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西田有志が第1子誕生を発表 妻・古賀紗理那との新しい家族の始まり 大阪ブルテオンで見せた勝負強さと歩んできた軌跡

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西田・古賀夫妻
古賀紗理那さん Instagramより

男子日本代表のオポジット・西田有志(25)が第1子の誕生を報告した。試合後インタビューで明かされたサプライズ発表と、妻で元日本代表の古賀紗理那(29)との歩み、そして代表をけん引してきた二人の経歴と現在地を詳報する。

 

試合後インタビューで突然の発表 会場が歓声に包まれた瞬間

6日、大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)第7節GAME1、大阪ブルテオン対東京グレートベアーズ戦後のコートに温かな空気が広がった。大阪ブルテオンのオポジットで、男子日本代表の中心選手として活躍する西田有志(25)が、第1子の誕生を突如発表した。

試合後のインタビューで、ベストブルテオンに選出された西田は、いつもの落ち着いた語り口で試合を振り返った。しかし終盤、「言うか言わないか迷ったんですけど、第1子誕生しました」と切り出すと、会場から大きな歓声が上がった。

「妻にOK取っていないので怒られるかもしれないですけど、それも含めて今日負けたらどうしようかなと思っているところもありました。無事に母子ともに健康に生まれてきました」

緊張感の残る試合後にあって、彼の言葉は喜びと安堵に満ちていた。ベストブルテオンにふさわしい働きを見せ、勝負どころでの強烈なサーブとスパイクでチームを勝利へ導いた夜。その余韻と共に、人生の新たな一歩を踏み出したことを自らの口で報告した。

 

西田有志(25)の歩み 世界が注目する日本屈指のオポジット

西田有志は2000年1月30日生まれの25歳。強烈なサーブと跳躍力を武器に、10代の頃から世界に名を轟かせてきた。

愛知県出身で、海星高校(三重)を経てVリーグのジェイテクトSTINGSへ加入。プロ1年目の2018-19シーズンから頭角を現し、若くして日本代表入りを果たす。その後、2021年にはイタリア・セリエAのパワーバレー・ミラノへ移籍し、世界最高峰リーグで多くの経験を積んだ。

帰国後はジェイテクトで主軸を担い、2024年に大阪ブルテオン(旧・パナソニックパンサーズが母体)へ加入。現SVリーグで最も観客を惹きつける選手の一人だ。

破壊力のあるバックアタックやジャンプサーブは世界トップクラスで、2021年東京五輪や国際大会でも常に日本の武器として機能してきた。試合中の熱量や闘志に加え、人懐っこい笑顔と誠実な言葉遣いもファンを惹きつける。

今回の第1子誕生は、国際舞台で闘い続ける25歳にとって大きな節目になる。

 

妻・古賀紗理那(29)の存在 エースとして日本女子をけん引してきたキャプテンシー

妻である古賀紗理那は1996年5月21日生まれの29歳。女子日本代表の中心として長く活躍し、国内外で高く評価されてきたレシーバー兼アウトサイドヒッターだ。

熊本県菊陽町出身で、熊本信愛女学院高校時代から全国レベルの逸材として注目を集めた。2015年にNECレッドロケッツへ加入し、持ち前の安定したレシーブと力強いスパイクでVリーグを代表する選手へと成長。2021年東京五輪代表にも選ばれ、日本の主力として戦った。

2022-23シーズンにはイタリア1部のノバラへ移籍。世界有数のクラブでプレーすることは、彼女の価値をさらに高める経験となった。冷静で堅実なプレー、勝負どころでの気迫、そして仲間に向ける信頼の視線が印象的な選手だ。

西田と古賀、男女日本代表を支えてきた二人が家庭を築いていくことは、バレーボール界にとっても大きな喜びと希望となっている。

 

二人が公表してきた歩み 支え合いながら続けてきた競技人生

2022年12月に結婚を発表して以来、二人は互いのSNSやメディアを通じて、時折その歩みを共有してきた。

2024年7月には第1子を授かったことを報告。世界を転戦するアスリート夫妻が新しい命に向き合う姿は、ファンからも温かく迎えられた。

競技の舞台は異なれど、それぞれ日本代表の中心であり、強いプレッシャーを背負ってきた二人。多忙なシーズンでも互いの活躍を応援し合う姿は、競技を超えた大きな支え合いを感じさせる。

今回、西田が「妻に言っていない」と照れ笑いを浮かべながら明かした第1子誕生は、そんな夫婦の自然な関係を象徴する出来事でもある。

 

新たな家族とともに切り開く未来 西田が語る決意と日本バレーへの展望

第1子の誕生を明かした西田有志は、インタビューの最後に「憧れを抱いてもらえる選手でありたい」と語り、その言葉にこれまで以上の重みが宿っていた。父として迎える新たな人生の章は、彼にさらなる責任感をもたらし、同時に次のステージへの大きな原動力になっている。

「子どもだけじゃなく、応援して下さる皆さんに憧れを抱いてもらったり、目標にしてもらえるような選手になるために僕は常に努力をしますので、ぜひ僕たち、そして僕を見て頂けたらと思います。ありがとうございました」

この言葉に象徴されるように、西田は常に“誰かの目標になる選手”であることを意識してきた。プレーだけでなく、その姿勢や振る舞いを含めて背中で語ることができる希有な存在だ。新たな家族を迎えた今、その意識はさらに強まっている。

一方、妻である古賀紗理那も、女子日本代表の中核として長くチームを支えてきた。イタリアでの武者修行を経て磨かれたレシーブ力と安定感は、国際大会でも高く評価されている。男女を代表する二人が家庭を築き、それぞれの舞台で戦い続ける姿は、日本のバレーボール界にとって大きな象徴だ。

西田の爆発的な得点力、古賀の献身的な守備と統率力。異なる個性を持つ二人が互いを支えながらキャリアを重ねていくことは、次世代の選手たちにも“両立”という新たなモデルケースを示すことになる。

日本バレーは今、世界のトップを見据える転換期にある。若い選手が台頭し、リーグの価値も再評価される中で、西田と古賀の存在はその中心軸として大きな役割を果たしている。競技と家庭、プレッシャーと喜び、そのすべてを抱えながら前へ進む二人の姿は、多くの人に希望と勇気を届け続けるだろう。

第1子の誕生は、二人にとって人生の大きな節目であると同時に、日本バレー界にとっても明るいニュースだ。家族としての新たな一歩を踏み出した二人が、これからどのような未来を切り開いていくのか――その歩みから目が離せない。

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ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

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