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歌舞伎町東京クリニック 不死身精神科医伊沢純容疑者 不同意性交で7回目逮捕 なぜ医師免許は剥奪されないのか

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東京クリニック院長
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今回の逮捕詳細 東京クリニック診療後に連れ戻し鍵をかけて性的暴行

警視庁新宿署は2026年4月1日までに、伊沢純容疑者を不同意性交の疑いで逮捕した。容疑事実によると、昨年8月8日午後、新宿区歌舞伎町の東京クリニック内で、20代女性患者に対してわいせつな行為に及んだという。

女性は睡眠薬がなくなり、インターネットで同クリニックを見つけ、初めて受診した。伊沢容疑者は診察後、薬局まで同行し、女性が薬を受け取った直後に「まだ診察が残っている」と言い、クリニックに連れ戻した。診察室に鍵をかけ、2人きりの状態で犯行に及んだとみられる。女性の交際相手が過去の逮捕歴をインターネットで知り、被害当日に一緒に新宿署に相談したことで事件が発覚した。

防犯カメラなどの捜査で容疑が固まったが伊沢容疑者は逮捕後、黙秘を続けている。被害女性は捜査に対し、「人を信じられなくなり、日常を奪われた」と述べ、強い精神的苦痛を訴えている。他の被害者も捜査中とみられ、医師の立場を悪用した手口の悪質さが浮かび上がる。この事件は、精神科医として患者の弱みを握り、信頼を裏切る行為の典型例だと言える。

 

過去の逮捕歴 2006年から東京クリニックで繰り返される性犯罪・暴力・薬物

伊沢純容疑者の問題歴は長く、2006年頃にさかのぼる。当時、女性患者の髪をつかんで壁に頭を叩きつけるなど傷害事件を起こし、有罪判決が確定。厚生労働省から医業停止2年の処分を受けた。

数ヶ月前には男性患者への暴行(骨折)も報じられている。その後もトラブルは続き、2008年には元患者の女性に対するストーカー規制法違反・脅迫で逮捕または書類送検された。「一生追い詰めて破滅させてやる」と復縁を迫った疑いだ。

2011年頃には、向精神薬リタリンの過剰処方(診察なしで大量処方)で医師法違反に問われ、罰金刑など有罪確定。二審も有罪となり、行政処分を受けた。2022年に入り、逮捕ラッシュが始まる。3月7日頃、覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕。自宅から0.28グラムの覚せい剤が見つかり、同居女性への暴力通報がきっかけだった。3月28日頃には同女性への傷害で再逮捕(太ももを蹴るなど)。4月21日頃、患者の20代女子大生への準強制わいせつで再逮捕。東京クリニック診察中に不要な聴診と称して胸を触った疑いだ。5月16日頃には患者女性の中傷(名誉毀損)で再逮捕。女性の父親の勤務先に虚偽メッセージを5回送信した。7月7日頃、別の20代女性患者への強制性交等で再逮捕。診察後に呼び戻し、床に押し倒した疑い。この時点で6回目と報じられた。

2022年以降も傷害罪などで起訴・有罪が続き、2025年8月には東京都が東京クリニックの生活保護指定医療機関・自立支援医療機関の指定を取り消した。患者被害の刑事事件複数で有罪確定が理由だった。それでも伊沢容疑者は診療を続け、「不死身の医師」「歌舞伎町のブラック・ジャック」と揶揄され、性犯罪、暴力、薬物、名誉毀損の常習性が、患者の命と心を預かる精神科医として許されざるものだ。

 

医師免許剥奪されない理由 個別判断と裁量の甘さ

医師免許の剥奪は医師法に基づく行政処分で、厚生労働大臣が決定する。

逮捕された時点では免許は取り消されず、罰金以上の有罪が確定した後、医道審議会(医道分科会)の意見を聞いた上で処分が下される。処分には戒告、3年以内の医業停止、免許取消の3段階があるが、取消は「することができる」という裁量処分だ。

厚生労働省のガイドラインでは、事案の重大性、医師としての品位、患者への影響を考慮する。性犯罪や薬物犯罪は重く見られる傾向があるが、すべてが免許取消になるわけではない。執行猶予付き判決や情状酌量で停止止まりになるケースが多く、再犯防止の仕組みが弱い。

伊沢容疑者の場合、過去に医業停止処分を受けていても、すべての有罪確定分で取消のハードルに達しなかったとみられる。最新の不同意性交容疑もまだ逮捕段階で、有罪確定を待つ必要がある。この個別判断の甘さが問題だ。同じような性犯罪でも処分がばらつく非公開審議は、透明性を欠く。

過去処分歴があっても累積で自動的に取消にならない運用が、被害者を増やし続けている。伊沢容疑者が「不死身」と呼ばれる背景には、こうした制度の欠陥がある。

 

医師法への不信 SNS批判殺到 制度改革は待ったなし

今回の逮捕を受け、SNSでは伊沢純容疑者に対する批判が一色だ。

「何をやらかしても免許が取れない日本の素晴らしい制度」「精神病を治す側が精神異常者で野放し」「制度がおかしい」との声が相次ぐ。過去の複数逮捕歴を挙げ、「初犯で剥奪していれば被害者が出なかった」との意見も多い。

「医道審議会は甘すぎ」「一生涯の免許はおかしい」「再犯防止の仕組みがない」といった医師法全体への不信が広がっている。X(旧Twitter)では「性欲モンスター」「人間は変わらない」「法が性犯罪を蔓延させている」などの強い表現が飛び交い、数千の反応を集めている。

患者側からは「リタリン過剰処方の被害で仕事ができなくなった」「診察と称して胸を触る手口が悪質」との体験談も。悪徳医師をまとめた情報が再拡散され、社会的批判が急拡大している。この事態は、医師免許制度の根本的な問題を露呈した。専門医更新はあるのに基本免許は無期限で、品位を損なう行為への対応が遅すぎる。

性犯罪を繰り返す医師が患者の前に立ち続ける状況は、医療の信頼を根底から崩す。被害者救済と再犯防止のため、免許取消の基準厳格化、非公開審議の透明化、処分歴の公開強化が急務だ。伊沢純容疑者のような事例が二度と繰り返されないよう、制度改革を強く求めたい。

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ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

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