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伝説のネットミーム「野獣先輩」が仮想通貨化 114514コイン急騰後、大暴落

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野獣先輩ミームが仮想通貨化し「114514コイン」として話題に。急騰の理由、ネットミーム化の歴史、TikTok拡散、そして一転して起きた急落(暴落)の背景まで詳しく解説。

野獣先輩ミームが仮想通貨化、114514コイン爆誕も90%暴落…熱狂の正体

日本のインターネット発の伝説的ミーム「野獣先輩」が、そのまま仮想通貨として現実世界の暗号資産市場に飛び出した。2025年12月25日に発行されたミームコイン「114514(読み:いいよ!来いよ!)」は、リリースからわずか数週間で時価総額が数十億円規模に急成長し、投機的資産として世界の投資家の注目を集めている…と見えた瞬間、1月7日、相場は一転して大暴落。SNSでは「億れた」「いや幻だった」の声が交錯し、熱狂は“お約束”のジェットコースターへ突入した。

 

「野獣先輩」は何者?匿名化されたネット上の象徴

「野獣先輩」は、2001年に発売された男性同性愛者向けアダルトビデオ『Babylon STAGE 34 真夏の夜の淫夢 ~the IMP~』に登場する、ある出演者の通称である。この作品は所謂「ゲイビデオ」であり、当時から人気を博したわけではなかったが、ニコニコ動画や掲示板文化(2ちゃんねる/5ちゃんねる)で断片的なセリフや奇妙な表情、印象的なシーンが取り上げられ、ネットミームとして拡散した。
現在そのVHSはマニアの間でプレミア化しており、2025年4月の時点で81万0810円(語呂合わせで「やじゅう・やじゅう」)のプレミアム価格が付いている。

ミーム化の中心的な要因には、

  • 番組的/シーン的な要素を強調したMAD動画
  • 元映像の文脈を外した編集・再利用
  • 語録や「淫夢語録」と呼ばれる定番フレーズのループ化

などがあり、インターネットカルチャーの中で独自の言語・表現体系が形成された。キャラクターの実名や個人情報は不明であり、あくまでネット上の匿名的なキャラクター化された存在として人気が続いている。

 

TikTokで広がるミーム 元ネタ知らずの若者にも浸透

114514という数字自体は、もともと同作に関連する番号やセリフの語呂合わせから派生したものとしてネット上で使われてきた符号的なミームだ。「いいよ、来いよ」と聞こえることを数字に置き換えたもので、ネット掲示板やSNS上で「肯定」「同意」を示す際の合言葉として広く使われるようになった。

この語呂合わせの「114514」は、元ネタを知らない若年層にもSNSや動画サイトを通じて広まり、そのまま一種の文化単位として受け入れられている。特にTikTokなどショート動画プラットフォーム上では「野獣先輩」関連の音源やダンスが人気になり、元ネタを知らない中高生世代の間でも「や〜じゅうせんぱ〜い♪」「やりますねぇ!」「114514」といった言葉・音声が定着しつつある。

 

114514コイン 、 「ミーム×仮想通貨」の新潮流

2025年末に発行されたミームコイン「114514」は、ソラナ(Solana)ブロックチェーン上に構築された暗号資産であり、明確なユースケースや実用性は持たない典型的なミームコインである。それにもかかわらず、発行後すぐにSNSコミュニティを中心に注目を集め、投機的な買いが集中した結果、価格と時価総額が急上昇した。

ミームコインの価格変動は極めて高リスクであり、実需やストーリー性よりもコミュニティ熱と話題性が値動きを左右する特性を持つ。114514コインもこうした性質を持ち、投資家の間では「宝くじ的な楽しみ方」だという声もある一方で、価格急落リスクへの警戒も強い。

 

最高値から数時間で急落、時価総額も縮小

ところが、その熱狂は長続きしなかった。

JinaCoinは、114514が最高値0.05705ドルから0.007778ドルへ約86%下落し、時価総額が約778万ドル(約12億円)まで縮小したと報じている(日本時間1月7日午前0時台の観測)。

さらにCRYPTO TIMESは、より強い表現で「90%以上の暴落」に言及しつつ、急騰で「含み益が数千万円に見えた」ケースでも、それが“現金化できる利益”とは限らない点を解説している。

 

なぜ暴落したのか、AMMの罠と“薄い流動性”

CRYPTO TIMESが強調するのは、DEXで一般的なAMM(自動マーケットメイカー)の仕組みと、流動性が薄いときに大口の売りが価格を自ら崩してしまう「プライスインパクト」だ。

要するにこういう話になる。

  • ウォレットに表示される評価額は“理論値”で、売るときの実現価格とは別物になり得る
  • 流動性が薄い銘柄で大きく売ると、注文そのものが価格を押し下げ、想定よりはるかに安く約定しやすい
  • 初期参入の大口(クジラ)が利確→パニック売りが追随、という“ミームコインお決まりの負の連鎖”が起きやすい

JinaCoin側も、取引高が大きくても流動性が十分でない状況に触れており、急変動の土台が脆かったことを示唆している。

 

114514コインとは何だったのか 「文化」と「投機」の危うい合体

114514コインは、十年以上かけて醸成されたネットミームを看板にしたことで、話題の火力だけは一級品だった。
ただし相場は、文化の厚みよりも、流動性・大口動向・レバレッジ投機に左右される。その現実を、今回の急落は容赦なく突きつけた形だ。

※ミームコインは短期で大きく動く一方、急落も起こりやすい高リスク資産です。本稿は現象の整理であり、投資助言ではありません。

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ムーンサルト もも

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広告代理店勤務を経て、Webメディア運営会社での編集・記事制作を経験。現在はフリーランスのWebライターとして活動。ネットミーム愛好家。

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