「興亜商事株式会社の奥村さんはまさに“挑戦者”」と語るのは、株式会社中部シイアイシイ研究所代表取締役の山口弘修さん。
ともに大久保秀夫塾で学んだ同期生である2人は、企業を社会的な存在と捉え、社員とその家族・お客様・取引先・地域社会などのステークホルダー全体への貢献(公益)を重視する日本発の新しい資本主義の在り方である「公益資本主義」を経営者として実践する同志でもある。
今回は山口さんに、奥村さんとはどのような存在かを伺った。
奥村さんは尊敬できる「挑戦者」
中部シイアイシイ研究所の山口さんと興亜商事の奥村さんは、ともに大久保秀夫塾の1期生だと伺っています。単刀直入にお伺いしますが、山口さんにとって、旧知の仲である奥村さんはどういった存在でしょうか?
山口
私にとって奥村さんは積極的に前に出ていく「挑戦者」として尊敬できる存在ですね。いつも感心しながらご活動を拝見しております。
私も奥村さんも大久保秀夫塾の1期生の同期です。第1期が2011年ですので、もう10年以上前からのお付き合いになりますね。
大久保秀夫塾とは、公益資本主義推進協議会(PICC)の大久保秀夫会長が、過去30年の経営者人生で習得した思考と行動を学び、「成功する社長力」を身に付けるための経営塾であり、私は所属する倫理法人会の方からのご紹介で知りました。
山口
公益資本主義が目指す正しい在り方と王道経営をそのまま実践して成長していく姿が印象的でしたね。
奥村さんは大久保会長と一緒にカンボジアへ訪問した時に、分別が一切されていないごみ処理の現状を見たことをきっかけとして、その後単身でカンボジアに渡り、現地の人たちに向けた環境教育を行うようになりました。
愛知県で再生資源の回収などの事業を展開している奥村さんにとって、カンボジアでの経験は衝撃だったようです。
これでは「地球益」にならないと考え、カンボジアでの活動を始めたというところですが、その行動力が本当に凄いと思いますね。
現地の行政と連携をとりながら、持続的に活動できるように奮闘する奥村さんのエピソードからは勇気をもらえます。
大久保秀夫塾の同志として誇りに思う
そんな奥村さんに今後期待することを教えてください。
山口
そうですね、カンボジアでの活動は苦しい時ももちろんあったでしょうし、全てが順風満帆ではなかったと思います。
しかし、日本とカンボジアを行き来しながら、現地のごみ問題を解決するだけでなく、現地で会社を立ち上げて雇用も生み出すという素晴らしい結果を出していらっしゃることに、経営者として、人間として深く尊敬の念を抱いております。
そんな奥村さんに期待することは、さらなる成功を実現すること、そしてカンボジアで採用した人も含め、興亜商事株式会社に関わる人が全て幸せになる会社づくりを継続していくことです。
大久保秀夫塾の同期生として奥村さんのご活躍を誇りに思います。引き続き、頑張ってください!
◎企業情報
会社名:株式会社中部シイアイシイ研究所
代表:代表取締役山口弘修
事業内容:
①クリーンルーム用衣服の特殊クリーニング(ブランド名CIC)
②ウェハーキャリアやパーツ類等の精密洗浄(ブランド名SCC)
③クリーンルーム関連商品販売
所在地:本社〒441-0301 愛知県豊川市御津町上佐脇大郡23番地
TEL:0533-77-2150
FAX:0533-77-2155
資本金:3,000万円
創立:1984年(昭和59年)9月