
人気グループ「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔(32)が、8月28日をもってグループを卒業することを所属事務所「STARTO ENTERTAINMENT」の公式サイトを通じて発表した。事務所からの退所はせず、今後は俳優業に軸足を移すという。
18年の活動に幕 グループは7人体制に
公式発表によれば、中島は31日に出演予定だった野外音楽フェス「a-nation 2025」への参加を取りやめ、グループは7人体制でのステージに臨む。Hey! Say! JUMPは2007年にデビューし、今年で18周年を迎える。21年には岡本圭人が脱退しており、グループの体制変更は今回で二度目となる。
「お芝居に対する思いが強くなった」
中島は公式コメントで、「デビューから18年、メンバーとファンの皆様と見てきた景色は、どれもがかけがえのないもの」と感謝を述べた。その上で「1人の人間として何ができるかを考えた時、自分にはお芝居に対する強い思いがあった」と明かし、俳優業専念の決意を伝えた。
グループの節目となる20周年を前にした決断に、「最後までメンバーの優しさに甘えることになり、申し訳ない気持ちでいっぱい」としながらも、「中途半端な思いで活動を続けるより、ここで卒業することにした」と率直に語った。
事務所「意向を尊重」 ファンクラブ設立も予定
所属事務所は声明で「中島からの独立したいとの申し出を全員で尊重することにした」と説明。今後は俳優活動に専念し、2025年10月には個人ファンクラブ開設を予定していることも明らかにした。
メンバーからのエール
Hey! Say! JUMPのメンバーも「18年という長い時間を共に歩み、家族のような存在だった」と振り返り、「中島の芝居にかける熱量を受け止め、応援する決断をした」とメッセージを寄せた。「20周年に向け、最高のステージをファンに届ける」とも誓っている。
SNSに広がる反応
卒業発表は瞬く間にSNSを駆け巡り、X(旧Twitter)では「#中島裕翔」「#HeySayJUMP」がトレンド入りした。ファンからは驚きと寂しさ、そして応援の声が入り混じった投稿が相次いでいる。
- 「突然で涙が止まらない。でも裕翔くんの決断を尊重します」
- 「グループでの裕翔くんが大好きだったから寂しい…けど俳優としてもっと輝いてね!」
- 「18年間ありがとう。これからは一人の俳優として羽ばたいてほしい」
- 「20周年を一緒に迎えてほしかった気持ちは正直ある。でも応援するしかない」
- 「演技に集中する裕翔くんを見られるのは楽しみ。推し続けます」
- 「JUMPが7人になるのは悲しいけど、裕翔くんが見せてくれる新しい景色を楽しみにしてます」
- 「裕翔担としては複雑すぎる。でも本人が前を向いているなら、私も笑顔で応援したい」
- 「JUMPの楽曲に裕翔くんの声がないのは想像できない…」
- 「演技の裕翔くんがもっと世界に広がっていくと思うとワクワクする」
- 「寂しいけど、JUMPも裕翔も、両方応援する」
ファンの声は「惜別」と「激励」が入り混じり、まさに節目を迎えた心境が表れている。
多彩な表現力で活躍
中島は俳優としてフジテレビ系ドラマ「純愛ディソナンス」、映画「#マンホール」などで主演を務めたほか、NHKドラマ「大奥」や映画「366日」などの話題作にも出演。繊細かつ幅広い演技で高い評価を得ており、今後は俳優として新たな挑戦を続けていく。