
9月13日放送のABEMA「給与明細」が密着したのは、26歳の女性インフルエンサー“るるたん”。SNS総フォロワー数150万人超、天然Hカップのボディを武器に、男性向けプライベートサービス店で「60分2万円」という相場を突破し、ついには「60分20万円」という異次元の時給を叩き出した。さらに自作動画販売で月収800万円を稼ぎ、“脱法エロYouTuber”と呼ばれるまでになった彼女。その生々しい実態を追った。
「2万円の壁」を打ち破った26歳の発想力
番組でるるたんは当時を振り返り、「だいたい60分2万円が相場。でもその壁を超えたいと思った」と語った。多くの女性キャストがポータルサイトに頼り、そこで「この子はいくら」という価格競争に巻き込まれるなか、るるたんは違った。
「特別ビジュアルがいいわけではないからこそ、TikTokとかのSNSで外部集客できたらいいんじゃないかと思った」
その一手が功を奏し、SNSで彼女を知った客が店に殺到。やがて「予約は3〜4カ月先まで埋まる」人気となり、料金も「60分4万円」に倍増した。26歳にして、業界の常識を超える“相場破壊”を成し遂げた瞬間だった。
男性向けプライベートサービス店とは何か
ここで改めて「男性向けプライベートサービス店」とは何かを説明しておきたい。
これは、風俗業の一種であるが、直接的な性行為を売りにするのではなく、個室でのマッサージや添い寝、会話を通じて「彼女と過ごすような時間」を提供する形態だ。
店舗側は「プライベートな癒やし空間」や「恋人気分を味わえる」といった言葉を使うが、グレーゾーンとされる部分も少なくない。相場は60分1万5千円〜2万円程度。そこに“20万円”という破格の値札を掲げて成立させたるるたんは、まさに異端であり、異常値だった。
「20万円」に高梨瑞樹も絶句
るるたんの料金が「60分20万円」と聞かされた番組ゲストのグラビアアイドル・高梨瑞樹は「上げすぎでしょ!めっちゃ上がってるじゃん」と思わず絶句。
通常なら顧客離れを起こす金額設定にもかかわらず、彼女の予約は途切れなかった。
背景にはSNSの存在がある。TikTokやInstagramで日々投稿を続け、150万を超えるフォロワーを抱えることで「この子に会いたい」という熱狂的なファンが生まれた。結果、従来の価格理論を無効化するほどの需要を生み出したのだ。
自作動画で月収800万、売上1億2000万という異次元
しかし、るるたんの“稼ぎの真骨頂”はここからだった。自ら撮影・編集した男性向け映像をネットで販売したところ、1本1万円の動画が400本売れ、初月で400万円を稼ぎ出した。さらにその後は800万円に到達。
顔を出さない慎重さがむしろ購買欲を煽り、映像販売は爆発的な人気を博した。累計売上はついに1億2000万円に達し、もはや「副収入」の域を超えている。
「ありがたいことに名前が知られていたので、『見てみたい』と思う人が多かったんだと思います」
るるたんはそう冷静に自己分析した。番組ではさらに、最高月収について問われた場面もあった。
「法人なんですけど、5000万円とか……」サラリと答えた彼女に、スタジオは騒然。高梨瑞樹は「なんで残念そうな言い方するんですか(笑)」とツッコミを入れた。
彼女自身は今後についてこう語っている。
「自分の価値を見出せたのが“そういうコンテンツ”だった。それが絡めば結構ハッピーになること多いし、嫌いな男性は少ない。そういう意味で、人を幸せにできるコンテンツだと思っている。人を救っていきたい」
もはや“個人の稼ぎ”ではなく、“事業規模”で動いていることを示す一言だった。
“脱法エロYouTuber”の称号
SNSで集客し、店舗で高額指名を実現し、さらに動画販売で爆発的な収益を得る。この三本柱を築き上げたるるたんは、やがて“脱法エロYouTuber”と呼ばれるようになった。
批判的なニュアンスを含む呼称ではあるが、裏を返せば「法律ギリギリのグレーゾーンを逆手に取り、最大の利益を得る女」という評価でもある。従来の「相場」という枠組みを崩し、炎上すら武器にしてしまう姿は、確かに新時代の象徴といえるだろう。
SNSの反応――称賛と嫉妬の二極化
放送後、X(旧Twitter)には多くの投稿が並んだ。
「戦略家すぎて尊敬する」「SNS時代の勝者だ」
と絶賛する声がある一方、
「20万円はインフレすぎ」「結局はHカップ頼みでしょ」
と冷ややかな意見も噴出した。
称賛と批判、羨望と嫉妬。その二極化した反応こそ、彼女が築いた立場の大きさを物語っている。
26歳にして“相場の外側”を生きる女
「給与明細」が映し出したのは、単なる風俗嬢やインフルエンサーではない。
26歳にして「60分20万円」という相場外の数字を叩き出し、さらに動画販売で月収800万円に到達した“個の時代の象徴”だった。批判も炎上もすべて糧にし、SNSという武器で相場を書き換えていく。るるたんは、これからも“相場の外側”で生きる女として、賛否両論を浴びながら走り続けるだろう。