
人気グループ・SUPER EIGHT(旧・関ジャニ∞)の村上信五(43)が、10月14日に一般女性との結婚を発表した。関西弁の「おおきに、ありがとう」という言葉で締めくくった報告文は、ファンの心に温かく響いた。長く独身を貫いてきた村上が、芸能活動30年という節目で選んだのは、華やかな芸能界の外にある“静かな安らぎ”だった。過去の熱愛報道や恋愛観の変化をたどりながら、村上信五という人物のいまを見つめたい。
村上信五、一般女性との結婚を発表
2025年10月14日、SUPER EIGHT(旧・関ジャニ∞)の村上信五が、所属するSTARTO ENTERTAINMENTを通じて一般女性との結婚を発表した。
村上はコメントで「まもなく芸能活動30年を迎える中で山あり谷ありでしたが、ありがたいことに丸く収まり、この度結婚させていただくことになりました」と心境を明かし、相手が一般人であることを説明した。
さらに「SUPER EIGHT の一員として横に寄り添い、信じて支えてくれる仲間たちに導かれて…」と感謝を述べ、「おおきに ありがとう」と締めくくるあたりは、まさに彼らしい人情味にあふれた言葉選びだった。
グループ内では今年2月に大倉忠義が結婚を発表しており、これで2人目の既婚メンバーとなる。関ジャニ∞からSUPER EIGHTへと名を変え、新たな船出を切ったばかりのグループにとっても、節目を象徴する出来事となった。
村上信五の結婚と芸能界での歩み
村上信五は1982年1月26日生まれ、大阪府高槻市出身。1996年にジャニーズ事務所へ入所し、関西ジャニーズJr.として活動を始めた。
2002年に関ジャニ∞としてデビューすると、バラエティ番組での機転の利いたトークや、どんな大御所相手にも物怖じしない姿勢が評価され、司会業にも進出。『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)ではマツコ・デラックスとの掛け合いで新境地を開いた。
また、ピアノの腕前を生かして音楽活動を支え、冠番組や音楽特番の司会でも安定した存在感を示してきた。時に笑い、時に真面目に語る「関西の兄貴分」として、若手からも慕われる存在である。
結婚に至るまでの熱愛報道と恋愛観の変化
今回の結婚発表に先立ち、2025年7月24日発売の『FRIDAY』が村上の熱愛を報じた。相手は20代の黒髪美女で、ふたりは6月に沖縄、7月には北海道を訪れ、バカンスを楽しんでいたとされる。
羽田空港で撮影された写真には、帽子とマスクで変装した村上が、女性の一歩後ろを歩く姿が写っていた。
そのわずか6日前、フジテレビ系『酒のツマミになる話2時間SP』で村上は「出役の方(芸能人)はもういいっすね」と語り、一般人のパートナーを望む発言をしていた。さらに「次に出会った人はほぼ結婚を前提に」と語っており、今回の報告はまさにその“予告どおり”の展開となった。
小島瑠璃子との交際報道から6年 結婚で見せた成熟
村上といえば、2017年にタレントの小島瑠璃子との「通い愛」を『FRIDAY』がスクープ。双方とも交際を否定せず、ただ静かに報道の波が過ぎるのを待った。その後も『月曜から夜ふかし』などでマツコ・デラックスに「謝りなさいよ、多方面に」とツッコまれるなど、恋愛を“ネタ”として昇華させてきた姿が印象的だった。
以降、村上は度重なる恋愛報道にも誠実に対応し、浮ついた言葉を一切口にしなかった。「もう恋愛はいい」「仕事が恋人」と語っていた彼が、30年の芸能生活を経てようやく見つけた“静かな愛”には、重ねた年月の厚みが感じられる。
村上信五、結婚後もファンと歩む“第二の人生”
今回の結婚報告文では「今後も楽しんでいただけるよう一生懸命努力いたします」と決意を新たにしている。SNS上では「信五くんらしい言葉に泣いた」「やっと幸せを掴んだね」と祝福の声が続出した。
一方で、「アイドルの結婚は寂しい」という複雑な心情を吐露するファンもおり、それだけ彼が多くの人にとって“特別な存在”だったことの裏返しとも言える。
関西の気質と芸能界の厳しさの中で磨かれた村上信五という人間は、飾らない真面目さで長く愛されてきた。
その彼が選んだ結婚は、きらびやかな世界の中で見つけた小さな灯火。
芸能生活30年を経て、村上信五の物語は新たな章を迎えた。