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りくりゅう、五輪史上最大逆転で金! SP5位から世界最高得点、日本ペア初の頂点

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りくりゅうペア
JOC 公式Instagramより
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックで、フィギュアスケートペアの三浦璃来・木原龍一組(木下グループ)が五輪史上最大級の逆転劇を演じた。ショートプログラム(SP)5位からの出遅れを、フリーで世界歴代最高点158.13点で一気に覆し、合計231.24点で金メダルを獲得。
日本ペアとして五輪初のメダルが金という歴史的快挙に、日本中が感動と歓喜に沸いた。結成7年目、怪我や故障の苦難を乗り越えた二人が、五輪の舞台で放った魂の演技は、多くの人々の心を強く揺さぶった。
 

9歳差の出会いと苦節の道のり

三浦璃来は2001年12月17日生まれの24歳、兵庫県宝塚市出身。身長146センチの小柄な体ながら、ジャンプ力と豊かな表現力が武器だ。ディズニーアニメに憧れ5歳でスケートを始め、シングルからペアへ転向したのは14歳。初パートナーとの解消後、新たな挑戦を模索した。

木原龍一は1992年8月22日生まれの33歳、愛知県東海市出身。身長174センチの安定したリフト技術が強み。シングル時代を経て2013年からペアに転向し、ソチ2014、平昌2018と2度の五輪を経験した。パートナー交代を繰り返し、2019年には引退も視野に入れていた。

そんな木原に、三浦が自ら声をかけたのが2019年夏。「一緒にやりませんか?」という一言から始まった。トライアウトで息がぴったり合った瞬間、二人は運命を感じたという。コーチはカナダのブルーノ・マルコット氏とメーガン・デュハメル氏。9歳差の「年下女子が先輩を誘った」逆転ストーリーが、ここからスタートした。結成当初は国際大会で苦戦を強いられた。怪我や木原の腰椎分離症などの試練もあった。特に2023年から2024年にかけて木原の腰の故障でグランプリシリーズと全日本を欠場。

短いシーズンで四大陸選手権と世界選手権で銀メダルを獲得したが、悔しさが残った。二人は「二人で一つ」と互いを支え合い、復活を遂げた。

 

世界を制した黄金期と五輪への布石

2022北京五輪ではペア7位、団体銀メダルに貢献。日本ペアの歴史を塗り替える第一歩となった。2023年には世界選手権優勝、四陸選手権優勝、グランプリファイナル優勝と主要大会を制覇。

日本初の年間グランドスラムを達成した。2024年から2025年にかけて再び故障を乗り越え、世界選手権2度目の優勝、四陸選手権優勝と完全復活を果たした。世界王者として迎えたミラノ五輪では、団体戦のフリーで今季最高点をマークし、日本銀メダルに大きく貢献した。

 

五輪史上最大級の逆転劇

ペアフリー当日、SPで73.11点の5位発進。首位とは6.90点差だったが、二人は「もうやるしかない」と腹をくくった。フリーでは映画「グラディエーター」の音楽に乗り、トリプルツイストリフト、スロー3回転ルッツ、3回転トウループコンビネーションなど高難度要素を完璧に決めた。

SPで失敗したリフトも力強く成功。演技終了後、木原が雄たけびを上げ、三浦が驚きの表情から笑顔に変わる。抱き合って号泣する姿に会場はスタンディングオベーションとなった。

フリー158.13点は世界歴代最高。合計231.24点で逆転金メダル。現行採点方式でのペア史上最大級の逆転劇となり、日本ペア初の五輪メダルが金という夢のような結末を迎えた。銀はジョージアのメテルキナ・ベルラワ組、銅はドイツのハーゼ・ボロディン組。

 

「宇宙一!」の熱い解説 高橋成美さんの涙と絆

テレビ中継の解説を務めた高橋成美さん(34)は、木原と2014年ソチ五輪でペアを組んだ元パートナー。演技中から「すごい、すごい、すごい、すごい、すごい、すごい!!」と8連発で絶賛し、「この演技、宇宙一ですよ!」と興奮の声を上げた。

金メダル決定後には涙声で「こんなうれしいことないですよ」「こんな最高の気分に合う日本語なんて思いつかないです…」「この2人じゃなきゃダメでしたね。この2人だから世界の頂点に立ちました」と嗚咽まじりに語り、視聴者をさらに感動させた。

インタビューでは木原から「なるちゃんがいたから、俺たちが…来られた…」と感謝され、高橋さんも「でも今のりくりゅうじゃなきゃ、金メダルは本当になかったの!」と泣きながら返した。三浦も「私たちだけでは獲れなかった」と周囲への感謝を述べ、最後に3人で「ペア大好き!」と絶叫。日本のペア競技の礎を築いた高橋さんの存在が、この金メダルをよりドラマチックに彩った。

 

祝福の嵐 日本中が涙と歓喜

演技直後からSNSは祝福の声で埋め尽くされた。

「SP5位からフリー世界最高点で金!五輪史上最大の逆転すぎる」

「号泣しながら見た、真央ちゃん以来の感動」

「木原くんの雄たけびと璃来ちゃんの笑顔…この絆が最高」

「日本ペアの歴史を変えた二人にありがとう」と感動の投稿が相次いだ。

木原の男泣きに三浦が優しく背中をさするシーンも話題に。

「どっちが年上かわからない尊さ」「これまでの苦労が全部出た涙」と共感の声が広がった。

鍵山優真選手の「りくりゅう神」という言葉にも多くの賛同が集まり、日本中が早朝から歓喜に包まれた。りくりゅうの物語は、引退寸前からの再出発、怪我の克服、互いの信頼がもたらした奇跡だ。五輪金メダルは二人の努力の結晶であり、日本フィギュアの新たな金字塔となった。これからも輝き続ける二人に、心からの拍手を送りたい。

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ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

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