訴訟の内容とは？

訴状によると、原告の飯田氏と田中氏はそれぞれ1997年と2002年に、ラスベガスのミラージュホテルでジャニー氏から性被害を受けたとしている。飯田氏は当時15歳、田中氏は当時14歳だった。訴訟の被告には、SMILE-UP.のほか、元幹部、そして株式会社STARTO ENTERTAINMENTも含まれている。原告側は、ジャニー氏による性加害を「現代史上最大規模かつ長期にわたって続いている児童性的虐待計画の一つ」と非難し、補償的賠償と懲罰的賠償を求めている。

訴訟の影響は？

この巨額の賠償請求は、SMILE-UPやSTARO社の経営に深刻な影響を与える可能性がある。仮に原告側の主張が認められれば、巨額の賠償金支払いは避けられず、経営基盤を揺るがしかねない。また、関連企業やスポンサーへの影響も懸念される。この訴訟の行方は、日本芸能界全体の経済状況にも大きな影響を与える可能性がある。

関係者の反応

SMILE-UP.は、「原告は日本在住であり、米国の裁判所には管轄が認められない」との見解を示し、今後の対応を検討している。一方、株式会社STARTO ENTERTAINMENTは、「無関係の立場であり、提訴される理由がない」と困惑を示している。

世間の声は？（SNSより）

このニュースはSNSでも大きな反響を呼んでおり、様々な意見が飛び交っている。肯定的な意見としては、

「被害者の方々の勇気ある告発に敬意を表したい。これは単なる芸能界の問題ではなく、日本の社会全体の問題として捉えるべきだ」

「ジャニー氏はお気に入りの子たちをアメリカへ連れて行くことがよくあった。 ショービジネスの本場だから。 米国での被害について、訴訟を起こすことは当初から被害者の間で検討されていた。 ジャニー氏は長く 二重国籍 だったので、その当時も米国国籍を持っていたのかもしれない」

「米国での提訴は、日本の司法制度ではなかなか正義が得られないという現実を反映している。被害者の方々が、少しでも救済されることを願っている」

「米富豪のエプスタインの性犯罪も、取引先銀行、jpモルガンが黙認したとして数百億の和解金を支払っている。 今回は性犯罪者の会社、新会社とは名ばかりの黙認した本人たちですから賠償の可能性は高いのでは？」

といった声が上がっている。

一方、否定的な意見としては、

「いくらなんでも無茶苦茶すぎる。せっかくタレントたちが再起しようと頑張っているのに、水を差すのはひどい」

「賠償額が460億円というのは、あまりにも高すぎるのではないか。事務所が倒産してしまったら、多くのタレントや従業員の生活が困窮してしまう。賠償額の妥当性について、もっと慎重に検討する必要がある」

「STARTOが訴えられることはおかしい。仮に訴えられるのであれば、飯島氏や滝沢氏の会社も同じように訴えられなければ辻褄があわないのではないか」

といった声も聞かれる。また、

「日本のエンターテインメント業界全体が、コンプライアンスを強化し、健全な環境を整備していく必要がある。二度とこのような事件が起きないよう、業界全体で取り組んでいかなければならない」

「性加害問題は、被害者の人生に深刻な影響を与える。被害者の方々の心の傷が少しでも癒えることを願うとともに、社会全体で性加害撲滅に取り組んでいく必要がある」

といった意見も見られる。

今後の展望は？

今後の訴訟の行方は予断を許さない。米国の裁判所が本件の管轄権を認め、審理が進められるかが焦点となる。また、仮に原告側の主張が認められた場合、日本芸能界全体に大きな波紋が広がることは必至だ。

問われる企業の責任

この訴訟は、企業が未成年者への性加害を防ぐ責任を改めて問うものだが、はたして結果はどうなるのだろうか。事務所のみならず、他の企業も、未成年者が安全に活動できる環境を整備する必要性を改めて認識する必要があることは言えるだろうが、現在所属しているタレントたちに影響が及ぶような事態は多くのファンを失望させることにもなる。

この事件がどういった決着を迎えるのか注視したい。