ログイン
会員登録
お問い合わせ
学校法人自由学園とNPO法人CLOUDYは、450名の中高生が参加する制服共同制作プロジェクトを開始した。2024年度中の完成を目指し、人や自然との共生をテーマにした「人に伝えたくなる制服」を制作する。
自由学園は2024年度から共学化を開始。それに伴い、制服の刷新が必要となった。単なる機能性や価格だけでなく、エシカル・サステナブルな視点を取り入れ、社会課題に関わる教育的価値を持つブランドとの協働を希望していた同校は、CLOUDYに声をかけ、今回のプロジェクトが実現した。
生徒450人が参加、「人に伝えたくなる制服」へ
新制服のコンセプトは「人に伝えたくなる制服」。全校生徒450人が制作プロセスに積極的に関わることで、学びの機会を創出する狙いだ。CLOUDYは生徒一人ひとりの思いをヒアリングし、ガーナ在住のデザイナーがデザインに落とし込む。2025年度からの導入を目指し、準備を進めている。
自由学園学園長「より良い社会を創る学びの場」
自由学園の更科幸一学園長は、「自由学園の変わらぬ使命は、より良い社会をつくること。人と人が緩やかにつながり合い、相互扶助の精神で愛し助け合う社会、地球上のすべての動植物に優しい社会を、学びを通して実現していく場が自由学園」と語る。CLOUDYとの協働を通して、制服がより良い社会を創る一助となることを期待している。
CLOUDY代表「社会問題解決への責任を制服に」
CLOUDY代表の銅冶勇人さんは、「自由学園の生徒たちの無邪気さ、自由な校風、そして社会問題への意識の高さに感銘を受けた。今回のプロジェクトは、生徒たちとCLOUDYが共に社会問題の解決策を制服という形で表現する試み。今伝えたい、伝えるべき責任を制服に込める」とコメント。
自由学園とCLOUDY、それぞれの概要を紹介
自由学園は1921年創立。2024年に共学化し新たなスタートを切った。3万坪の広大なキャンパスで、未就園児から大学部まで一貫教育を行う。CLOUDYは2010年設立のNPO法人。ガーナでの学校建設、雇用創出、健康支援などを通して、途上国支援に取り組んでいる。
