ログイン
ログイン
会員登録
会員登録
お問合せ
お問合せ
MENU

法人のサステナビリティ情報を紹介するWEBメディア coki

GACKT氏が警告 芸能人名を悪用した飲食店対象詐欺 150万円送金被害の詳細と類似事例

コラム&ニュース コラム ニュース
リンクをコピー
GACKT
GACKT氏 Xより
アーティストGACKT氏の名前を悪用した詐欺行為が発生した。飲食店に対しYouTube撮影や高級ワイン試飲を名目に150万円の前払い送金を強要し、商品未着で連絡不能となる手口だ。
GACKT氏と所属事務所は1日、X上で被害事実を公表し、注意喚起を行った。同様の手口が他の著名人にも広がる恐れがあり、事業者や一般消費者の警戒が求められる。
 

GACKT氏と事務所の注意喚起内容

GACKT氏の公式秘書アカウントは1日、「重要なお知らせ」として第三者による詐欺行為を確認したと報告した。第三者が事務所スタッフを名乗り、動画撮影のための予約や対談企画に伴う高額商品の手配を名目に、飲食店や事業者に対して商品購入や多額の送金を求める事案が発生しているという。

事務所側は明確に否定した。当社が外部の店舗や事業者に対し、高額商品の購入を依頼することや特定の仕入れ先を指定して送金を求めることは一切ないと強調した。GACKT氏本人もこの投稿を引用し、「残念な話だが、GACKTの名前を使った詐欺が発生した。しかも、かなり悪質だ」と述べた。

GACKT氏は具体的に「GACKTのYouTube撮影」「有名シェフとの対談」「高級ワインの試飲」といったもっともらしい話を挙げ、飲食店に150万円を送金させた事例を明かした。ワインは届かず、担当者とも連絡が取れない完全な詐欺だと断じた。さらに、名前を語られたのは4年前に退職した元マネージャーであり、過去に使用されていた名刺デザインまで再現されていた点を指摘した。

内部事情を知る人間の関与が疑われるとして、すでに麻布警察署に被害届を提出済みであることも明らかにした。GACKT氏は他の著名人への波及を懸念し、予防策を呼びかけた。アーティストやタレント、役者本人や事務所が外部に送金を指示することはない。特定の業者への支払いを急がせることもない。正式な案件は必ず公式ルートで行われると強調した。

特に「急ぎ」「今だけ」「本人案件」の3つのキーワードが出たら疑うよう警告した。被害に遭った店舗への謝罪とともに、広く注意を促した。

 

詐欺の手口の詳細分析

この詐欺は前払い型の有名人なりすまし事件として特徴的だ。犯人はまず信頼構築を図る。

GACKT氏のYouTube関連やシェフ対談、高級ワイン試飲といったビジネスらしい名目を挙げ、飲食店に接触した。次に緊急性を演出する。「本人案件」として即時対応を迫り、判断時間を奪う。退職済みの元マネージャー名と旧名刺デザインを使用することで、本物らしさを高めた点が悪質だ。内部情報を悪用した可能性が高く、単なる外部犯行を超える巧妙さがある。

信頼を得た後、商品購入代金として150万円の送金を指定口座に指示する。送金確認後、商品は届かず連絡が途絶える典型的な逃亡パターンだ。標的は高級飲食店やワイン関連事業者で、「GACKT関連の大きな仕事」という特別感が判断を鈍らせる。事務所が外部送金を求めることはないという事実を逆手に取り、被害者は期待と急ぎで対応してしまう。

警察捜査が進行中であり、内部事情の漏洩経路特定が鍵になるとみられる。

 

類似する他の芸能人・著名人詐欺事例

GACKT氏事件と同様、著名人の権威を悪用した詐欺は近年急増している。

特にSNS投資詐欺が代表的だ。実業家の前澤友作氏、堀江貴文氏、ジャーナリストの池上彰氏、経済アナリストの森永卓郎氏らの名前や画像が無断使用され、偽広告がMetaのFacebookやInstagramに掲載される。手口は広告クリックでLINE誘導が主流だ。

99パーセント超がLINEに誘導され、グループ内で成功談を演出して信頼を築く。少額投資で利益を表示し、追加出資を促す。最終的に出金不可となり連絡不能となる。被害額は1件で数千万円から数億円規模に及び、今年だけで数百億円を超えるとの報告もある。前澤友作氏は自身を悪用した偽広告被害を通報窓口で集計し、188件で約20億円の被害を確認したとしてMeta社を提訴した。堀江貴文氏も自民党会合でプラットフォーム規制を求めた。池上彰氏や森永卓郎氏の偽動画・偽広告も確認され、AI技術を活用した高度化が進む。

これらの事例はGACKT氏事件と共通の心理操作を使う。著名人の「本人案件」風演出と緊急性で判断を急がせ、金銭移動を強要する。

 

予防策と今後の対策

GACKT氏が指摘した通り、公式確認が最重要だ。不審な連絡があれば事務所の公式メールやサイトで直接問い合わせる。送金指定や急ぎの要求は即疑う。少額テストや第三者相談も有効。

消費者庁や警察は著名人なりすまし投資詐欺への注意喚起を繰り返している。SNS広告はクリックせず、個人名義口座への振込は避ける。被害時は最寄り警察署や消費者ホットラインに相談する。プラットフォーム事業者への規制強化も議論されている。

Meta社に対する提訴や自民党のヒアリングが進む中、広告審査の徹底が求められる。内部情報漏洩防止のため、芸能事務所のセキュリティ強化も課題だ。GACKT氏の迅速な注意喚起は二次被害防止に寄与する。他の著名人も同様の対応を期待したい。事業者や消費者は「有名人だから安心」と油断せず、常に確認を習慣づけるべきだろう。

Tags

ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

関連記事

タグ

To Top