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ちゃんみなが夫ASH ISLANDと正式挙式 遺書を書き続けた理由と“曖昧”を終わらせた決意

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ちゃんみなが夫ASH ISLANDと正式挙式 遺書を書き続けた理由と“曖昧”を終わらせた決意
ちゃんみな Instagramより

ラッパーのちゃんみなが2025年11月13日、韓国人ラッパー・ASH ISLANDとの正式な挙式を報告した。
「ご報告はしていましたが、実はこれまでは曖昧な形だったので改めて」と綴った一文。
その背景には、彼女が日常的に“遺書を書き続けてきた”という、命と表現への真摯な姿勢がある。

 

曖昧を終わらせた夜

白い光に包まれた部屋で、ちゃんみなはまっすぐカメラを見つめていた。
純白のドレスに身を包み、どこか凛とした表情で微笑む。

「ご報告はしていましたが、実はこれまでは曖昧な形だったので改めて。この度、正式に夫婦となりました」

SNSに投稿されたその言葉は、華やかな報告というよりも、静かな宣誓のようだった。
2024年7月に結婚と妊娠を発表してから1年。
ついに「形」を選んだその決断に、多くのファンが深い共感を寄せた。

「ついに正式な夫婦に」「彼女らしい率直な言葉」と祝福の声が広がる一方で、
その一文に漂う“重み”に、彼女の人生観を感じ取る人も少なくなかった。

ちゃんみなとASH ISLANDの出会い 「Don’t go」から始まった音の縁(※ファンの推測を含む)

2人の出会いは、2022年のコラボ曲「Don’t go(feat. ASH ISLAND)」がきっかけだったとされる。
MVでは、緊張と静寂の中で互いの視線が絡み合う。
感情を押し殺すようなラップの掛け合いに、ファンの多くが「この時から何かが始まっていた」と感じたという。

ちゃんみながASH ISLANDの音楽に惹かれていたことは知られている。
彼女の繊細な表現と彼のエモーショナルな音世界が重なり、互いの存在を映し合うようだった。
2024年6月には再びコラボ曲「20」をリリース。
自然に寄り添う2人の姿が映し出され、翌月の結婚発表へとつながった。

遺書を書き続けてきた理由 そして“形”を選んだ覚悟

 

ちゃんみなはかつてテレビ番組で、「もしものときに備えて遺書を書いている」と語った。
しかもそれは一度きりではなく、「状況が変わるたびに内容も変わるから、頻繁に更新している」と話している。

その言葉には、死への恐れではなく、生きることへの誠実さが滲む。
彼女にとって遺書とは、終わりを想定するためのものではなく、“今の自分を確かめるための表現”だったのだ。

だからこそ、愛する人との関係を曖昧なままにしておくことが、彼女にとって自然ではなかったのだろう。
命を授かり、母となった今、“形を持つこと”は、生き方の整理であり、未来への責任でもあった。

「ちゃんと結婚というものをしました」――
その一文は、彼女がこれまで何度も書き直してきた遺書と同じく、“生きた証”として刻まれた言葉に思える。

夫ASH ISLANDとはどんな人物か

1999年8月11日、韓国・釜山生まれ。本名はユン・ジニョン。
2018年、Mnetの番組『高等ラッパー2』で4位入賞後、ヒップホップレーベル「Ambition Musik」に所属。
ハスキーな声と繊細な感情表現で“エモ・ラップ”の旗手として知られる。

2020年「Korean Hip Hop Awards」で新人賞を受賞、翌年には「Mnet Asian Music Awards」でベストヒップホップ賞に輝いた。
孤独や痛みを抱えながらも希望を歌う彼の世界観は、ちゃんみなの表現と深く響き合っている。

2人は国境を越えたアーティスト同士として、音楽だけでなく生き方でも共鳴している。

SNSの反響 「ちゃんみなは生き方で語る人」

SNSでは「ちゃんみなの言葉が刺さる」「生き方そのものが作品」といったコメントが相次いだ。
「遺書を書き続けるなんて彼女らしい」「曖昧を終わらせることも表現の一部だ」といった共感の声も多い。

純白のドレス姿には数十万件の“いいね”が寄せられ、海外メディアも報じた。
「Japan’s queen of bilingual rap」と称される彼女は、いまや国境を越えた“生き方の象徴”になりつつある。

生きることと、書くこと

 

ちゃんみなにとって“書く”という行為は、音楽も遺書も同じ場所から生まれている。
痛みや不安を言葉に変え、自分を見つめ直す——それが彼女の生き方だ。

「自由に、お互いを尊重しながら大切なものを守りたい」
その言葉には、形式を超えた決意が宿る。
曖昧を脱ぎ捨てたその姿は、終わりではなく、新しい物語のはじまりを示している。

ちゃんみなは今日も、自分の人生を自らの言葉で書き続けている。

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ライター:

新聞社・雑誌の記者および編集者を経て現在は現在はフリーライターとして、多方面で活動を展開。 新聞社で培った経験をもとに、時事的な記事執筆を得意とし、多様なテーマを深く掘り下げることを得意とする。

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