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セイコーエプソン×アップサイクル 伝統工芸とデジタル技術の融合で地方創生へ

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セイコーエプソン×アップサイクル 伝統工芸とデジタル技術の融合で地方創生へ
提供:セイコーエプソン株式会社

セイコーエプソンと一般社団法人アップサイクルが、福島県会津若松市での共創プロジェクトを開始した。伝統技術とデジタルプリントを掛け合わせ、サステナブルな商品開発を推進する。エプソンは本活動の加速を目的にアップサイクルへ加盟した。

 

セイコーエプソンとアップサイクルの共創プロジェクトが始動

セイコーエプソン株式会社(以下、エプソン)と一般社団法人アップサイクル(以下、アップサイクル)は、サステナブルな紙糸素材とデジタルプリント技術を活用した商品開発を行う共創プロジェクトを開始した。この取り組みの一環として、エプソンはアップサイクルに加盟し、地方創生と伝統工芸の持続可能な発展に貢献する。

会津若松市に開設されたアンテナショップ「TSUMUGI」では、アップサイクルのプロジェクトで生まれた紙糸素材を活用し、地域の伝統工芸とデジタルプリント技術を融合した商品が展開される。エプソンは、最新のガーメントプリンター「SC-F1050」を提供し、技術サポートを行う。

サステナブルな紙糸×デジタルプリントの革新

本プロジェクトの特徴は、地域資源と最新技術を組み合わせた点にある。アップサイクルが手掛ける「TSUMUGI」プロジェクトでは、使用済みの紙資源を糸へと再生し、それを織物として活用する。一方、エプソンは、デジタルプリント技術を用いることで、伝統工芸に新たな価値を付加する。

さらに、「TSUMUGI」プロジェクトに参加する伝統工芸作家やクリエイターと連携し、国内外の観光客向けに体験型のコンテンツを開発。これにより、伝統文化の継承と観光促進の両立を図る。

エプソンとアップサイクルのサステナブル戦略

 

エプソンは、持続可能な社会の実現に向け、環境負荷の低減と地域社会の活性化を重要視している。特に、福島県会津地方においては、スマートシティ構想や地域活性化プロジェクトを推進し、伝統文化の継承と新技術の融合を図ってきた。

アップサイクルもまた、「使える資源を最大限活用する」という理念のもと、廃棄物を新たな価値に変換する取り組みを進めている。これらの価値観が合致し、今回の共創が実現した。

企業共創が生む新たなビジネスモデル

エプソンとアップサイクルの取り組みは、サステナブルな社会の実現に向けた企業の在り方を示している。企業が単独で環境対策を行うだけでなく、異業種と協力しながら新たな価値を生み出すことが、持続可能な成長につながる。

また、伝統工芸の保護と新技術の活用を両立させることで、地方創生のモデルケースとなる。地域の文化を活かしつつ、デジタル技術を加えることで、国内外の市場に新たな商品を発信できる可能性が広がる。

エプソンとアップサイクルの共創は、伝統と革新が交差する新たなビジネスモデルの一例として、今後の展開が注目される。

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ライター:

サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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