
英国の伝説的ロックバンド「オアシス(Oasis)」のリアム・ギャラガーとノエル・ギャラガーの実兄、ポール・ギャラガー(59)が、強姦や殺害未遂など複数の重大犯罪容疑で起訴されたことが2025年7月28日に明らかになった。
この報道は、オアシスが16年ぶりに再結成し、欧州でライブツアーを展開する中で発覚し、音楽界に衝撃を与えている。
性的暴行・絞殺未遂・傷害など計10件以上の罪で起訴
検察によると、ポールは以下の罪で起訴されている。
- 強姦1件
- 性的暴行3件
- 故意の殺害未遂3件(絞殺未遂を含む)
- 殺害の脅迫2件
- 実際の身体的危害を伴う暴行
これらの事件は2022年から2024年の間にロンドン周辺で発生したとされ、ロンドン警視庁と検察当局が協力して捜査を進めてきた。ポールは今後、8月27日にウェストミンスター治安判事裁判所に出廷する予定だ。
副主席検察官ケイト・バカス氏は、「捜査の結果、ポール・ギャラガーの起訴を許可した」とし、法的手続きの開始を正式に認めた。
弁護側は全面否認「無実が証明されることを望む」
ポールの弁護士は英メディアに対し、「彼は捜査に継続的に協力しており、これらの容疑について全面的に否認している。無実が証明されることを強く望んでいる」とコメントしている。なお、ポールがすでに保釈されているかどうかは公表されていない。
再結成オアシスに暗雲 期待のツアーに水を差す形に
ポール・ギャラガーは、リアム(52)、ノエル(58)とともにマンチェスター郊外で育った3兄弟の長兄。音楽活動には直接参加していないが、オアシスに関する著述や裏方での活動を通じて一部ファンには知られていた存在である。
一方、オアシスは2025年6月に16年ぶりの再結成を発表。カーディフ、マンチェスター、ロンドンなどでライブを成功させたばかりで、今後はスコットランドのエディンバラ、アイルランド・ダブリン、北米ツアーへと続く予定となっている。
だが、兄ポールの起訴報道は、再結成によって再燃していたバンドへの熱気に冷や水を浴びせる結果となった。
ちなみにオアシス兄弟は長兄ポールギャラガー 次男ノエル 三男リアムの三兄弟。ポールはオアシスのマネジメントをしたり、幼少期を振り返った本も出版していて、ファンには知られた人物だった。
音楽界とファンの反応は?
現時点で、リアムやノエル本人、あるいはオアシス公式からの声明は出されていない。SNS上では「信じられない」「バンドとは無関係であってほしい」といった戸惑いや失望の声が広がっており、今後の対応に注目が集まる。
ノエル、リアムの心境も心配だけどなによりペギーママが一番心配だな。公演の中止や変更の可能性も含め、ファンはバンドの行方と家族の動向に注視している。