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大間マグロの「廃棄部位」が宝に?LEGRAのペット戦略

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大間マグロの「廃棄部位」が宝に?LEGRAのペット戦略
提供:株式会社LEGRA

青森県大間産の本マグロ、そして宮崎県産黒毛和牛。誰もが知る最高級食材の裏側で、栄養豊富ながらも「形」や「部位」を理由に捨てられてきた現実がある。
株式会社LEGRAは、この未利用部位をペット用プレミアムトリーツへと転換し、飽食の陰に隠れた食糧問題へ鋭く切り込んだ。

 

「海のダイヤ」の捨てられる運命を変える

2026年3月5日、ペットフードの常識を覆す一品が産声を上げる。株式会社LEGRAが放つ「RUBY JERKY(ルビージャーキー)」だ。原材料に名を連ねるのは、大間産本マグロや宮崎県産黒毛和牛「いぶさな牛」。

人間ですら羨むブランド食材だが、実はこれらはすべて、流通の過程で「規格外」として弾かれ、廃棄を待つばかりだった部位である。2月21日から開始されたクラウドファンディングでは、愛犬・愛猫の健康を願う飼い主たちの間で、早くも静かな熱狂が広がっている。

栄養の宝庫「血合い」を価値へ転換する

同社の独創性は、廃棄物を単なる「安価な代用品」と見なさず、むしろ「理想的な栄養源」として再定義した点にある。代表の山浦健太氏は、飲食現場で「見た目」を理由に捨てられる高品質な素材の多さに着目した。

「血合いなどは鉄分や抗酸化成分の塊。ペットの健康寿命を考えれば、これほど贅沢な素材はありません」 そう語る山浦氏の言葉通り、同社はあえて加工の難しい未利用部位を主役に据えた。

無添加で仕上げ、素材本来の旨味を凝縮させる。この「人間用と同等の品質」と「社会課題の解決」を両立させた姿勢が、既存の市場にはない強烈な独自性を放っている。

健康寿命の追求が「資源循環」を生む

 

この事業を支えるのは、愛犬・愛猫を「家族」と位置づけ、その生涯を科学的根拠に基づいて支えたいという揺るぎない哲学だ。高タンパク・抗酸化という栄養指標の追求が、結果としてフードロスの削減という社会貢献に直結した。

「家族の健康を願う日常の選択が、日本の豊かな海や山の資源を守る一歩になる。そんな循環を当たり前にしたい」 山浦氏の視線は、単なる商品開発の先にある、日本の食文化全体の持続可能性を見据えている。飼い主の愛情を、社会を良くするエネルギーへと変換する。その鮮やかな仕組み作りこそが、同社の真骨頂と言える。

負の遺産を「物語」に変える経営の真髄

LEGRAの挑戦は、現代のビジネスパーソンに「価値の再発見」という重要な示唆を与えてくれる。彼らは、一見すると「負」であるはずの廃棄部位を、地域ブランドと結びつけることで「希少な付加価値」へと昇華させた。

地方に眠る未利用資源を、いかにして現代の倫理的消費ニーズに合致させるか。一粒のジャーキーに込められた物語は、資源不足が叫ばれる日本において、新たな富を生み出すサステナブル経営の決定的な指針となるはずだ。

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ライター:

サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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