優先席で配信、注意した高齢者を突き飛ばす

スペイン出身の迷惑系外国人配信者 ケルトン(@keltonlive) が、日本の電車内で高齢男性を突き飛ばす映像をSNSにさらし、大炎上している。優先席に座って大声で配信を続けるケルトンに対し、高齢男性が繰り返し注意をしたところ、逆上したケルトンが背中を強く押し退ける場面が記録されていた。映像は瞬く間に拡散し、公共マナーを踏みにじる暴力行為として強い批判を浴びている。
世界に広がる怒りと本人の弁明
炎上の渦中、ケルトンはInstagramで弁明を試みた。
「Japan is my favorite country in Asia. 悪い経験や日本人がアグレッシブでも、日本が好きな気持ちは変わらない」と述べたが、日本のSNSでは「だから何?」「日本人もLuffyもお前が嫌いだ」と冷笑され、謝罪は逆効果となった。むしろ「自己正当化に過ぎない」との見方が広がり、批判の炎は世界へと飛び火している。
TikTokに残る「盗電」映像
さらにSNS上では「迷惑外国人の @keltonlive のTikTok!! 老人への暴力以外にも盗電してたり、すごいぞ!さすがはTikTokは中国だから消されもしないぞ…」といった指摘も拡散されている。YouTubeやInstagramでは問題動画が削除されやすい一方、TikTok上では未だ映像が閲覧可能な状態が続いており、プラットフォーム運営への不信感も広がっている。
過去にも繰り返された迷惑行為
ケルトンはこれまでも日本滞在中に数々の迷惑行為を繰り返してきたとされる。寺院で花火を打ち上げたり、御神体前に無断で立ち入って供物をいじったり、路上で大声を張り上げたりと、日本の公共空間や文化財を軽視する行動が複数報告されている。
女性に対する嫌がらせまがいの行動も撮影されており、いずれも「挑発して動画に収め、注目を集める」ことを狙ったものとみられる。こうした背景もあり、今回の暴力行為は単なるトラブルではなく、常習的な迷惑配信の延長線上として受け止められている。
著名人も激怒、広がる社会的反発
拡散した映像に対しては、タレントのフィフィが「優先席で注意されても配信を続けるなど、この国を舐めている」と非難。アルピニストの野口健氏も「この場にいたら殴ってしまうかもしれない」と憤りを示した。著名人の発言はさらに注目を集め、SNSでは「迷惑系配信者を日本で活動させてはいけない」との声が相次いでいる。
麦わら帽の“ルフィ気取り”も反感の的に
ケルトンは「One Piece」の主人公ルフィ を模した麦わら帽をかぶる姿が特徴的。その姿は“冒険者気取り”と揶揄され、「ルフィの名を汚すな」と日本のネット上で嘲笑されている。ルフィを象徴に据えたスタイルもまた、反感を買う一因となったのだろうが、ワンピースのルフィは大胆ではあろうが、老人に対してあんな手荒なマネはしないだろうから、もう一度漫画の一巻から読みなおした方がいいだろう。
問われる公共空間でのマナーと対応
今回の事件は、外国人による迷惑行為の問題にとどまらず、公共交通機関におけるマナーと安全、そして拡散動画をもとにした世論形成のあり方を浮き彫りにした。警察の対応については現時点で明確な発表はなく、今後の捜査や当事者の説明が注目される。だが、文化やルールを無視し、人々を不安に陥れる「迷惑系配信者」に対して、社会全体がどのように線引きを行うかが問われている。
謝罪の言葉を発しても、ケルトンの過去の行為や動画の世界的拡散はすでに取り返しがつかない段階に入りつつある。日本社会のみならず国際社会が、この「迷惑系外国人配信者」をどう扱うのか、その行方が注目されている。