことは一切ない。今後AIや機械が進歩しても、人と人との関わりのなかで仕事できる場が、マテックスだと思う。

3.まずは自分がもっと成長して、日常の仕事をちゃんとできるようになることが目標。目の前の仕事をしっかりと頑張りたい。

間中さん

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入社7年目 さいたま営業所(営業)間中裕己さん

1.若手メンバー含め、ほとんどが後輩にあたる。率直な意見を聞けて新鮮だった。それぞれ自分の言葉で発言しながらも、「お客様の力になりたい」「誠実でありたい」という想いが共通すると感じた。特に、南さんの「ファンを増やしたい」という発言が心に響いた。マテックスの未来は明るいと思えるトークセッションだった。

2.私の人生を豊かにする場。ときには間違うこともあるが、修正できる。そのプロセスを通じて、お客様の信頼や協力を得られて、人生が豊かになると感じる。

3.マテックスは、まだまだ伸びしろのある会社。なぜなら、若い人たちが意欲的に仕事しているから。「気を引き締めないとすぐに追い抜かれるぞ」と、いい意味で突き上げを感じられる。

島居さん

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入社6年目 草加営業所(営業)島居広輝さん

1.年代や部署によって働き方や働く姿勢の違いを改めて感じた。後輩・先輩・上司、違う環境で働く人の意見は、とても参考になる。今日の話を営業所に持ち帰って、上司や後輩にも伝えたい。喜田さんの「担当を決めずに全員がチームになって仕事をする」という話は、理想的だと感じた。問い合わせに対して「担当がいないのでわかりません」とお伝えすることに、これまでも違和感を抱いていた。小金井営業所の事例を全営業所で実現できれば、お客様の期待や信頼にもお応えできる。一気にがらりと変えることは難しくても、率先してできることから始めたい。まずは新人が楽しく働ける環境づくりから。

2.公私ともに学び合い、成長し合える場。

3.誰もが心理的安全性を保てる、より良い職場にしたい。

山田さん

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入社6年目 池袋支店(営業)山田健斗さん

1.この人たちと働いたら、どれだけ成長できるだろうと想像した。志高い人たちに囲まれて話を聞ける良い機会になった。同期の南くんが「ファン」という言葉を使っていて、率直に「いいな」と思った。私自身も「頼ってもらえる」営業を目指していた。その感覚に、「ファン」という言葉がしっくりきた。

2.第二の実家であり、学校でもある。営業から戻ると、支店長を始め営業所のメンバーがあたたかく迎えてくれる。そういう意味で「家族」のような存在。また、入社後、社会人としての身なりや経験が身についた。学生時代には味わえなかった成長を味わえている。今後も成長していけるし、社長の考えにも触れてより大きな人間になっていけると感じている。

3.マテックスという会社をより多くの人に知ってもらい、パーパスや社会貢献など大きなところにも貢献していきたい。

喜田さん

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入社5年目 小金井営業所(窓口)喜田美智瑠さん

1.言葉にすることで「成長」をあらためて実感できた。「なぜ成長できたか?」を自問自答したことで、「チームの成長ありき」ということにも気がついた。印象的だったのは、高野山さんの「営業になりたい」という話。私は窓口で入社して、現在インナーセールスを勉強しているところ。高野山さんはさらにその先を見据えていた。私も新たな目標として刺激をもらった。

2.「職場」というよりは「学校」のような学びの場。仕事のスキルアップもサポートしてもらえるうえ、人生の勉強にもなる。すべてにおいて学びが得られる場。

3.会社の成長スピードに私もついていけるよう、頑張ります!

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『HIRAKU IKEBUKURO(ヒラク イケブクロ) 01』のエントランスにて、本日参加したメンバーと窓のポーズで

◎会場情報
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・名称:『HIRAKU IKEBUKURO(ヒラク イケブクロ) 01』Social Design Library (SDL)
・URL:https://www.hiraku.community/
・コンセプト:知・人・アクティビディをつなぐ媒体として図書館、学校、ギャラリー、公園、仕事場、実験場、事業相談所、社会的事業の8つの役割を持つ人々のサードプレイス。
いつでも利用できるサードプレイスとして法人パートナー、個人パートナーを募集中。

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ライター:

1985年生まれ。米国の大学で政治哲学を学び、帰国後大学院で法律を学ぶ。裁判所勤務を経て酒類担当記者に転身。酒蔵や醸造機器メーカーの現場取材、トップインタビューの機会に恵まれる。老舗企業の取り組みや地域貢献、製造業における女性活躍の現状について知り、気候危機、ジェンダー、地方の活力創出といった分野への関心を深める。企業の「想い」と人の「語り」の発信が、よりよい社会の推進力になると信じて、執筆を続けている。

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