「金沢の不動産界に革命を起こす、”マメな不動産屋”の挑戦が熱い!株式会社のうか不動産が、入居者の生活に真摯に向き合う独自のアプローチを紹介します!
入居者をほったらかしにしない社風
株式会社のうか不動産は石川県金沢市に本社を置く総合不動産会社です。
賃貸仲介・管理を主軸事業としながら、不動産売買、不動産活用、テナント、相続支援、学生寮運営など、幅広く展開しております。
1978年に創業し、2023年6月1日現在、拠点数は7つ、従業員数は82名です。
お部屋を貸したら貸しっぱなしとせず、入居いただいたみなさまに快適な生活をお過ごしいただけるよう「マメな不動産屋」をスローガンとしています。
また、ロゴマークのモチーフであるマメの花言葉は「かならずくる幸せ」です。入居中のみなさまはもちろん、退去された方々にも幸せになっていただきたい、という思いを込めております。
石川県は10万人あたりの⾼等教育機関数が全国第1位(4.81)という環境です。そんな中、6つの⼤学が集積している「⾦沢市東部エリア」に本社があることから“学⽣賃貸”に注⼒してきました。
SDGsの17のゴールのうち、11番の住み続けられるまちづくりを念頭に、一般的な不動産会社のようにお部屋を契約して終わり、という関係から、退去するまで、ずっと入居者さまに寄りそうようなサービスを展開してきました。
学生にも親御さんにも喜ばれるサービスを探して
当社では学生入居者の生活支援を目的として、さまざまな入居者向けサービスを実施しています。
代表的なものでいうと、「通学用無料シャトルバス」「入居者専用カフェ」「学生用無料活動スペース」などがあります。
今回はそれぞれのサービスをご紹介します。
マメバス
石川県は年間降雨日数が全国ナンバー1と雨の多い地域です。冬になれば昔ほどではありませんが、雪が積もる日も多くなります。
日ごろ、徒歩や自転車で大学へ通っている学生らは、悪天候になれば、バスに乗ろうとします。地元の民間バスのキャパを超えてしまい、乗車拒否が頻発する様子をたびたび目にしてきました。
また、金沢大学には2つのキャンパスを移動する必要のある教職員や学生がいるにもかかわらず、民間バスの便数が限られ、不都合を感じている方が多い状況でもあります。
当社は、困っている彼らを見過ごすことができず、自前で通学バスの運行を決定し、2011年12月に1号車の運行をスタートさせました。
バスが走っていない不人気エリア内に始発バスを設置したところ、管理物件の入居率がみるみるうちに上がっていきました。
「公共交通機関が走っていないことを納得して入居したが、マメバスが運行されることになりとてもうれしい(学生入居者)」「金沢大学の周辺エリアから金沢大学まで、距離は短いが、民間バス会社の運賃が高いので、交通費が節約できて助かっている(学生入居者の親御さま)」など、運行をよろこぶ声を多数いただきました。
2023年7月現在、3台のマメバスが学生入居者の通学の足となっており、そろそろ4台目のバスを探し始めるところです。
2017年4月より、金沢大学のキャンパス間シャトルバスとしても運行もはじまり、「キャンパス間の移動手段がなくて困っていたので、マメバスをシャトルバスとして運行いただき助かった(大学関係者)」と、金沢大学の教職員や当社管理物件の入居者以外の学生にも喜んでいただいています。
カフェ・ビーンズ
学生の朝食問題も大きな問題です。彼らは「作るのが面倒くさい」「お金がもったいない」といった理由で、朝食を抜いています。どうにか朝食を食べたくなる機会を作れないか、と考えてきました。
そんななか、カフェ・ビーンズ1号店を2017年1月にオープンさせました。
このビーンズには、お友だちを当社に紹介すると、紹介した入居者もお友だちも、入居中ずっと朝食が無料になるという特典を設定しました。
すると口コミによって、多くの紹介が生まれています。スタート初年度こそ100件ほどでしたが、直近年度で253件の紹介を獲得しました。
マメックスカードという入居者証を持っている8,100名のうち、約16%の学生が、紹介したか紹介されており、朝食を無料で食べることができています。
「奨学金で生活をやりくりしているので、食費の節約はありがたいです(学生入居者」「朝食をつくるのはもちろん、食べてくれるなんて想像していなかった。毎日ちゃんと通っているようで安心した(学生入居者の親御さま)」というご意見をいただいています。
厨房設備をもつ店舗を利用してチャレンジショップ的な取り組みがしたいが、そういった場所が見つからないという学生グループもいます。彼らの自己実現に役立つならばとすべてお引き受けしています。
「学生だけでなく、ひろく市民のみなさまにも、わたしたちの活動を知ってもらえるきっかけになった(廃棄予定野菜の知らしめようと、それらを使ったスープを提供する活動をしている学生)」「会社を立ち上げたいが登記住所を得るために事務所を借りるのはコスト的に難しい。カフェを登記住所として無償で提供してくださってありがとうございます(起業した学生)」と、活動の推進力となったと喜んでくださっています。
マメサロン
学生らは、部活動やサークル、学生団体など、いろんなスタイルで学生生活を謳歌しています。
そんななか肩身が狭い思いをしているのが大学非公認サークルです。彼らは学内に決まった部室や練習場所を与えられていないことが多いです。気兼ねなく使えるスペースを求めています。
2022年3月に開館して以降、多くの方に利用されているマメサロンは、非公認のサークルの活動場所を想定して作りましたが、テスト勉強、資格試験勉強、卒論執筆などにも使っていただけています。
「のうか不動産の管理物件に入居していない友だちも利用できるのがいい。あいつはのうか不動産の管理物件の入居者だったかな?と気を遣う必要がなくて助かっている(非公認サークル代表)」「夜の12時までやっているので部活が終わってからの利用できて便利(学生入居者)」「長時間いても怒られないので、勉強に集中できる。夏場や冬場は部屋よりこの施設の方が快適で毎日入り浸っている(学生入居者)」真冬や真夏は部屋の光熱費を節約するという意味でも、利用者が多くなっています。
学内に図書館のような施設はあれど、休みの日にアクセスが不便な大学まで移動するのは気合が必要なようです。
入居者の問題解決が社会の問題解決にもつながっている
入居者のために開発したサービスはやがて、当社管理物件に入居していない学生や大学の教職員など、周辺の問題解決まで果たすようになっています。
自社が提供するサービスが当初想定していなかった方々にまで波及していくこと。
そして他社によるそれと重なる部分がすこしずつでも増えていくことで、誰ひとり取り残さない社会が実現するのではないかと考えています。
◎会社概要
企業名:株式会社のうか不動産
URL:https://www.noka.co.jp
所在地:石川県金沢市もりの里2-21
資本金:1億円
代表者:代表取締役社長 苗加 充彦
事業内容:
アパート・マンション・駐車場等の賃貸仲介/賃貸管理
土地・建物の売買仲介
ウィークリー・マンスリーマンションの運営
賃貸経営、相続対策、不動産活用のコンサルティング
コインパーキング・レンタル倉庫の運営
保険代理店事業他、上記事業に付随する業務一切