
女性3人組テクノポップユニット「Perfume」が、12月31日をもってグループ活動を休止することを発表した。メジャーデビュー20周年記念日の9月20日、オフィシャルファンクラブサイトで電撃的に報告された。
メンバーのかしゆか(36)、あ~ちゃん(36)、のっち(37)は公式コメントで「今、自分たちが胸を張って“輝いている”と思えるこの瞬間を刻むため、私たちは2026年からPerfumeを一度コールドスリープします」と宣言。最新ツアーの演出にも使われていた「コールドスリープ」という言葉をあえて選び、前向きな活動休止であることを強調した。
「今が輝きの瞬間」本人たちのコメント
メンバーのかしゆか、あ~ちゃん、のっちは連名で声明を発表。
「私たちPerfumeの全ての活動の中心はLIVEにあります。みなさんと共鳴し、心を燃やしてきました」
「今、自分たちが胸を張って“輝いている”と思えるこの瞬間を刻むため、2026年からPerfumeを一度コールドスリープします」
「Perfumeはどんな形になっても、3人でいれば一生Perfume。新しい夢を叶えるため、それぞれの人生に少し時間をもらい、パワーアップして戻ってきたいと思っています」
「一度も休まず25年間続けてきたからこそ、それぞれが自分の人生に向き合う時間が必要になった」とも語り、今回の決断が区切りであり、終わりではないことを強調した。
走り続けた25年の軌跡
Perfumeは1999年に広島で結成。2005年のシングル「リニアモーターガール」でメジャーデビューを果たし、07年の「ポリリズム」で一躍ブレイク。その後も「チョコレイト・ディスコ」「Dream Fighter」「TOKYO GIRL」など数々のヒット曲を生み、エレクトロサウンドと洗練されたダンスパフォーマンスで独自の地位を築いた。
2010年には東京ドーム単独公演を実現、2019年には米・コーチェラ・フェスティバルに出演。国内外で高い評価を得てきた。昨年は結成25周年・デビュー20周年を記念し、アルバム「ネビュラロマンス」前後編をリリース、全国ツアーや展示会を展開。22日からは5年ぶりとなる東京ドーム公演2daysでアニバーサリーイヤーを締めくくる。
「一度も休まず」だからこその決断
今回の発表では「25年間、一度も休まずPerfumeを続けてきたからこそ、それぞれの人生に少し時間をもらえたら嬉しい」との言葉も。関係者は「仲良し3人組で走り続けてきただけに、一度立ち止まり、自分の人生と向き合う時間を持つことが必要になった」と説明する。
休止期間は明示されていないが、3人は「また“新しいPerfume”になるため、それぞれがパワーアップして戻ってきたい」と再始動への意欲を約束している。
ファンの声と未来への期待
SNSや掲示板には「Perfumeの活動休止じゃなくてコールドスリープって言い方が素敵」「信じて待ちます」といった声が相次ぐ。ファンにとっては寂しさと同時に、再始動への希望を抱かせる発表となった。
結成当初からメンバー交代もなく、25年にわたりトップを走り続けたPerfume。彼女たちが選んだ「休息」は終わりではなく、未来への準備期間だ。3人が新しい挑戦を携え再びステージに立つ日を、多くのファンが信じて待っている。