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捨てない社会のインフラ構築 循環商社ECOMMITが挑む「サーキュラーエコノミー」の最前線

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捨てない社会のインフラ構築 循環商社ECOMMITが挑む「サーキュラーエコノミー」の最前線
提供:株式会社ECOMMIT

「捨てる」という行為を、未来への「パス」へと転換する。循環商社ECOMMITが展開する資源循環サービス「PASSTO(パスト)」は、単なる廃棄物削減の枠組みを超え、クリエイティブな表現の源泉としての地位を確立しつつある。

 

回収衣類がNYが認めた才能と融合―DOKKA vividとの共創が示すアップサイクルの新境地

2025年11月30日、東京・渋谷の複合施設「渋谷ブリッジ」にて、アップサイクルブランド「DOKKA vivid」による最新コレクションが発表された。特筆すべきは、ランウェイを彩った全15ルックの素材である。これらはすべて、PASSTOを通じて一般消費者から回収された衣類を再構築したものであった。東急東横線の跡地という、都市の記憶が再生された場所で開催されたこのショーは、役目を終えたはずのプロダクトに新たな生命を吹き込むアップサイクルの可能性を象徴する場となった。

リユース率98%を実現する独自インフラ―「循環商社」ECOMMITが他社と一線を画す理由

ECOMMITの取り組みが他社と一線を画すのは、同社が「循環商社」として、回収から選別、再流通に至るまでの一貫したインフラを自社で構築している点にある。同社は全国8拠点の循環センターを活用し、独自のシステムで「ものの流れ」をデータ化している。これにより、リユース・リサイクル率の算出やCO2削減量の可視化を徹底しており、資源循環の透明性を担保している。またPASSTOというインターフェースを生活者の身近な場所に設置することで、心理的ハードルを下げ、高品質な状態での回収を実現した。単なる原料化に留まらず、今回のような気鋭デザイナーへの素材提供など、付加価値を最大化させる出口を自ら開拓している点に、同社の真価がある。

「PASSTO」に込めた資源循環の哲学―サステナビリティを「義務」から「文化」へ

 

同社の根底にあるのは、「捨てない社会をかなえる」という極めてシンプルな、しかし困難な命題である。代表の川野輝之氏が率いるECOMMITは、環境負荷の低減を単なる企業の社会的責任として捉えるのではなく、持続可能なビジネスモデルとして成立させることに腐心してきた。PASSTOという名称には、単なる廃棄ではなく「次の人へつなぐ」という意思が込められている。今回のDOKKA vividとの連携は、その哲学を感性領域へと拡張する試みといえる。NYファッションウィークでも実績を持つZ世代の才能と組むことで、サステナブルという概念を義務感から解放し、刺激的でクールな価値観へと塗り替えようとしている。

廃棄物を資源へ再定義する戦略―ビジネスパーソンが学ぶべきサーキュラーエコノミーの要諦

ECOMMITの事例から得られる示唆は、廃棄物を資源と定義し直す力がいかに強力な競争優位性をもたらすかという点に集約される。回収して終わりではなく、その後の選別や再流通までを自社でコントロールすることで、資源の価値を最大化できる。また、自社の物流インフラに外部のクリエイティブを掛け合わせることで、社会実装のスピードを加速させている。さらに、98%という具体的な数値が、感情的な訴求に論理的な信頼性を付与している。素材の出自や物語性が商品の価値を左右する時代において、ECOMMITが構築したインフラは、これからの製造業や流通業が目指すべきサーキュラーエコノミーの完成された雛形といえるだろう。

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サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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