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公益財団法人日本財団

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〒107−8404 東京都港区赤坂1丁目2番2号日本財団ビル

瀬戸内海の未来を守る体験型イベント「たべる あそぶ まなぶ~日本財団 海をたすける春まつり~」開催

サステナブルな取り組み SDGsの取り組み
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瀬戸内海のごみ問題と対策

日本財団海を助ける春まつり
提供:日本財団

日本財団は、2025年3月1日・2日、15日・16日の4日間、岡山県と広島県にて、瀬戸内海の海洋ごみ問題をテーマにした体験型展示イベント「たべる あそぶ まなぶ~日本財団 海をたすける春まつり in 瀬戸内~」を開催する。本イベントは、寿司チェーン「かっぱ寿司」「すし遊館」「すし丸」と協力し、海洋環境保全の意識を高めることを目的としている。

 

イベント概要

イベントでは、来場者が館内でクイズに挑戦したり、縁日で遊ぶことで「お寿司引き換えチケット」を獲得できる仕組みを採用。楽しみながら海洋ごみの現状や対策を学ぶことができる。会場は、岡山では倉敷アリオ(倉敷市寿町)、広島ではクレド基町(広島市中区基町)で開催され、入場は無料となっている。

瀬戸内海は外海からの流入が少ない閉鎖性海域であり、発生するごみの大半は陸地から流出したものとされる。このため、地域住民の意識向上が課題となっている。こうした背景を受け、日本財団は2020年に岡山、広島、香川、愛媛の4県とともに「瀬戸内オーシャンズX」を発足。2028年3月までに344トン以上の海洋ごみを回収することを目標に掲げ、毎年86トンのごみを継続して回収する仕組みを構築している。

また、同財団は子どもたちに問題の重要性を伝えるため、2022年度から絵本「海をたすけるももたろう」を制作し、地域の小学校で特別授業「海をたすける学校」を実施してきた。2023年度には四国水族館で「海をたすけるすいぞくかん」イベントを開催するなど、継続的な啓発活動を展開している。今回の春まつりは、これらの活動の一環として3年目を迎える。

 

楽しみながら学べる体験型イベント

本イベントでは、スタンプラリーを通じて海洋ごみ問題について学びながら、集めたスタンプをお寿司と交換できる企画が実施される。縁日ゲームとして「海ごみ射的」や「海ごみすくい」が用意され、射的では海に浮かぶごみを狙って撃ち落とし、すくいでは瀬戸内海に見立てたプールからごみをすくう体験ができるとのこと。

会場には、海洋環境に関するクイズや、日本財団の活動を紹介するパネル展示が設置され、参加者は環境問題について学びながら、楽しむことができる。また、来場者が海洋保全のメッセージを書き込むフラッグも用意されており、環境保護への意識を高める仕掛けが随所に施されている。

今回のイベントには、プロジェクトアンバサダーとして香川県出身の俳優・飯沼愛さんが登場する。広島会場では3月15日正午から「海をたすけるクイズ&トークショー」が開催され、お笑いコンビ・髭男爵の山田ルイ53世さんとともにクイズを交えたトークを繰り広げる予定だ。

日本財団は1962年に設立され、海洋保全をはじめ、子ども・障害者・災害支援・人道支援など幅広い分野で活動を展開している。海洋ごみ問題においても、全国各地で清掃活動や意識啓発キャンペーンを行っており、本イベントもその一環となる。

今回の「たべる あそぶ まなぶ」は、楽しみながら環境問題に向き合うきっかけを提供する貴重な機会となりそうだ。

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ライター:

サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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