
人気グループ「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」のボーカル・今市隆二(37)が9月6日、所属事務所LDHの公式サイトを通じて、かねて交際していた一般女性との結婚と第1子誕生を発表した。
今市は「妊娠中は体調や経過に不安定な要素があり、出産まで安心してお伝えできる状況ではなかった」と説明。当初は公表を控えていたが「発表をいつのタイミングですべきか慎重に悩んでいた」と明かした。
活動自粛と謝罪の言葉
今市は今年夏、タクシー運転手への脅迫および暴行の疑いで書類送検され、示談は成立したものの活動を自粛している。
発表文では「報道が先行してしまい驚かせてしまった。大変申し訳ありません」と謝罪しつつ、「家族を持った今、これまで以上に責任ある行動を心がける」と誓った。
しかし、ファンの間では「責任」という言葉がかえって反発を招いている。
SNSに噴き出した怒り
SNS上では祝福よりも批判的な声が目立ち、怒りの投稿が相次いだ。
X(旧Twitter)では「#今市隆二結婚」「#活動自粛中」がトレンド入り。
- 「活動自粛中に結婚発表って…ファンを何だと思ってるの?」
- 「事件の説明も謝罪もまだ足りないのに、“父親になりました”なんて言われても白ける」
- 「信じて待ってたのに、家庭優先ですか。失望した」
こうした怒りの声は瞬く間に拡散され、「結婚よりも先にやるべきことがある」という意見が主流を占めている。
悲観するファン心理
長年支えてきたファンほど、今回の展開に深い落胆を示している。
Instagramのコメント欄やファンコミュニティには、次のような切実な声が並んだ。
- 「三代目の歌に救われてきたのに、今は裏切られた気持ちしかない」
- 「家族の話より音楽に戻る姿を見たかった。もう以前のようには応援できない」
- 「ファン歴10年だけど、今回ばかりは気持ちが離れてしまった」
一部では「父親になったことで責任感が増し、復帰への追い風になるのでは」との前向きな意見もあるが、多くの声は「信頼回復は容易ではない」と冷ややかだ。
所属事務所とメンバーの対応
LDHは「プライベートのご報告となりますが、本人からの強い意向によりお伝えいたしました」とコメントし、あくまで個人の決断として受け止めている。
一方で事務所内には「ファン心理を考えれば、発表のタイミングはもっと慎重であるべきだった」との声もあり、内部でも意見が分かれているという。
また、三代目メンバーの公式なコメントは現時点で発表されていないが、関係者によると「グループとしての活動に水を差しかねない」と困惑する空気があるという。
あるメンバーは「プライベートは尊重するが、グループの看板を背負っている以上、説明責任も伴う」と周囲に漏らしているとされ、メンバー間にも温度差が生じている可能性がある。
グループへの影響と今後
「R.Y.U.S.E.I.」「花火」などで国民的な人気を誇る三代目JSBにとって、今回の報告はイメージ戦略上のリスクとなる。ファンの間では「このままではグループ全体の信頼も揺らぐのでは」との不安が広がっている。
LDH関係者は「父親になったことは彼にとって大きな転機。人間的に成長した姿をステージで見せられるようになるはず」と復帰後の飛躍に期待を寄せるが、現実にはSNSに渦巻く怒りと悲観の声が大きなハードルとなっている。
今市が再びステージに立つとき、真摯な姿勢を示せるかどうかがファンの信頼回復の鍵となる。結婚と誕生という人生の喜びを報告した裏で、世間の視線はこれまで以上に厳しく注がれている。