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れいわ山本太郎代表「表に出ない」から一転 なぜ池袋に立ったのか 支持者熱狂と賛否

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山本太郎
DALL-Eで作成

東京・池袋駅西口。夜の冷気の中、足早に行き交う人波が、次第に一方向へと引き寄せられていった。
拍手、歓声、そして「たろう!」という連呼。
健康問題を理由に参院議員を辞職し、「表には出ない」と明言していた山本太郎が、選挙戦最終盤で街頭に姿を現した。
なぜ今、再びマイクを握ったのか。その決断は、熱狂と同時に、厳しい視線も呼び起こしている。

「表に出ない」から一転 山本太郎が街頭に立った理由

山本は1月、血液がんの一種である多発性骨髄腫の前段階と診断されたことを公表し、療養を優先するため参院議員を辞職した。その際、衆院選期間中の応援については「表には出ません」と明言していた。

それでも街頭に立った背景には、党の置かれた厳しい情勢がある。
選挙戦が進むにつれ、れいわ新選組は各地で劣勢が伝えられ、議席維持すら危ぶまれる状況となった。特に、比例や都市部での支持の伸び悩みは深刻だった。

山本は演説で直接的に理由を語ったわけではない。だが、「力を貸してほしい」「戻ってくるまでに議席を増やしてほしい」という言葉からは、党存亡への危機感と、代表としての責任がにじんでいた。
療養を優先するという判断と、政治的な責務。その狭間で、山本は再び街頭に立つことを選んだ。

池袋駅西口、支持者が埋め尽くした夜

午後7時すぎ、山本が姿を見せると、駅前を埋め尽くした聴衆から一斉に拍手が起きた。
「その通りだ!」「おかしい!」という声が飛び交い、通路の外側では足を止め、遠巻きに様子をうかがう人の姿もあった。

山本は自身の健康について、「メンタルお化け、体力お化けのように活動してきた結果、病気になった」と振り返った上で、「早期に気付けた。ここから体を戻して、もう一度国会に戻りたい」と語った。

その言葉に、聴衆の表情は一様に引き締まった。

脱原発・消費税廃止 そして高市政権への批判

演説の主軸は、これまでと変わらない。
山本は脱原発、消費税廃止を掲げ、生活が苦しくなり続ける現状を「政治の失敗」だと断じた。

さらに、高市早苗首相について、「このままでは失われた30年が40年になる」と強い言葉で批判。
これに対し、支持者からは「そうだ!」「辞めろよ高市!」といった声が上がった。

一方で、演説のトーンの強さは、支持者以外との距離を広げかねない危うさもはらんでいた。

「遺言やと思って聞いて」 熱狂の先に残ったもの

演説の終盤、山本は「話があちこちいってごめんね」と前置きしつつ、「遺言やと思って聞いて。死なへんけど」と冗談めかして語った。
その言葉に、聴衆から「やだー!」という声が上がり、空気が一瞬和らぐ。

最後は「たろう!たろう!」というコール。
支持者の熱狂は確かだった。

ただ、その熱がどこまで広がるのか。
支持者の結束を固める一方で、無党派層や距離を置く人々にどう届くのかという課題も、より鮮明になった夜だった。

今後の街頭演説と選挙戦の行方

山本は翌日以降も、複数の都市で街頭演説を予定している。
療養を宣言した代表が再び前面に立つ異例の展開は、選挙戦終盤の空気を大きく揺さぶった。

それが追い風となるのか、それとも一時的な熱狂に終わるのか。
山本太郎の「復帰」は、れいわ新選組の行方だけでなく、有権者が政治に何を求めているのかを映し出す試金石となっている。

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ライター:

広告代理店在職中に、経営者や移住者など多様なバックグラウンドを持つ人々を取材。「人の魅力が地域の魅力につながる」ことを実感する。現在、人の“生き様“を言葉で綴るインタビューライターとして活動中。

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