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嵐、2026年春で活動終了へ “祝祭と別れ”を彩るラストツアー決定 再集結がもたらす経済波及と新たな希望

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嵐、2026年春で活動終了へ “祝祭と別れ”を彩るラストツアー決定 再集結がもたらす経済波及と新たな希望
Instagramより

嵐が2026年春、全国ツアーを最後に活動を終了すると発表した。再び5人がそろい「感謝」を伝えるラストツアーは、日本中を巻き込む祝祭であり、静かなる別れの始まりでもある。

嵐、5年ぶりの再集結 終幕の舞台へ動き出す

嵐は2025年5月6日、公式ファンクラブサイトにて動画を公開し、2026年春にコンサートツアーを開催し、それをもってグループとしての活動を終了すると発表した。2020年12月の活動休止から約5年、大野智を含めた5人がそろっての登場はそれ自体がニュースであり、映像を見た多くのファンからは「涙が止まらない」「嵐らしい決断」との声があふれた。

動画内で5人は「活動を再開したあとにまた止まることは考えられなかった」と語り、「ファンの皆さんに直接感謝を伝えるために最後のステージを設けたい」と、終わりを迎える理由を静かに、しかしはっきりと説明した。

「続けない選択」に込めた誠実さと覚悟

5人はおよそ1年半にわたり、定期的に話し合いを重ねてきたという。2023年からは再結成の可能性を模索し、新体制や新たなプロジェクトも検討されていた。「株式会社嵐」の設立もそのひとつだったが、最終的にはこれまで支えてきた長年のスタッフと共に、20年以上の歴史を締めくくるにふさわしい終わり方を目指す決断に至った。

再始動を求める声は根強くあったが、5人が出した答えは「もう一度集まり、直接感謝を伝える。そのうえで、嵐としての活動を終了する」という極めて誠実なものだった。変化する人生観と、それぞれの生き方に向き合ったうえでの結論は、多くのファンに受け入れられつつある。

全国ツアーが“祝祭”と“別れ”の象徴に

来春に開催予定のラストツアーの詳細は未発表ながら、東京・大阪・名古屋など主要都市のドーム会場での公演が有力視されている。かつての代表曲、未公開映像、ファン参加型の演出など、五人揃っての“最後の集大成”にふさわしい演出が想定される。

ファンクラブの新規入会受付は一時停止され、現在の会員にはチケットの優先申込みが提供される予定という。ラストツアーに向けたコンテンツ配信やドキュメンタリーの制作、映画館でのライブビューイング、記念グッズの販売など、多角的な展開がすでに動き出している。

SNSでは発表直後から関連ワードが急上昇し、「#嵐ラストツアー」「#ありがとう嵐」などのハッシュタグがトレンドを席巻した。ツアーの開催が、単なるライブではなく、嵐とファンが共に過ごす“記憶の祭り”になることは間違いない。

経済波及は1,000億円超と推定 「ラスト」が生む巨大な商圏

今回の活動終了とラストツアーによる経済波及は、直接・間接を含めて1,000億円規模に達する可能性がある。2018〜2019年にかけて行われた「5×20」ツアーでは、237万人を動員し、興行収入は300億円を超えたと推計されている。今回のツアーが「最後の嵐」となることから、より一層の動員と需要の集中が見込まれる。

また、限定グッズや記念映像商品の販売、関連書籍や写真集などの出版物、さらにはファンクラブ限定コンテンツによる課金収入など、複数の収益チャネルが並行して動くことで、映像・出版・小売・飲食・観光業など広範な分野への波及が予想される。ツアー都市における宿泊、交通、飲食への直接的な経済効果も見逃せず、自治体や企業による地域振興策とも連動する動きが出てくる可能性がある。

出版各社による特集や回顧企画、メディアによる特番の放送もすでに準備が始まっており、「嵐」というブランドの“最後の商圏”は、芸能ビジネスの教科書とも言えるスケールで展開される見通しだ。

それぞれの現在地 “個”として歩み出す嵐の5人

活動休止後の5人は、それぞれが独立した道を歩んでいる。

二宮和也は2023年に旧ジャニーズ事務所を退所し、個人事務所「オフィスにの」を設立。俳優業を軸に映画『8番出口』(2025年8月公開予定)への主演が控えるほか、TBS系「ニノなのに」や日本テレビ系「ニノさん」など複数の番組でMCを務める。また、YouTubeでは中丸雄一や山田涼介らと共に開設した「よにのちゃんねる」が登録者数487万人を超えるなど、SNS時代の表現者としても成功している。私生活では2児の父となり、公私ともに充実した生活を送っている。

櫻井翔は報道番組『news zero』のキャスターとして長年にわたり社会問題や政治報道に携わり、NHKや民放各局の大型音楽番組でも安定した司会力を発揮。2024年には自身の公式サイトを開設し、エージェント契約への移行を表明。個人での発信体制を整えるとともに、結婚・子育てという新たな人生ステージも歩み始めている。

相葉雅紀は親しみやすいキャラクターで複数のバラエティ番組のMCを務め、動物や食文化をテーマにした番組で支持を集めている。2024年には音楽朗読劇に初挑戦するなど俳優としての新たな表現領域も切り開いた。2021年に結婚、翌年には第一子が誕生しており、テレビを通して“家族の温もり”を感じさせる存在として愛され続けている。

松本潤は演出・俳優の二刀流を追求し、2023年にはNHK大河ドラマ『どうする家康』で主演を務めたほか、舞台『正三角関係』ではロンドン公演も成功させた。2024年に旧事務所を退所し、自身の会社「MJC Inc.」を設立。12月には「株式会社一瞬と永遠」とのエージェント契約も発表し、国内外での活動を視野に入れた新たな挑戦を進めている。

大野智は2020年末から芸能活動を休止していたが、今回の動画で久々に姿を見せた。本人から今後の活動についての言及はなかったが、その穏やかな佇まいには変わらぬ魅力が宿っており、SNSには「待っていた」「無理はしないで」といった温かな声があふれている。

歴史に残る国民的スター “ありがとう”が巻き起こすHappyの余韻

嵐の活動終了は、ひとつの終わりであると同時に、次なる出発でもある。ラストツアーという祝祭の場は、ファンにとって別れではなく「ありがとう」を交わす場として設けられた。そこにこそ、嵐という存在が育んできた信頼と対話の形があらわれている。

26年にわたり、時代とともに歩み、国民的グループとして多くの記憶を残してきた嵐。彼らの「去り際」は、決して喪失ではなく、祝福と継承の瞬間である。

その背中は、多くの人に希望と温もりを残してくれるだろう。彼らがくれた“想い”は、これからも誰かの人生の中で静かに息づき続けていく。

そして2026年春、日本列島の各地にきっと巻き起こるのは、惜別と感謝の“ありがとう”に包まれたHappyの嵐。嵐は終わる。しかし、その名が刻まれた歴史と記憶は、永遠に色褪せることはない。

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ライター:

サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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