
2025年の瀬も押し迫った12月30日、イーロン・マスク氏のある動画がSNS上で爆発的に拡散され、改めて世界中の投資家を沸かせている。 動画の中でマスク氏は、今後5年間の去就について問われ、「もちろんCEOであり続ける。死なない限りはね」と明言している。
実はこれ、同年5月の「カタール経済フォーラム」での発言だ。しかし、なぜ今になってこのクリップが再注目されているのか? それは、かつてマスク氏を酷評していた金融界の帝王、JPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOが、最近になって彼を「現代のアインシュタイン」と認め、この発言の重みが劇的に変わったからだ。
金融界の重鎮が見せた「評価の激変」
それが、米金融界のトップ、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOによるマスク評の変化だ。
ダイモン氏とマスク氏は、過去にテスラ株の評価などを巡って公然と対立し、長らく「犬猿の仲」として知られてきた。堅実な銀行家であるダイモン氏にとって、予測不能な行動を繰り返すマスク氏はリスクの塊でしかなかったはずだ。
ところが最近、ダイモン氏はマスク氏を**「現代のアインシュタイン」**と評し、その才能を絶賛している。 「彼は非常に聡明な人物だ。我々にはない発想で世界を変えている」と、かつての批判的な態度を一変させたのだ。
なぜ今、「アインシュタイン」なのか
この変化は何を意味するのか。テック業界の視点で見れば、答えは明白だ。マスク氏が手がける宇宙開発(SpaceX)や衛星通信(Starlink)、そしてAI事業の実績が、もはや個人の好き嫌いを超えて「無視できないレベル」に達したということだ。
伝統的な金融界のトップが「アインシュタイン級の天才」と認めたことは、マスク氏の経営手法にお墨付きを与えたに等しい。
「死ぬまで辞めない」というマスク氏の意志と、それを「天才」と認めた金融界。 2026年以降のテスラは、この「お墨付き」を得たカリスマ創業者が、これまで以上に強力なリーダーシップで、自動運転や人型ロボットという未踏の領域へ会社を牽引していくことになるだろう。投資家にとっても、マスク氏の健康問題以外に懸念材料がなくなったことは、ある種の安心材料と言えるかもしれない。



