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駅構内ウエディングフォトが炎上 名古屋市営地下鉄で拡散したキス写真に『迷惑』の声殺到

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ウエディングフォト

祝福されるはずのウエディングフォトが、SNSで「迷惑行為」と断じられ炎上している。名古屋市営地下鉄の駅構内で撮影されたキス写真が拡散されると、Xでは不快感や怒りの声が噴出した。公共交通機関という共有空間で行われた私的な演出に対し、「なぜここで撮るのか」「利用者への配慮が欠けている」といった冷ややかな視線が一気に集まった形だ。

 

駅構内で撮影されたウエディングフォトが波紋

問題となったのは、駅のホームやエレベーター内、エスカレーターといった公共交通機関の構内で撮影されたウエディングフォトだ。スーツ姿の男性と白いドレス姿の女性がキスを交わす写真が複数投稿され、撮影場所が日常的に多くの人が行き交う駅であったことが批判を招いた。

写真はSNSのThreadsに投稿されていたが、週刊女性によると、現在アカウントは非公開となっており、投稿内容を直接確認することはできない。

ただ、当時の投稿には「名古屋で撮ってもらったウエディングフォトが本当に良い写真多すぎた」「自分で言うのも変だけど自分ら可愛い!!笑」といった文章が添えられていたという。

当事者にとっては幸福感に満ちた記念写真であっても、それを目にした第三者の受け止めは、必ずしも祝福一色ではなかった。

 

Xで噴き出した「迷惑だった」という率直な声

写真が拡散されると、Xでは否定的な意見が相次いだ。特徴的だったのは、道徳的批判よりも、実体験に基づく率直な不快感の表明が多かった点だ。

《こういう撮影に出くわしたことがあるけど、「人が来ちゃった」と言われたのが嫌だった》
《歩いていたら撮影スタッフらしき人に「邪魔」と言われた》
《撮影している側が通行の妨げなのに、こちらが気を遣わされる》

これらの投稿に共通するのは、「祝福される立場」を盾に、公共空間で優先権を持ったかのように振る舞う撮影現場への嫌悪感だ。結婚という私的な事情が、公共の場では何の免罪符にもならないことを、利用者は肌感覚で理解している。

 

点字ブロック上での撮影が示した象徴性

批判を決定的にしたのは、撮影場所が特定できたことだった。写真には、名古屋市営地下鉄鶴舞線・庄内緑地公園駅の看板が映り込んでおり、ホーム上で撮影されたものであることが明らかになった。

さらに、二人が立っていたのは点字ブロックの上だった。視覚障害者の安全な移動を支えるための設備が、記念写真の演出として使われていた構図は、多くの人に強い違和感を与えた。

《なぜ地下鉄でウエディングフォトを撮るのか》
《点字ブロックの上に立つ発想が理解できない》
《利用者への配慮が完全に欠けている》

写真の中には、キスをする二人の正面に通行人が映り込んでおり、駅という空間が「撮影の背景」として消費されている様子が如実に伝わってくる。

 

名古屋市交通局が示した「望ましくない」という判断

駅構内での撮影ルールについて、名古屋市営地下鉄を運営する名古屋市交通局は、「商業利用や大がかりなセットを組む撮影については事前の許可が必要」と説明する。

一方で、一般利用者による写真撮影については、「周囲のお客様への配慮が必要。マナーを守ってほしい」としたうえで、今回のような事例については「配慮に欠けた状況での写真撮影は望ましくない」と明確な見解を示した。

許可の有無以前に、公共交通機関という性質上、安全性や円滑な利用を損なう行為は認められないという立場だ。

 

東京駅でも繰り返される同種の不満

今回の騒動は、決して名古屋だけの問題ではない。Xでは以前から、東京駅丸の内広場周辺で行われるウエディングフォト撮影に対しても、不満の声が上がっている。

《東京駅での撮影、正直邪魔》
《ウエディングフォトで導線が塞がれる》
《公共の場での撮影は祝福できない》

歴史的建造物や景観の良さを理由に撮影地として選ばれるケースは多いが、そこは同時に多くの人が日常的に利用する空間でもある。撮影者の「一生に一度」と、利用者の「いつもの移動」は、決して同列には並ばない。

 

祝福されないウエディングフォトが増える理由

結婚は本来、社会的にも祝福される出来事だ。しかし、その祝福は無条件ではない。公共空間においては、他者への配慮を欠いた瞬間に、祝福は反感へと転じる。

SNS時代では、その違和感が瞬時に共有され、可視化される。今回の事例は、ウエディングフォトそのものが問題なのではなく、公共空間を「演出の舞台」として扱う姿勢が問われている。

幸福の記録が、他者の不便や不快の上に成り立つ限り、それは祝福されるどころか、冷ややかな視線を集め続けるだろう。

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ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

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